見出し画像

1. 彼氏ができる前日、運命の人に出会った

遡ること4年前、2020年に大学に入学した。
コロナ真っ最中で前期は完全オンラインのため実家暮らし。

とあるミーティング(以下mtg)で知り合ったのが、3年生のK先輩と同い年のTくん。


K先輩は世話好きで、レポートの書き方どころかパソコン操作がままならない私に手取り足取り教えてくれた。
最初はZoomを繋げてレポートの添削をしてもらっていたのだが、一緒に課題をするようになり、気付けば夜はLINE電話に切り替えて毎晩寝落ち通話するようになった。

私は超アナログ人間なので「会ったことない人を好きになるなんてありえない!」派閥だったんだけど(笑)、毎晩話すと意外と相手のことを知ることができた。
好きになるまでそんなに時間を要さなかった。


-------------9月20日
半年遅れで寮に入ることができた。
(私の大学は1年生が原則寮に入り、2年生から一人暮らし)
K先輩と22日にランチの約束をしていた。
いよいよ会える……!!


-------------21日(前日)
例のmtgで寮の話になった。
「みんなどこに住んでる!?私は○棟の○○号室」「俺は○棟…」と1人ずつ部屋を言っていった。
するとTくんが私の真下に住んでいることが判明。

「mtg終わったら早速行くわ!笑」と言うと『別にいいけど笑』と言われ、mtg後、本当に部屋に行くことに。
(今思えば男の子の部屋にホイホイ行くべきじゃないな。笑)


Tくんと個人的に話すのはこれが初めてだった。
初めて会うはずなのに何故か全く緊張しなかった。
むしろ意気投合して、気付けば5,6時間話していた。(話しすぎ笑笑)

「我々似すぎだね」
『初めて会った気がしないよな』
「『前世双子説!?」』なんて笑い合った。


この人だったかもしれない……

なんて、浅はかな考えがよぎった。

K先輩とのランチまで少し時間があったので、自室に戻り仮眠を取った。


2に続く

この記事が参加している募集