枯渇している「デジタル人材」とはいったいなんなのか、DXを考える 前編
最近、デジタル人材が枯渇しているなんて記事や広告を目にします。デジタル人材が足りていなくてDXが進まない、ではそのデジタル人材とはいったいどんな人材なのでしょうか。
手書きの紙と印鑑を捨てればデジタルなのか
DX、デジタルトランスフォーメーションの推進が叫ばれていますね。
デジタル人財を理解するには、DXを知る必要があるのではと思いますが、これがまた広義に使われすぎていてこれだと定義するのが難しい。
そんな中で懸念されるのはペーパーレス化がDXみたいな勘違い。印鑑をなくして、紙をなくして、それでデジタルになった!
これで終わっては、そろばんを電卓に変えたくらいのことでしかありません。
少なくとも政府が主導してやらなければならないことのようには思えません。
じゃあ、政府が主導してでもやらなければならないデジタルトランスフォーメーションとはいったいなんなのでしょうか。
DXの目指すところはなんなのか
21世紀、日本はかつての経済大国だったプライドはそのままで、もはや経済的にはどんどん落ちぶれてゆき、人口減少もあいまって、将来の日本は本当に危機的な状況です。
世界ではユニコーンベンチャーが多数出ている中、日本では出ていない状況が長年続いています。
では、成功しているユニコーンとそうでない企業の違いはなんなのでしょう。
テクノロジーを活用したビジネスや製品開発の圧倒的なスピード感、製品アイディア。全てで負けている。
組織内外問わぬ迅速な情報収集と意思決定の遅さを情報化社会の中でなんとかしなければならない。
製品のアイディアも経営の意思決定も、素早く情報を集めて、その比較や融合の上でしかありえない。
その地盤を整えるためには、まずあらゆる情報のデジタル化が必要だ。
大枠を言うと本来の目的はこう言う感じです。
求められるデジタル人財は企業の規模によって異なる
あくまで最終目標はビジネスの加速のはずです。そのためには、大企業、中企業、小・零細企業で、それぞれ求められる人財は、全く違うはずです。
では、それぞれの企業サイズで求められる人財はどんな人財なのか。
共通するのは、パソコンのOS操作が一通りできるのは当たり前として、プログラミングが出来ることでも、人工知能を作れることでもないのは確かです。
オンライン教材や求人広告に騙されないでください。プログラミングは自動化されます。不要です。
大切なのはプログラミング的思考、統計的思考であって、そのものではありません。
長くなるので、企業フェーズごとに必要なDX人財についてはまた次回に。
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後編はこちら
「枯渇している「デジタル人材」とはいったいなんなのか、DXを考える」
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