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【特集】武四郎記念館ツアー(主催:子供教室ミラコロ)を取材しました。

〈公開日:2024年8月23日〉

aroMaWEB特集では、松阪市で活動する市民活動団体の概要や活動をご紹介していきます。
今回の特集は、松阪市市民活動センターと住友理工の協働による助成プログラム、住友理工「夢・街・人づくり助成金」事業で2023年度に採択された助成事業の中からピックアップして取材に行った様子をお届けします!

学校以外での学習や日常ではできない体験をする・子供の資格取得を支援する活動を行なう、当センター登録団体の子供教室ミラコロさん。
7月20日土曜日に、子どもたちの夏休みお助け&お楽しみ企画として、小野江町にある松浦武四郎記念館ツアーを開催しました。
今回はツアーにお邪魔して取材した様子をお届けします。

令和4年にリニューアルオープンした松浦武四郎記念館

松浦武四郎は伊勢國須川村(現三重県松阪市小野江町)に生まれた幕末の偉人で、北海道の名付け親として知られています。
記念館では、松浦武四郎の生涯に渡る冒険遍歴や、松浦家から寄贈された貴重な資料を展示しています。

今回のツアーでは、始めに多目的室で館長の山本さんがホワイトボードやアイヌの民芸品を使って、松浦武四郎とアイヌ民族についての解説と民族衣装やアイヌ楽器の体験を行いました。
参加した子どもたちはアイヌの文化などを学び、時折感心の声もあがるなど、熱心に話を聞いていました。

アイヌの民族衣装の着用体験では、好きな文様の着物を身にまとい、記念撮影や着物の着心地を体感して楽しみました。
解説の合間には、子供教室ミラコロのスタッフさんが参加者一人一人に話しかけて理解を促したり、館長さんに質問をしたりと、解説のサポートを行なっていて、子どもたちも最後までしっかりと解説に耳を傾けていました。

参加者に質問を交えて解説する山本館長
熱心にワークブックに書き込む子どもたち

ツアーの後半は、ワークブックを配布していよいよ展示室を巡ります。
ここでも、館長さんが先導して子どもたちに展示物やパネルの解説をし、時には質問形式で参加者に答えを想像してもらっていました。
子どもたちは、展示物を見ながら興味深そうに頷いたりワークブックを書き込んだりしていて、松浦武四郎についての理解を深めていきました。

レプリカの自室に入る子どもたち

当日の様子を、子供教室ミラコロさんは「興味のある方が来てくださり、みんな楽しんでくれていた」と振り返り、館長さんからも「専門的な詳しいことも説明したが、内容が理解できている様子でした」と終了後に感想をいただきました。

北海道の平面地図に集まり解説を受ける様子
各自で自由に展示を回る様子も

この企画は、外部との連携事業を行なう主旨のもとで発案されたもので、以前に開催した旧長谷川治郎兵衛家に引き続き、博物館シリーズ第2弾として開催されました。
今回は、事前に松浦武四郎記念館側と2回の打ち合わせを行い、どういったツアーにしていくのかを両者で相談して内容を決定しました。
参加者は子供教室ミラコロの事業に初参加の子どもが多く、企画内容の需要の高さがうかがえました。

子供教室ミラコロさんでは、今後も博物館の見学や文化施設と連携した事業の開催ができればと考えています。
今後の予定や、この他の事業ついては子供教室ミラコロさんのインスタグラムをご覧ください。
https://www.instagram.com/kodomokyoshitsu.miracolo


子供教室ミラコロさんが今回の事業で活用した助成金事業住友理工「夢・街・人づくり」助成金の今年度の応募を現在受付中です。
同一団体からの申請回数の上限もありません!以前採択された団体の方もぜひお申込みください。
この地域の市民活動団体からのご応募をお待ちしています。

詳細は松阪市市民活動センターHPにてご確認ください。


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