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日本三景・天橋立を、味わい尽くす
まずはこれを観てほしい。
これだから京都市内の一極集中が止まらない。
せっかく京都に来たんだから、祇園にいきたい、金閣寺にいきたい、嵐山にいきたい。
それは仕方がない。
さすがに京都市内は魅力が大きすぎる。
でも2度目3度目と京都を訪れる機会があったら。
今回は、ちょっと足を伸ばしてみるのはどうだろう。
そんな姉のひと言からはじまった丹後への旅について、拙くも文章に残そうと思う。
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『天橋立をあるく』
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京都駅から車を走らせて、桂あたりでICに乗り込む。
さすがに3連休の中日は、道が混んでる。
京都縦貫道路は、9割ぐらいの道が1車線だ。
渋滞でなかなか進まない。
50kmを2時間ぐらいかけて通過した。
みちの駅「京丹波 味夢の里」
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京都府内でも有名なパーキングエリア。
ひろいし、きれいだし、丹波の地のものがたくさんあって楽しい。
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京都府宮津市、天橋立に到着
車で京都駅から約2時間半。
遠いですねぇ。
時刻は13時をまわっていた。
まずは腹ごしらえをするということで満場一致。
天橋立でランチといえば。
日本海の海鮮、と思いきや。
コレなんです。
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う、うまいぃ。
僕が食べた鶏塩ラーメンは数量限定らしく、一般的には醤油ベースが定番メニュー。
お腹も満足したところで、次は歩く。
天気にも恵まれて最高の観光日和。
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ここから約3.6km。
数千年前、自然の風によって生まれたこの砂浜の道を一歩一歩進んでいく。
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1時間ほどぶらぶらと歩いた。
いい天気でそれでいて7月とは思えない涼しい風があった。
おかげで全員無事に渡り切ることができた。
北側に着くと、家が多くて生活感が漂う。
今回は時間がなくて行けなかったが、「阿蘇の舟屋」という家の下が船着場になってる珍しい住居もある。
再び歩くこと10分。
突然、神聖な空気が流れ出す。
元伊勢籠神社
丹後国の一之宮。
天橋立の北側に鎮座する。
伊勢神宮に祀られる天照大神と豊受大神が、伊勢に遷される前に鎮座していたことから「元伊勢」とよばれる。
祭神の彦火明命は、当社の宮司家海部氏の祖。
当社の所蔵する「海部氏系図」(国宝)は、彦火明命から平安時代初期までの家系を記したもので、日本最古の家系図とされる。
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天橋立を間近に感じながら渡る手段は3つある。
僕たちみたいに砂浜を歩いて進むのと、レンタルサイクルと、フェリーで海を渡るパターンだ。
今回は、姪っ子ちゃんがいたので歩いたが、自転車で風を切りながら疾走するのは最高だと思う。
ちなみに復路は、フェリーを使ったので10分ほどでスタート地点に戻ってきた。
この時点で、時刻は16時を迎えようとしていた。
まだアレをやっていない。
ここにきてアレをやらずには帰れない。
僕たちは帰りの渋滞を気にしながらもリフトに乗り込んだ。
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ふぅ。
これで目的はすべて達成した。
落ちかけている夕日と共に、僕たちは降りていく。
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また来るよ、天橋立。
海の京都は、終わらない。
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