30分との付き合い方
まじめに勉強法を考えていた。
30分しか集中力のピークがないわたしの勉強の仕方を書いてみようと試みたけれど、現在絶賛、離職後、就活中の身。
正直、じぶんでも、今まで努力して身につけた知識や経験を疑っている。
書き直してそれっぽく仕上げてみたけれど、読み直せば、読み直すほどモヤモヤするばかりで、スッキリしない、やーめた。
そう思って、ラジオを聞き始めた。
■いま覚えたい歌
将来の不安をアレコレ考え、自分の経験に不信感を抱く、スッキリしない気持ちで洗濯物をたたみ、ラジオを聴いていた。
流れてきたのは「アメリカ50州覚え歌」
TBSアナウンサーの安住紳一郎さんの「日曜天国」。
ファンの方、多いと思います。
わたしは心が沈みがちだった今年、ほとんど聞くことがままらならず。最近になって、久しぶりにリスナーにカムバック。その久しぶりの回に「アメリカ50州覚え歌」という前回の大統領選のときと同じネタをやっているではあーりませんか。
アメリカ大統領選を目前に控え、「アメリカ50州覚え歌」をおぼえたいと、心に誓うリスナーの皆さんが幾人も次々、立ちあがっていく、面白おかしい投稿が続く神回でした。いや毎回、毎回、神回と思うくらいに面白い神ラジオですよね。
やっぱり、好きだわ。安住さん、とトキメキを隠せない40代主婦。
聞いていて驚いたのは、安住さんがこの「アメリカ50州覚え歌」の為に、はじめはアメリカ大使館に出向いて、教えていただいたエピソードをさらっと話していた所。安住さんの熱意に感動し、再びトキメキ、この歌の為に大使館に入っていく安住さんをまた妄想が暴走してしまう。
元TBSアナウンサーの伊東楓さんとの対談記事を読んで、安住さんのおそろしい程の(褒めています)熱量の下準備によろめいてしまいました。
現在のわたしには安住さんのような心持ちで仕事と向き合えない。正直、就活自体に怖ささえ覚えている。なのに、安住さんの話に引き込まれ魅了され、その姿勢に憧れる。
わたしは将来の為に役に立つスキル勉強して、自信をつけるのも良いかな…とちっぽけな夢を思い描いていた。
しかし、いつ、どの場面で、役に立つのかも分からない「アメリカ50州」を覚えるために30分使うのが、楽しそうだなぁと思い始めている。
安住紳一郎さんは番組内で語っています。
「かならずどこかで役に立ちます」と。
就活にそなえて、将来を見据え…
いま覚えたいのは「アメリカ50州覚え歌」
■たのしいが一番強い
声を発せず1日の大半を過ごしているので、ときどき自分の声がちゃんとでるのか「あー」とムダに発声をし、マイクテストならぬ、ボイステストをしている。
歌うのはいいんじゃない、一石二鳥!
しかも、いつか「すごいね!」なんて褒められるのか、珍しがられるのか分からないけれど、その日を夢見て始めてみようかと思います。
わたしの集中力は30分。フルに活用してみます。みせますとも。
新しい歌を覚えるなんて久しぶりだ。
何で離職したんだろう、傷つく言葉に今もどうして怯えているんだろう、せっかく取った資格も全部水の泡だ、悲しい、つらい、と嘆くのも30分なら、歌って覚えるのも30分。
強くて固い鎧じゃなくても、覚えた先に新しい扉が待っている。
結局、楽しめたものが一番強いのではないのかと思い始めている。(自分調べ)
30分、されど30分。
挑戦はたのしい。