玉手箱・空欄推測ができない人へ
こんにちは。
就職活動中、誰もがWEBテストの壁にぶち当たると思います。
特に難関とされているのが玉手箱・空欄推測です。
法則性を見つけ、空欄に当てはまる数値を推測するという極めてシンプルな形式にも関わらず、
外コン志望者でさえ苦しむこともあるらしいってどっかのブログに書いてました。
更に数値を変えてくる企業も多いので回答集使用のリスクはかなり高いです。
加えて、業界にもよりますが、SPIより玉手箱の方が出題率高いと私は思ってます。
そんな難関の空欄推測について、アウトプットも兼ねて記事にします。
自分は結構得意な分野かなと思ってますが、そもそも数学苦手なのでできる人はブラウザバックして下さい。
何回受けたか忘れましたが、落ちたのはなんちゃら日興証券だけなので、間違ってはないかなと思います。
それでは本題。
1.空欄推測とは
正直、いくら勉強したところで落ちるヤツは落ちます。それが空欄推測です。
玉手箱なので図表読み取りor空欄推測どちらが出るかは情報キャッチアップしてどうにかしてください。(少なくともコンサル・金融志望者はできなきゃダメです)
厄介ポイント①35問35分
単純計算1問1分以上かけたら解き終わりません。
しかも35分という長い時間なので、集中力を切らした瞬間に負けです。
ただ、推測という特性上、法則性さえ見つければ解けます。
そして序盤の難易度は低く、終盤の問題は難しいという傾向があります。
つまり、1問15秒で解ける問題もあるので、そこまで気負う必要はありません。
厄介ポイント②論理的ではない
多分、ここが一番厄介。
正直、自分もいくら勉強してもこんなんできねえよ!って思いました。
法則性というロジカルっぽい言葉に反し、現実では有り得ないような法則に基づいてる場合も多々あります。(左から順に12345・・・と続いているみたいなね)
一方で、知るかよ!と参考書を投げ出したくなるようなロジック破綻問題も一部なのでそんな気にすることは無いと思ってます。
2.空欄推測の解き方
前提として、SPIノートの会が出してる玉手箱の問題集はやりましょう。
法則のパターンは限られてるので、そのパターンの種類、法則ごとの解法については参考書で頑張ってください。
一方で、パターンを覚えてもどのパターンを使うのか判別しづらいのが厄介なとこです。
ここからは初見の問題に当たったとき、どのように考えるか、完全オリジナルで書きます。
完全オリジナルなので、私に合わないとかできないとか言われても知りません!
①表を俯瞰し、比例・割合(比率)の検証
数あるパターンの中で頻出且つ見つけやすいのがこいつらです。
4200-5000と3000-3750って数値があったら、割合同じじゃね?って予想できると思うし、300→600→1200って増えてたら×2ってわかりますよね?(これができないなら玉手箱出る企業は諦めましょう)
ぶっちゃけわからなくても、2つ計算して見るだけで検証できるので、5秒くらいで検証できると思います(2つ一致してたら9.5割はその法則です)。
多分みんなやってることなので簡単に飛ばして次。
②表を俯瞰して、挟み撃ちの検討
ここが抜けてる人が1番多いと思う。
空欄推測を勉強してない方がむしろ解きやすい問題で、灯台下暗しってやつですね。
例えば、客数が多い方が売上も高いっていう表があったとします。
A店 客数:100 売上:80
B店 客数:95 売上76
C店 客数:? 売上78
この?についてわかることは、95<?<100だということ。
このパターンの問題の選択肢を見ると、その範囲内に当てはまる選択肢は1つしかありません。(1つじゃなかった場合は別のパターンです残念)
逆に言えば、選択肢のレンジが広い問題はこの解法の可能性が高いです。
ここまで超当たり前のこと言ってます。
でも、複雑化された表と答えを明確に出さなきゃいけないっていう固定観念で皆見落としてます。
この問題答え何?って聞かれると、だいたいこれで、3秒でわかるよ?みたいなことが結構あります。
しかもこのパターン結構多いので、答えを出そう出そう!って思ってる人は時間も正答率も足りなくて祈られます。
あくまで空欄"推測"ということは常に念頭に置きましょう。
③当たり前のロジックを疑う
空欄推測の毒に侵された人ができないのがこれ。
冒頭で空欄推測はロジカルではない!と言いましたが、ロジカルじゃないのは一部です。
法則性に固執するあまり、表の数値しか見ていない人は時間が足りなくなるパターンです。
例えば、売上高・利益・原価格・商品価格っていう要素があって、利益が空欄になっているとします。
こんなの数値見なくても法則性わかりませんか?売上高-原価格=利益ってSPIでも出るでしょ?
