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Google認定イノベーターを目指す ~合格体験記 前編

 Google認定イノベーターの情報は極めて少ないです。なぜなら、私の調べた限り日本ではまだ40人以下しかいないからです。私はまだイノベーターにはなれていないのですが、来週には正式になれそうです。これから目指す方に少しでも早く情報をお届けしたいと思い、この記事を書いています。

Google for Educationの認定資格 

 Google for Educationには教師向けの認定資格が5つあります。資格名とどんな資格を簡単にまとめると次の通りです。

  • 認定教育者レベル1 (スキルと専門知識を有している)

  • 認定教育者レベル2 (専門知識とテクノロジー導入の高度なスキルを有している)

  • 認定トレーナー (Google for Education サービスの活用方法を教師に教え、授業の効率化、生徒の学習成果の向上、リーダーシップ スキルの養成を支援できる)

  • 認定コーチ (教育コーチが教育者と 1 対 1 で連携し、学校で効果的なテクノロジーの使用を促進できる)

  • 認定イノベーター (テクノロジーを使って重要な課題の解決に取り組み、Google ツールの革新的な活用を提言する熱意あふれる教育者)

認定イノベーターを知ったきっかけ

 私は先輩教員に、これらの資格の存在を教えてもらいました。また、Google教育者グループ(GEG)というものが地域ごとにあるということも教えてもらいました。無料かつ入会自由なので、早速情報収集のためにGEG Fujiという静岡・山梨地区のGEGに入会しました。そのリーダーである野中先生、吉川先生は認定イノベーターという資格を持っており、「何だか凄そう」と思っていました。認定教育者レベル1・レベル2を取得した後も、自分がその資格を目指そうという気はありませんでした。というのも、他の資格と異なり、年に1度しか応募の機会がなく、具体的に何をしたらいいのかもよく分からなかったからです。

認定イノベーターを目指すきっかけ

 GEGのイベント参加やSNSを通じて、認定イノベーター達の行動力や発信力に憧れるようになりました。それまでの私の教師像は、「所属校の中で生徒のために尽くし、その学校を良くする」というものだったので、認定イノベーター達の「所属校を超えて、広く教育現場を改革する姿」を見て、「これこそ私がやりたいことなんだ!」と目が覚めました。

募集開始のお知らせ

 9月のある日、ついに認定イノベーターの募集が開始されたことを教えてもらいました。募集要項を要約すると次のとおりです。

  1. 認定教育者レベル2を取得する

  2. 地域のアカデミーの参加審査を受ける(応募フォームに必要事項を記載し、応募動画を提出する)

  3. アカデミーの参加審査に合格後、オンラインのプログラムセッション(8週間連続で1回当たり3時間)に参加する

 認定教育者レベル2については既に取得していたので大丈夫でしたが、応募フォームと動画作成に苦労しました。というのも他の資格と比べて情報が少なくて不安でしたし、書かなくてはならない分量が膨大だったからです。今思えばイノベーターの先輩方にアドバイスをいただけば良かったかもしれませんが、変なプライドが邪魔しました。素直に聞けばよかったです。

動画作成と応募フォームのポイント

公式サイトによると、下図のような内容で90秒の動画を作成しなくてはなりません。

つまり、認定イノベーターになるためにはすでに解決したい教育関連の課題を持ち、解決へ取り組んでいることが必要となります。テクノロジーに対する知識だけでなく、普段から「改革したい何か」を持って具体的に行動していないと動画作成は困難かもしれません。ちなみに私が作成した動画はこちらです。

 次に応募フォームですが、公式サイトには下図のように軽くしか書かれていないので、動画さえ終えられれば大丈夫なのかなと思っていました。

実際はかなりの分量を書かなくてはなりません。例えばGEGに所属し、ワークショップなどを経験すると書きやすいかもしれません。私の場合はGEGのイベント掛川教育フェスCIECへの論文投稿がかなり役立ちました。様々なイベントに参加することをお勧めします。

 ここまでを合格すると、次はいよいよオンラインアカデミーの参加となります。とても面白い内容なので、そちらは次回の記事でシェアいたします。


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