電車で隣りになったおばあちゃんが語る「本当の少子化対策」。
先日、用事で半年ぶりに電車に乗っていたら、選挙がらみの話から、「本当の少子化対策」について話すおばあちゃんがいた。
耳を澄ます。
「夫が早く死んじゃって、三人育てるのは大変だったわよ。女がそうそう正社員になれる時代でもなし。なったって結婚か出産でみんな辞めなきゃいけない。」
ふむふむ。
「国民年金だけだから、何歳まで働こうかしらねえ。まったく。」
若干、憤り始めるおばあちゃん。
連れの女性は「うんうん、そうね」と聞いている。
「国民年金満額でも、月に6万くらいじゃない。おかしいわよ。」
「うんうん、そうね。」
「うちの子たち、もうみんな40過ぎの社会人。会社員だから、3人が払っている厚生年金保険料を合わせても、わたしがもらっている年金より、払っているんだから。」
それ以外の税金から社会保険料から何から、このおばあちゃんが一人で育ててたから、払われているってわけね。
「さらに、2人、3人、3人って孫がいるわけよ。8人も、これから社会保険料払う人間が生まれているのよ。」
「うんうん、そうね。」
「だからさあ、1人生まれたら100万とか、2人目200万あげますなんて、全然少子化対策になってないのよ!
子どもを産んだ女の人に年金上乗せ
をしなきゃだめでしょう。」
ほほう。大学まで教育費も無償化だとよりよいわね!
もちろん、世の中いろんな人がいて。いろんな配慮は必要だけど、
自分の年金が、子どもたちが払っている年金保険料より低いっていうのは、悲しいね、
おばあちゃん。
3人も育てて、大変で、国民年金しか払えなかったおばあちゃん、夫に先立たれたおばあちゃんには、年金ましまししてあげたいと個人的に思った。
おばあちゃんが産んだから、育てたから、働き世代が今3人、20年後くらいには8人も納税するわけだ。
産んだらいくらあげる、というのは、少子化対策になんてなってない。
そんなのは、みんな知ってる。そんなお金、すぐなくなる。
子育ての費用は、もっとかかる。
なんか、
「ケータイ会社を変えたら、〇万円キャッシュバック!」
みたいな感じねー。
あれも、すぐなくなっちゃうのよね。
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