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自分が「使えない」と思っている同僚や部下は「使えない」人間ではないことが多いのでよく考えようという話①

「使えない」とか「できない」と周りから言われてしまうような人はどの職場でも発生します。ところがその「使えない」人材は、上司を変えたり、部署を変えたり、転職したりと、居場所を変えるだけで使えるようになることはとても多いように思います。なぜそんなことが起こるのかと言うことを「相性」とか「適材適所」とかざっくりした言葉で終わらせないで少し考えてみましょう。

「使えない」や「できない」とは何か

そもそも「使えない」とは何か。みんな頭ではわかっていますが、あえて言葉にしましょう。「使えない」とは、「期待されていることに全然届いていない」と言うときに発生します。

「使えない」や「できない」が蔓延する組織は、不文律が多い仕事や職場に非常に多く発生する傾向があります。

「使えない」人の割合で自省する必要がある

もちろん、人間には得手不得手がありますので、本当にできない人はどの職業でも一定数発生します。

それでも、多くの人は手順とやり方さえ教えて型を作ればある程度の成果を出せるものです。

「使えない」「使えない」と言ったり考えたりする人が職場にいるなら、自分自身も含めて、割合を考えてみましょう。

「使えない」と感じる人の割合が1割以下なら正常範囲

厚労省の「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」によると、推計で発達障害を抱えていると言われている人の割合は国民の7.4%にのぼると言われています。

グレーゾーンな人も含めると10人に1人以上は、話が通じにくかったり理解力に難がある人がいる可能性があるのです。

これらから考えるに、職場で「使えない」と思ってしまう人が10人に1人程度であれば、そう感じてしまうのも仕方ないと達観して、正しい対処をするのが良いでしょう。

多かれ少なかれ特性があるので特性にあわせる

多かれ少なかれ、誰でもASD(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向は持っています。

ASD傾向が強いと、コミュニケーションの齟齬が多かったり、自分で手順を噛み砕くのが苦手です。タスクを明確に、できないときはタスクのブレイクダウンしてあげるなどの補助をするだけで、他の人より生産性をあげられる可能性もあります。

ADHD傾向が強いと、物忘れが多かったり思いつきで行動したりしがちです。やり方は任せてリマインドを強化すると言うサポートさえすれば、自分で試行錯誤して勝手にやるので、他の人より成果をあげられる可能性もあります。

発達障害の曖昧な境界線で認定されない弱みを持つのは「普通の人」でもたくさんいる

相手が発達障害系だからと考えず、発達障害は極端な発現なだけで、多かれ少なかれ誰でも持っている特性なのだと理解し、特性に合わせて仕事をできるようにするのが理想的です。

私も忘れ物はとても多いほうなので、結構ボーダーラインに近いかもしれません。

人と仕事をするときは、個々の理解力と行動力にあわせて手順を伝えられているかと言うことを考える、相手のせいだけで終わらせず、どうすればできるか考え行動すると言うことが大切ですね。

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