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ムクロジの玉のれん



5月の連休に偶然見つかった
ムクロジの木。
昔から探していたので大喜びでした。

ムクロジの木
こんな不思議なかたちの実がたわわになります
落ちてずいぶん経つとアラジンのランプみたい
昔は石鹸の代わりに使ったそう

姫様が髪を洗うのに使っていたと
源氏物語にあるそうです
三分の一に虫が入ってると聞いて…
冷凍を勧められたが、解凍して生き返ると
困るので煮ることにしました


何年も前からストラップや数珠が
出来たらなあ…と憧れていました。
木製ビーズを間に入れて、
なんとか数を増やし、
玉のれんが出来上がりました。

昭和のそれも40年から50年代、
遊びに行ったよそ様のおうちの廊下に
「玉のれん」が下がっているのを
ぼんやりですが覚えており、
いつか自分で作ってみたいと
ずっと思っていたのです。

一回できたのに、糸が細くてバラバラになった
拾うの大変だよ

拾ってきたムクロジは、皮を剥き、
薄皮を剥がし、虫が出てこないよう
煮沸します。
その時、石鹸成分があるので、
泡がたくさん出ます。
アライグマのように大喜びしながら、
泡だ!泡だ!と騒いで、乾かして、
次は穴あけ。
羽子板の羽の先に
使われるほど硬いので、
穴を開けるのは一苦労でした。
625個。ああ、気が遠くなる…
って、全部じいちゃんに丸投げ‼️
私は糸だけ通しました😆。

かなりの重さになりましたが、完成です♪

突っ張り棒は、化粧テープで糸を隠そう
粒の大きさが違っていてかわいい😍

外野から、いい加減だ・突っ張り棒が細いから変えろ・糸の始末をしろ・なんだこの貼り方は・糸が細くて切れちゃうよ等々
至極真っ当な批判を受けましたが、
言うことを聞くのはイヤなので無視。

糸はきれてバラバラになり、
100円の突っ張り棒は重さに耐えられず1000円の太いのと取り替えて…。
最初から言われた通りにしないため
「ほら見ろ」と何度も言われる事に
耐え難きを耐え、忍びかだきを忍んだ末に
めでたく完成に至りました🥳。

満足満足。


ムクロジは「魔除け」にもなるんだよと友だちから教えてもらいそれも嬉しい。

あー工程を思うと大変でしたが、
楽しかった😆。

              終わります






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