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【vol.08】ベネチア1日目

さてさて、フィレンツェを満喫しつくしたところでベネチアへ。

と、その前に朝のフィレンツェをもうすこし味わおうと、街へ繰り出す。

買ってる

朝ごはんは抜きでいいや〜なんて思ってたのに、たまたまホテルの近くでスフォリアテッラを見つけて吸い込まれてった。

イタリアの名物、スフォリアテッラ。なぜだかここを逃したら食べられない気がしたんだよね。

めちゃくちゃバリバリ!!!
クロワッサンとかのパリパリサクサクとは全然違うバリバリ感。バターじゃなくてオイルを使うからこの食感になるんだとか。

中からは、ちょうどいい甘さで柑橘がふわっと香るリコッタチーズが顔をだす。ああ、もう間違いなく美味しいやつ。

あれ?

どこでも食べれそうなハムチーズクロワッサンまで買ってしまったのは、今回の旅で最大の過ちだと思う。(いいすぎ)

まあ小さめだったしね、余裕余裕!これくらいならおやつサイズでお腹にたまらないよ。
え、そういうことじゃないって?
いいんだよ、美味しかったんだからさ。


そんなこんなでフィレンツェを出発。

時刻表で乗り場を確認〜
2回目にして最後のイタロ
クソ重いスーツケースを上に置くのを手伝ってくれた
おじいちゃんに感謝(申し訳なさが勝つけど)
今回はクッキーの配布あり
うおーーーー!(曇ってる)
ベネチアきた!

ついにきたーーーー!ベネチア!

ワンピースのウォーターセブンのモデルなんだってね。(友だちから聞いて思い出した)



そうそう今回の旅行はガッチガチに予定を組んでいてさ。

というのも美術館とか聖堂にたくさん行きたくて、そういう人気の観光スポットは予約必須なとこも多くて。

Googleマップとにらめっこしながら必死に旅程を組んでいたわけさ。

徒歩時間も考慮したバッファ込みのプラン
徹底管理

Notionを活用しまくって作成。

SaaS系を使いこなすの大好き人間の私はノリノリで管理していたわけだ。これ作りながら、自由な旅がしたい人には窮屈すぎるだろうな、ごめんなさいって誰かに謝ってた。

しかし日本時間でスケジュール組んだもんだから、イタリア着いてすべて+8時間にしなおす羽目になったのだけど。


でも、ベネチアはほぼフリーにしていた。

たぶんローマフィレンツェで疲れてるだろうし、ベネチアは観光スポット巡るというよりは街並みを楽しむ系の旅になるだろうなと予想していたからね。

案の定結構疲れもたまってた。正解だった〜わたし!と思いながら、ホテル着いたらのんびりと20分くらいお昼寝して。

寝たら思いのほか元気になって街に出ることに。

近づいても微動だにしない鳥

うっわぁ〜〜〜〜!!!

ベネチアの街、ほんと素敵だな。
ローマとフィレンツェと全然違う。建物の雰囲気はどことなく似ているのだけど、街全体を包む空気とかが違った。

至る所に張り巡らされた水路、どこに繋がってるのかわからない迷路みたいな小道。

歩いてるだけでうきうきする。どれだけ写真を撮っても撮り足りない。「あ、いいな」がたくさん散らばってる街だった。

載せたのは撮って出しの写真なのだけど、これを編集するのも楽しみ〜。わくわく。

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
(長)
この角度がとても綺麗で感動してた

そろそろ聖堂に飽きるかと思ったけど、そんなこともなく。

やっぱり、日本の建築と圧倒的に高さが違う気がする。どこもそうなのだけど、中に入ったときにまるっと空間に飲み込まれる感覚があって、それがたまらなく好きだった。

ただただ広くて高くて、それでいてしんと静まった空間。自然光がやわらかく差し込んで、金銀の装飾を照らして輝いて、そこにひっそりと佇む大きな絵や彫刻。

空間に、空気に、全身が圧倒されるのに、それでもずっと居座っていたくなる落ち着きがあって。

ああ、私はこの感覚を求めてまたヨーロッパに来ちゃうんじゃないか。

そんなふうに思うんだ。



お次はお隣のスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコへ、、、と思っていたら。

困った、めちゃくちゃトイレに行きたい。笑

入って中にトイレがある保証はないし、尿意と闘いながらそわそわして美術館を鑑賞したくないし、、

ということでトイレを探す旅へでる。

尿意を抱えていてもいい写真は撮れるらしい
仕方なくカフェに逃げ込む

ぶっちゃけトイレ借りてそのまま出たかったのだけど、もちろんそういうわけにはいかないので。

コーヒーだけってのもアレかな、と思ってティラミスを頼んだ。

イタリアっぽいもの制覇しないとね。なんて、誰の使命感だよ。

そして美味しかったけど、割と普通だなという感想。(東京にもっと美味しいお店ありそうだね)

ティラミスの人気店をリサーチしておくべきだったかしら???