同じように、平均地価(㎡/円)・建物面積(㎡)・その他面積(㎡)・価格(円)っていう表の価格が空欄だったとします。
いや普通に考えて「(建物面積+その他面積)×平均地価=価格」やろ!ってなりません?ご丁寧に単位まで書いてありますよ。
あと頻出するのは給与とか旅行費用とかの表ですね。
実際、こんな単純な場合はないですが、上記のようなロジックに基づいて、四則演算していけばだいたいできます。ケース問題とかやってる人は得意ですよね。
④足したら同じになるやつ
これ出たら10秒以内に答えだしてください。
だいたい表に気温の要素が混じってるやつとかが多い気がします。
アイスコーヒーとアイスラテの売上足したらなぜか全部500になってる!みたいな意味わからん法則です。
ロジックに欠けますが、下1桁見てキリのいい数字になる要素を検証すれば一瞬で答え出ます。
⑤そもそも1パターンしか解法がない表
ノートの会の参考書見ればわかりますが、列と列を比較して芋づる式に値段出していくアレです。肉の値段とか花の値段とか会社の雑費が表になってるアレです。
これは表見れば「はいはい、このパターンね!」ってなるので特に解説はしませんが、計算ミスあると時間消え去るので気をつけましょう。
⑥それ以外
1番の難所です。⑤は決め打ちできるので、①~④でもなくね?って思った場合です。でも大抵は①~④のパターンです。
序盤の簡単な問題は上記だけで余裕ですが、終盤に連れて問題の複雑さが増します。
例を挙げると、A+B:A=13:7だった!とか
Aに対するBの割合の増減率に法則性があった!とか
各要素の四則演算が必要になるケースや、複数のパターンを使うケースがあります。
これもロジカルに考える、考えずとも検証していけば法則性を見つけることができます。
その検証の時間を作る為にも、①~④の単純なパターンは10~30秒で解きましょう。
ただ、それ以外のパターンもあります。
ロジカルさが1ミリもないor法則性が意味わからない(123123・・・とか)は検証のみで頑張ってください(笑)
正直、これは気づくか気づかないか、です。
3.空欄推測の攻略ポイント
とは言っても上記だけでは限界があるので、最も重要なことを書きます。
①問題を解きまくる
玉手箱は問題が使い回されます(数値は変えてくることもあります)。
なので、解法自体は変わりません。
興味無い企業の玉手箱で問題こなしたり、友だちと問題共有したりして、できるだけ多くの種類の問題に触れることが一番の近道だと思います(問題の複製とかスクショは規約的に危ないので責任は取りません)。
②諦める
ちょっと考えてわからない問題はできるだけ早く諦めましょう!
あなたが捨てた1問で解けなかったはずの問題が2問解ける可能性は、推測という特性上大いにあります。
わからなかったら潔く捨てましょう!2~3問くらいなら許されると思います(体感ですが)。
もし時間足りない!となったら3秒くらいで解けなさそうな問題を捨てるのも全然アリです。戦略的撤退、大事。
というわけで、自分が実際にやっている空欄推測の解き方でした。
ぶっちゃけ慣れれば余裕です。
ですが、残念ながらセンスない人は相当な数こなさないと無理です。
アクセンチュア、SMBCグループなど名だたる難関企業に多いので、大手志向の方はSPIより先に対策すべきだと思います!
表作るのはだるかったので、解説になっているか分かりませんが、空欄推測できる人が増えますように。
おわり。