年収300万円と時給1500円
上記記事を書いて4ヶ月。
ふと、この記事のことを思い出したので
もう一回読んでみました。
4ヶ月成長した視点で記事を書いてみます。
給与をもらう人の視点
求人票は給与が分かりづらいことが多い。
月の給与を見て年収いくらに
なるのかよくわからない。
求人を出している企業が
雇用したいと考えるなら、
ここを分かりやすくすることが
大切だと考えるけど、
多くの企業がそうしないのは
何か理由があるのか。
ということで株式会社PiPotal
ではとてもシンプルである。
年収(円)=
労働時間(時間)×時給(円/時間)
+賞与(粗利×n%)
としてます。
例えば年間1920時間働くなら
月の平均は160時間。
よって月給=160×時給となります。
私たちはその人が持っている
資本に応じて時給を決めます。
時給に関しては基準があるので
それと対応させます。
その時の一つの基準に
時給1500円があります。
まずは従業員全員が
時給1500円を超えて働けるように
成長を支援していくことが大切であり、
年収300万円かつ月に160時間が
負担のない働き方になると考えてます。
希望する人がいたら
165時間や170時間働いてもいいように
仕組みを作りますし、
できるなら時給を上げて
生産性を上げてほしい
というのが私の思いです。
給与を払う人の視点
年収300万円の人を雇用したときに
PL上は300万円ではありません。
ネットで調べると1.5倍は
費用がかかると書いてます。
1.5倍はその通りだと思います。
したがって、年収300万円の人が
粗利を450万円でトントンになります。
この状態では昇給できない状態です。
この人が粗利600万円
生み出すとしましょう。
これで会社に利益を残しながらも
自分がもらう分を稼げいるので
歓迎されるでしょう。
この人が粗利900万円稼げるなら
年収の3倍となり
優秀な社員ということになります。
もし、この人に今後年収300万円なら
会社は利益が大きくなりますが
転職してしまうリスクがでるでしょう。
他の企業から声がかかってしまいます。
そのため3倍まで稼げるようになる人には
年収を上げて粗利の3倍にならないように
仕組みを作ることが経営者の仕事でしょう。
この数字はあくまでも例です。
例えば年収300万円の人が
粗利600万円稼ぎだしているとき
今よりも労働時間長くなるけど
他企業より400万円提示されたら
転職してしまう可能性はあります。
そのため、年収だけで考えずに
時給で考える必要があります。
また、福利厚生も含めた部分も考えたり、
成長支援についても
言語化して伝えていくことが大切になります。
つまり、その人が稼いでいるのに
年収を押さえ続けると転職されてしまう。
一方で
年収300万円の人が粗利300万円の稼ぎのとき
転職すると会社にとってプラスになります。
したがって、自分の年収と粗利の関係は
常に知っておいたほうが
いいよという話になります。
これらを踏まえて
株式会社PiPotalでは内定を出した人が
求めたら全員にPLを公開しています。
また、雇用契約がある社員に対しては
財務諸表を公開しています。
これを見ると何にお金を使っているか
役員の給与がいくらか、
人件費がいくらなのか
すべてみえるようになります。
運営が健全でないときに、
情報を公開することはマイナスになりますが
社内公開することを
前提に運営することでより健全な
経営ができると思い公開しています。
そのため、他社よりも
弊社にいる社員は人件費についての
理解が深くなり
お客様にもよいサービスを提供できると
考えています。
次回は今回の話を少し補足します。
株式会社PiPotal まつもと まさひろ