建築と庭の連続
私たちは、北海道で多くの住宅設計にかかわらせていただきました。
私が庭づくり関係の仕事をしているので、建主さんの住宅やお店づくりの打合せ中にお庭もという話にもなりましたが、お金と手入れの時間があればやりましょう、と消極的になりがちな事が多かったです。(会社員なので副業できないという事情もあり)
ですが本来は、建築と庭は同時に考えられた方が素晴らしい暮らしができます。窓から見える景色は建主さんが何十年も見続けるものなので一つの部屋みたいなものです。家のそばの植物は季節の移ろいを伝えるだけでなく、日射遮蔽の役割を持ち、住環境を快適にしてくれます。
私が最終的な目標にしているのは「植物を通して人の心を動かす仕事をしたい」という事で、その仕事を夫の仕事や北海道で活躍する建築家のお仕事の連続で出来たら幸せだなと思っています。建主さんや友人知人からも何度も建築家の夫と一緒にやったらいいのにと言っていただけて、いつかそうできるようにしたいと思っています。
まずは自身で庭をつくることだと思って、夫が建ててくれた家に付加価値をつけるように庭づくりをしています。途中から周辺の山を所有することになったので、計画はさらに壮大になっています。
また、現在の仕事を通して、植栽デザインだけでなく庭をつくったその先に、植物の特性を把握しながら庭主さんの暮らしの無理のないようなメンテナンス方法、ランニングコストの想定も出来るようになりました。図面を描ける夫もいるし、私の知識と経験を今後何らかの形で活かしていきたいと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?