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初めての”うるい”と初めての「おひたし」

今まで「おひたし」と呼んでいたものはやっぱり「おひたし」ではなかったのだなと思い、本当の「おひたし」に感動した話です。

「おひたし」というと、ほうれん草のお浸しが定番ですよね。
しっかりと料理を教わったりせず、ネットのレシピだよりでやり過ごしてきた私が作るおひたしは「おひたし」ではなく「おかけ」程度だったようです。

今まで「おひたし」だと思って作ってきたものは、
・お野菜を茹で
・水をぎゅーっと絞り
・ちょっとのお出汁的なものとお醤油をかける
・鰹節か胡麻とかを掛けて食べる
という感じでした。

そもそも「おひたし」にあまり興味がなかったし、
お野菜を食べる手段くらいの感覚で作っていました。

そんなこんなですが先日noteにて出会ったこんな記事



この記事の中の作り方ではお野菜がひたし地というお汁にしっかり浸されています!まさに「おひたし」
やっぱり「おひたし」って浸すものなのね。としみじみ思いながら、
いつか作れたらいいな…くらいの気持ちでした。

そして聞いたことのない”うるい”という山菜。
白くて細長くてネギにも似ているけど見た目からは味の想像がつきません。
ウルッとしていてなんだか気になる。

そんな記事を見た翌日、訪れた産直に”うるい”が!
やはりウルッとしており、葉っぱの部分なんかは山の川辺とかに生えてそうな、食べるものではないような質感をしています。

これを「おひたし」にするとどうなるのかもとても気になり、
「おひたし」を作ることに。

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うるい以外に、今までの「おかけ」との違いを実感したいと思い、ほうれん草と、記事中にて切り方も印象的だったアスパラガスも一緒に浸すことにしました。

それぞれ丁寧に茹で、冷水に取り優しく水気を絞ります。
お出汁は濃縮の鰹出汁を使ってしまいましたが、
それ以外は忠実に。

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お出汁の優しい香りに包まれて、ひたひたに浸した「おひたし」が完成!

半日寝かせて頂きました。
お野菜の食感や風味も感じながら食べることができ、ひたし地がジュワッと染み渡る美味しさ!
今までの「おかけ」とは全く別物でした。

うるいはクセがなく、食べやすい
茎の白い部分は少しぬめりがあって、ひたし地とよく絡んで美味しいです。
季節の恵みを体内に染み渡らせるような気持ちで頂きました。

これからはほうれん草だけではなくいろんなお野菜で
「おひたし」を楽しみたいなと思いました。


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