【続】放課後カルテを観て新年早々ずっと泣いている件

ということで今回も引き続き放課後カルテの話題。

6話〜最終話まで無事に完走しました。
結局その後も順調に泣き進めて終わってしまった……こんなにボロ泣きした年始は初めてだよ。
多分普段の生活の時間を割いて観ていたら確実に仕事にならなかったと思うので、この休み期間中にすべて見終わることができて本当に良かった。

後半戦も泣いてしまうポイントは数多くあったんですが、個人的に特にグッときたのは、篠谷先生の回と啓ちゃんの将来の夢の辺り。
実は私の小学生の頃の将来の夢は小学校の先生になることだったので、その分胸が締め付けられることが多かったように思います。

私が小学生の頃、卒業に向けて1人1冊ずつフォトアルバムを作ってくださったりして、「先生ってこんなふうに私のことをちゃんと見ていてくれたんだ」と無性に感動したことを今でも覚えています。
現在の担任の先生がひとクラスで何人の生徒を受け取っているのかわかりませんが、仮に20〜30人受け持っているんだとして、その1人1人のことを担任として関わっている間にどれだけ知れるのかって考えたらめちゃくちゃ難しくない…?って思ってしまう。
しかも先生と関わる時って、生徒の素の部分が露呈しているとも到底言い難いと思うんですよね。もちろん素が出せる子も中にはいるのかも知れないけど、先生に自分をちょっと良く見せようとして猫を被って上手くその場を取り繕うような子も一定数いるだろうし。
そんな中でフォトアルバムに書かれているコメント内容が自分の核心を突いていたりすると、「先生どれだけ私のことを見てるんだよ…」って驚いてしまう事も多かった。

また、私自身中学受験の関係で当時同学年の子に比べると成績が良く、人に教えることも好きなほうだったので、漠然と「将来は小学校の先生になるんだ!」と息巻いていた時代もありました。
その後大きくなるにつれ、ただ授業でわかりやすく教えることだけが小学校の先生の仕事ではなく、子ども1人1人に対して常に目を向けなければならないこと、親御さんともしっかりと関わりを持たないといけないということに気づいた辺りから私の将来の夢が揺らぎ、叶えようとする気力が失われてしまったため、その後小学校の先生を目指すことはなかったんですが。
そんなこともあってか、実際に学校の先生として働いている方々は本当にすごいと思うし、頭が上がらないです。
多分私の時代以上に子どもたちの抱えている悩みも多岐にわたるだろうし、繊細なんじゃないかなぁ…と思うので。
篠谷先生めちゃくちゃ頑張ってるよ。素直に応援したくなったし、抱え込み過ぎないで欲しいなって思った。食事をして美味しさを感じるシーンとかもう耐えられなかった。

私は純粋な気持ちで夢を追いかけることを早々に諦めてしまったので、啓ちゃんが直明くんの様子を見ながら純粋に将来について考える気持ちや想いがとてもキラキラと眩しく輝いて見えたし、その輝きをできる限り子ども自身にも周りの大人にも守っていって欲しいなぁ…と願わずにはいられませんでした。

あと、最後に篠谷先生がちゃんと報われてくれるターンがあってくれて本当に良かった。
6年生の担任って素人目に見ても責任重大だろうし、昔よりも受験を意識して動いている子どもも多いだろうし…
先生がしっかりと向き合おうとする姿が最終的に子どもたちに誤解なく伝わっていて良かったなぁ…と素直に感動しました。

放課後カルテは子ども達のキャラクターが実際に私が小学生だった頃にも「こんな奴いた!」って共感できる子がたくさんいたから、特にのめり込みやすかったんだろうなと思う。
オシャレに敏感で、流行りのものをすぐ学校に持って来ちゃう子も、悪気のないセリフでマウントを取ってしまう子も、似たような服を短いスパンで着てくる子も、無駄にチャチャ入れたがる子も実際にいたからなぁ…
自分があのクラスの中で、どの子に近いポジションで身を置いていたかなと考えながら観るのも楽しかったです。

場面緘黙症についてはこのドラマを観るまで知らなかったけど、そういう子もいるんだなぁと思うと同時に、1年生の頃に学校でちゃんとやっていけるかどうか不安だなぁ…と感じていた気持ちはすごく思い起こされた。
特に私は緊張と不安のせいか、入学式のあたりで顔面神経麻痺を発症していたりしたので、その頃のことが思い出されました。
(顔面神経麻痺の影響で私の入学式の写真は1ミリも笑えていない)

あとは牧野先生の変化ですかね。
多分基本的なスタンスはそこまで大幅には変わっている訳ではないんだろうけど、それでも生徒との関わりを経て、少しずつ能動的に問題に向き合おうとする姿勢が出てきてとても良かった。
牧野先生が関わることにより救った生徒たちが、今度は人を助ける側として動いているのも非常に良い。
本当に観ていて心が温かくなる、グッとくる作品だったなぁ…と思います。

あと個人的に印象的だったことはこんな感じかな。
・ソニンさんがお母さん役やってるのが妙に感慨深い。私の中ではEE JUMPとカレーライスの女の印象がどうしても強いので…
・塚本高史さんがお父さん役やってるのも同様に感慨深い。私の中では木更津キャッツアイとかタイヨウのうたの印象がどうしても強いので……
・小学生役の子達の演技力に圧倒された。凄すぎないかみんな…将来どんな俳優として成熟していくのか今から楽しみだよ。
・wacciの曲の入りが毎回本当に絶妙。曲で泣かされた場面が幾度となくあった。
個人的には松下洸平さん×wacciのファーストテイクが元々大好きで何度も聴いていたので、このコラボ最高に幸せでした。ありがとう。

もちろん今回の主題歌もめっちゃ最高です。何ならもうコレだけでも充分泣ける。

ということで放課後カルテの話題は今回でおしまい。
私の年始のお供になってくれて本当にありがとう。めちゃくちゃいい作品でした!

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