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11.信頼関係(1)

前回、指示は100%従う 提案を受け入れるのは30%そして30%保留し、30%拒否するのだとお伝えしました。

▼前回の記事はこちら▼

部下が会社の指示に従わなかった場合は、部下と施設長との信頼関係もしくは会社との信頼関係が崩れていることを意味しています。
もし、施設長との信頼関係が崩れているのであれば、信頼を取り戻すよう努力しなければいけません。
また、会社との信頼関係が崩れているのであれば、それは会社に対して部下が誤解をしてるため、その誤解を解く必要があります。

信頼関係が崩れるとどうなる?

信頼関係とは、相手を信じて頼ることができる状態を意味します。
ここであなたに問題を出します。
あなたが野球を上手くなりたいと思ったとき、野球がうまい人と野球をやったことがない人がいます。
その人たちが、一字一句間違わずに同じ内容のアドバイスをあなたにした場合、あなたはどちらを信じるでしょうか?

迷わず野球がうまい人のアドバイスを聞くでしょう。そして、すぐに実践するでしょう。
しかし、野球をやったことがない人のアドバイスは聞く耳を持たないのではないでしょうか。聞いたとしても実践する気もないでしょう。

2人は同じ内容を言っているのに、なぜこのような状態になるのでしょうか?
これは、人が言葉ではなく、アドバイスをする人の背景までを考えるからです。
「この人は信頼できるのか?できないのか?」を考えて、「よし、信頼できるぞ。」と思ったらその人のアドバイスに耳を傾けるのです。
この状態は、会社においても非常に重要なことです。

部下は、「この施設長は信頼できるのか?できないのか?」を絶えず考えて、信頼できるとなったら指示をすぐにでも実行し、信頼できないとなったらなかなか実行しません。
上司の言うことを実行しない部下ばかりになった会社はどうなるのか?想像できますよね。

上司と部下の信頼関係が崩れるとき
あなたが上司に望むことは何でしょうか?

  • うまく指示してほしい

  • 尊敬できる人間性であってほしい

  • 部下を見ててほしい

など、いろいろとあるでしょう。
基本的に、あなたは、だらしない人よりちゃんとした人が上司であってほしいと望んでいるでしょう。
それと同様に施設長であるあなたもそのような上司であってほしいと望まれていると自覚しなければなりません。
ほとんどの人は、自分のことは棚において他人に望むものです。
あなたもそうですし、部下もそうです。
しかし、信頼を得るにはその望まれる人物にならなければならないのです。

「自分はうまく指示を出せているだろうか?」
「尊敬できる人間性を身につけているだろうか?」
「部下のことはしっかり見ているだろうか?」

日々確認をして、まずは自分が望まれるべき者になりましょう。

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今日のまとめ
人は信頼できる相手からのアドバイス・指示は受け入れる。
信頼を得るには「望まれる人物」にならなければならない。