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北欧のコト | ヘルシンキの乗り物あれこれ

その土地に着いたらまず、目的地までどう移動するか考えなければいけません。
フィンランドの乗り物は日本の料金システムとは違うので、初めてチケットを買うときはとまどいました。


フィンランドの交通機関では、特にヘルシンキをはじめとする都市圏で「ゾーン制」が採用されています。これは、公共交通機関(バス、トラム、地下鉄、フェリーなど)の運賃が地理的なゾーンに基づいて設定されるシステムです。エリアごとに運賃が異なり、移動するゾーン数によって料金が決まります。

ヘルシンキの交通ゾーン制

ヘルシンキの公共交通機関は、ヘルシンキ都市圏交通(HSL)が運営しており、都市圏は複数のゾーンに分けられています。これらのゾーンは、主に次のように分類されています:
1. ゾーンA - ヘルシンキ中心部
2. ゾーンB - ヘルシンキ郊外
3. ゾーンC - ヘルシンキの外縁部
4. ゾーンD - 近郊や郊外地域(例えばヴァンターなど)

チケット料金は、旅行するゾーン数に基づいて設定されており、例えばAゾーン内だけの移動と、AからBゾーンをまたがる移動では料金が異なります。ゾーンが増えるほど料金が高くなります。

チケットシステム

• 単一チケット:移動するゾーン数に応じた料金。
• 複数ゾーンチケット:複数のゾーンにまたがる場合。
• 日中・時間帯ごとの料金:一部、ピーク時や特定の時間帯に料金が変動することもあります。
• リチャージ可能なカード(HSLカード):定期券として使用でき、一定の期間内であれば利用回数に応じて料金が割安になることがあります。

利用の利便性

ゾーン制は、利用者が目的地に応じて料金がどれくらいかかるか事前に分かるため、非常に便利です。また、HSLのモバイルアプリやウェブサイトを通じて、ルート検索や運賃計算が簡単にできるため、観光客にも使いやすいシステムとなっています。

ゾーン制の導入によって、公共交通機関の利用がスムーズになり、料金体系が透明化されている点が特徴です。

 出典 ChatGBT


7日間ヘルシンキに滞在プランのわたしは、中心地から少しはなれたB区域にアパートを借りていました。
毎日乗り物を使うことを予想して、7日間分のデイチケットを購入。
1日ごとに買うよりも断然お得です。
バス、電車、トラムはもちろん、世界遺産のスオメンリンナ島行きのフェリーにもこのチケットで乗れます。

HSLという交通アプリを使えば、アプリ内でチケットを買うことができます。
駅名を入力すると、どこまでのゾーンのチケットを買えばいいのか教えてくれるのでとても便利です。



ヘルシンキ中心地は散歩好きなら、徒歩で移動できます。
だけどトラムからヘルシンキ街並みも見るのも楽しいです。
デイチケットをもっていれば、気のすむまで乗ることも。
トラムはとても静かに走ります。
スーときて、スーと出発します。
トラムでは運転手さんにチケットをみせる必要もありません。
ついでにいうと、フィンランドの駅には改札もありません。

ときどきチケットを購入しているか確認する見まわり隊の人いるそうですが、基本的には信頼で成り立っているそうです。



地下鉄の席はボックス席です。
日本と同じようにわざわざ近くに座るようなことはしません。



バスに乗るときに気をつけないといけないのが、乗りたいバスが来たら手をあげること。
そうしないと、バスは通りすぎてしまいます。

バス停にはいろんな行き先のバスが来るので、アプリで自分が乗るバスの番号を確認しておくといいです。


異国の地での乗り物。
それぞれのシステムがあります。
スマートの乗りこなせたとき、なんだかその国に住んでいる人に近づけたようで嬉しくなります。

わたしは乗り物に乗ったとき、日本人を代表していることを念頭におきます。
マナー第一。
ほんの小さなことかもしれませんが、日本人の良さをこっそりアピールしているつもりです。

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