でも無事尿意ともおさらばしたわけで、もう一度引き返して目的地へ。

スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ
階段からこんなに素敵なのは、ずるい
天井画

圧巻。

明らかに他のとこと違う内装だった。暗い空間にオレンジの灯りがともる空間は、もっと光ってていいはずの金色が影を落として、それがとても厳かで落ち着いていて。華美であることは間違いないんだけど、眩しくはない煌びやかな空間で。ベンチに座って、ただただじっと浸っていた。

来てよかった、ほんとに。

それもここは1人で来れてよかった。
1人だから、何も考えずに飲み込まれることができたんだ。

そのあとは、ふらふらと街を散策してディナーの場所へ。

ここで後輩くんと合流。イタリア来てからネット繋がらないというから心配してたけど、ちゃんと合流できてよかった。

1軒目は「Ostaria dai Zemei」というバーカロ。

フルーティでお願いした白ワイン
もりもりクロスティーニ

インスタのフォロワーさんから教えてもらった、北イタリアの名物バッカラマンテカート。調べると、水で戻した干し鱈を牛乳で柔らかく炊いてオリーブオイルで伸ばしながらペーストにしたものらしい。

めちゃくちゃ美味しいーーーー!!!超美味しいじゃないか。日本でもっと主流になってくれ。

いやしかしどっかで食べたことある気がすると思ったら、東京のブヴェットで食べたことあった!その時も感動してたのを思い出した。そうじゃんそうじゃんー!

2個で満足するわけもなく、1人1個ずつ追加。

美味しかったバッカラマンテカートは後輩くんにもおすすめして食べてもらった。(美味しいって喜んでた)


ささっと1軒目を終え、次のお店へ。

今日はバーカロ巡りって決めてるからね。バーカロ縛りで行こうぜってことで2人で合意。

ぶらっと歩いてたら見つかりそうなものだけど、月曜ってのもあって閉まっているお店が多かった。

ぐるっと一周して、少し気になっていたピザ的なバーカロ的なところへ。(たぶんバーカロではないけどバーカロってことにしとく)

このピザがめちゃくちゃ美味しくて!

その場で焼いてもらったわけではなく、温めてもらって食べたのだけどそれでもめちゃくちゃ美味しかった。

もっちもちで、生地に潤いがすごい!めっちゃ美味しいパンの生地。日本でいうパンピザのパンではなく、美味しいパン屋さんのパン生地でピザ作りましたみたいな。

乗ってたチーズもほうれん草もトマトも美味しかったな〜。

こちらもクソでかいので、半分こしてシェア。彼はクワトロフォルマッジにしたらしく、そちらもいただいた。ナイスチョイス〜!とガッツポーズしながら。

ワイン2杯目はプロセッコ。

いや〜しかしこれがミスった。
めちゃくちゃ酔った。笑

イタリア来てからグラス1杯の量が多いんだよな。でもまさか2杯でここまでくるとは。

久しぶりにここまで酒が回った。ぐわんぐわん視界が揺れる。やばい、これは。

そんなふうに思ったのも束の間、さーっと血の気が引いて気持ち悪くなり、トイレに戻った。(ここで少し吐いたことは後輩くんには秘密にしといた)

でもトイレ駆け込んだおかげで気持ち悪さはおさまり、ホテルまではちゃんと帰れた。


私は酔っても性格は変わらないし、記憶飛んだことも一度もないのだけど、もうとにかくふらっふらになってしまうんだよな。。。

お酒飲んで楽しくなるタイプでもないし、ふらふらするのも不快でしかないし、たぶんお酒は自分にはそこまで向かないと思うんだけど、でもそれでもワイン自体は好きなんだよなぁ。

ワインを飲んでるその時間とか空気も好きだしね。

でも気をつけよう本当に。

この日の怖さがあって、その後行ったパリでは1滴もお酒を飲まなかったのであります。

体調悪くても綺麗な風景があったら撮っちゃうよね
おやすみ、ベネチア

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