台南でベジタリアンになる(実験)
新たな滞在先に来て1週間が経ちました。朝6〜12時まで仕事(休憩ミーティング入るので実質5時間)、週休2日。私の仕事はバナナメンテナンス、草刈り、たまに果実の収穫など。およそバナナマンです
午後はまるっきり休みなので、仲間に中国語の勉強を手伝ってもらったり、料理当番の時なに作ろうか考えたり。
午後はほぼ100%雨が降ります。天気なのにこんな正確な事があるのか?っていうくらい機械的に。スコールみたいなもんか。早朝から湿気もなかなかで、蚊に刺されが絶えません。
ここはパーマカルチャーの農園で、敷地は広大。ボスは陽気なオーストラリア人です。なんでだか、景観はそんなに好きではありません。植物も多種、昆虫もいるのになんで気に入らないんだろう?としばらく考えていたのですが、たぶんもっと雑多な場所が好きなんです。知らない物に溢れててワクワクするから。芝生や砂利やコンクリなど、人間の手が加わった景色が気に入らない要因かな。台湾に着いて最初の滞在先がココだったらすごく感動したのかもしれないけれど、果樹や植物についてある程度知識がついたので そんなに驚かなくなりました。あまり気に入らなかった事で、自分がワクワクするものが何か考察出来たので有難い場所ですね。
今までの滞在先と異なるのは、台湾人の仲間がいること!毎日言葉の勉強をさせて貰っています。たぶん、その為にここに来たのかな。
日本人からすると似た音の言葉が沢山あります。意味の違いや用法について質問をすると、そんなの考えた事無かった…と言いつつ、議論をしながら一生懸命考えてくれます。良い場所です。たまにみんなで夜市に繰り出す事も。そういえば来台前に日常的に台湾人と夜市に行きたいなぁと想像していたので、あなたの思考も現実化する。
ここはリトリートセンターと併設されている事もあり、食事は菜食主義。と聞いていたけど、実際卵も乳製品も使わないからヴィーガン生活。ヨガの思想に則り、玉ねぎにんにくも使いません。調理はボランティア仲間で当番制。野菜だけの調理、最初は戸惑ったけど 幅を広げられて楽しいです。あ、ちなみにベジタリアンの語源はベジタブルではありません。ラテン語で“活力のある、健全な”を意味する vegetus から来ています。
ボランティア仲間は元々のベジタリアン・ヴィーガン、ベジになりたい人、拘りのない人(私)と様々です。感心したのは、男性陣が料理上手(2人ともタイワニーズ)。
私より品数多いし、くやし。「生きること」が基本的に出来ているのだなと思って、感動した。
ベジになりたかった訳ではないけど、どんな生活になるのかな と興味本位で選びました。ベジ願望の人に理由を聞くと、動物が好きだから。という答えが返ってきた。動物が好きだから殺したくない、取り込みたくないという発想だと思うけど 植物はいいの?って思うよね。動物植物の差とはなんだろう。
菜食に飽きたら1人で街に出た時に唐揚げでも何でも食べればいーやーって思っていて、実際可能だけどベジ生活が1週間過ぎ、少しだけ変化があった。「肉を食べたい気持ちが起こらない。」昨日街に出て、食べたくなったら動物性のもの食べようかなぁと思っていたのに、実際店の前に来ても、雞排(大きな鶏の骨付き唐揚げ)を見ても、私の身体はとりわけ欲していないようだ。おまけに、コンビニでドリトスでもカラムーチョでも買ってやれと思っていたのに、欲が生じない。
行動の司令塔が腸だというのは、本当なのかもと体感できました。面白いので、このままベジ生活続けてみようと思います。
気まぐれにダイエットを試みた事もありますが、その時の感覚に近いですね。数日食事を控えめにすると食べ物を余分に欲さなくなる。毎日3食食べなきゃって頭だけど、本来そんなに必要ないんだよね。
動物性食品とオサラバするって事は、買い物もスピーディーになるし 支出減るし(たぶん)個人的に良き展開かな、とも。日本では暮らしづらくなりますね。実家でもご飯別になるし、友達とご飯行きづらくなる。ちなみに台湾はベジ生活しやすいです。素食専門店もありふれてるし、果物も豊富だから。ベジ食を表す「素食」の読み方は「スー↘︎シー↗︎」。日本人が聞くと、寿司です。ベジになるって事は寿司も食べられなくなるのか…oh shit
別になんかの思想に乗っ取ってる訳ではないので、いつでも肉食に戻せます。ただ、偶然にも実験スタートしたので 飽きるまで続行してみようかなと。来月には肉食べてるかもしれないけど笑 乞うご期待〜
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