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北欧のコト | デンマークの春の合図


年が明けると、春が待ち遠しくなります。
真っ白な雪景色も綺麗ですが、やっぱり色づいた季節も恋しい。


デンマークは冬から春へ変わってゆくのがゆっくり。

森ではまず凍っていた水が動き出し、雪溶け水が森を巡ります。



春が訪れる前には濃い霧の日がたびたびあります。
数百メートル先も見えないほど、濃い霧です。



そして4月頃になると、新芽や蕾が顔を出します。
鮮やかな緑です。

デンマーク人は木々の新芽を食べます。
森を散歩しながら食べるのです。
驚きました。
わたしもマネをして食べてみると、すごく柔らかくて味は想像どおりの葉の味でした。



春の訪れの合図は、スノードロップと呼ばれるこの白いお花です。
花言葉は「希望」
スノードロップが咲くと景色は一気に緑に変わります。
蕾はどんどんふくらみ、ふんわりと花を咲かせます。



グレーだった森が少しずつ色づく移り変わりは、なんだかわたしの気持ちを押してくれました。

ここの冬も寒さが和らぎ、少しずつ春の合図を見つけるのが楽しみです。


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