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老眼鏡をかけ始めたら、裸眼では視界にピントがあいにくくなったけれど、眼科では「そういう事は普通起きない」と言われる

※どなたかの参考になれば嬉しいですが、目の調子は人それぞれ違うので、あくまでも参考程度にして、眼科で相談してください

※弱い遠視について、初めて眼科で相談に応じてもらえました。「【3軒目の眼科】~」のところに、相談結果を書いています。目次から飛べます。

弱い遠視のメガネをかけただけで、裸眼では視界がぼやけるのだが、数々の眼科で「普通はそうはならない」と言われ続けてきた。

現在45歳。近くの字を見ると、目が痛くなるようになったので、昔作った弱めの遠視用メガネをかけはじめた。遠視用メガネというのは老眼鏡と同じものだ。
ところが、+0.25でも+0.5でも目が痛い。裸眼だともっと痛い。しかもメガネをかけ始めてからは、メガネをはずすと視界全体がややぼやけるようになった。見えるのだが ピントを合わせようとしないと合わない感じ。
そしてそれを無理して見ているせいか、普通に暮らしているだけで眼痛・頭痛がひどくなった。

若い頃から、遠視用メガネをPC等を使う時にだけかけることを眼科で勧められ、その時にも裸眼ではぼやけるようになった。
しかしこれまでどこの眼科で相談しても、「普通は遠視用のメガネをかけたからといって、はずした後で一時的にぼやける事はあっても、目のぼやけが続く事は起きない。」と言われてきた。

■先日初めて、この状況について眼科で相談できた。


「【3軒目の眼科】~」のところに、相談結果を書いています。目次から飛べます。

■老眼鏡を使い始めて、弱い遠視のメガネも必要になる人はいるそう


メガネ屋さんによると、「ごく弱い遠視の人が、老眼鏡をかけ始めたことで、遠くを見る時にも遠視が顕在化して、遠く用のメガネも必要になる」というケースはあるそう。私ぐらいの弱い遠視でも起きる事はある、とのこと。

■視力の良い人は、軽度の遠視を疑った方がいい

普通は老眼なら、近くを老眼鏡で見れば良いだけのはずなのに、上記の状態なので、遠視も出ているようだ。ところが、軽度の遠視については「特に問題ないです」と言って、遠視の数値すら、こちらから聞かないと教えてもらえない眼科も多い。

■遠視についての相談ができる医師の探し方

別の記事にまとめました。

これまで、ごく軽い遠視があると言われた事はあっても、適切なアドバイスを受けられた試しがない。
しかも40代になってから通っていた眼科では、「遠視はもう治っている。今あるのは老眼」と言われていた。これが解決のネックになった。
軽度の遠視は調節力でカバーされてしまうのだから、普通に測るだけで、遠視の有無まではわからないだろう。おそらく病的なほどの遠視はなかったために、このように言われたのではないか。
別の病院に行って、散瞳剤を使って調べ直してもらうべきだったと思う。

★同じような体験をした方の体験談!

2024/7/13に初めてXで、今の目の悩みを書いた。
「自分と似た目の状況の人の体験談を知りたい」と切実な想いでここで書いていたら、なんと、かなり近い状況から遠視用メガネで快適になった方が、色々教えてくださった(このポストのリプ)。
眼科で相談しても解決しそうもなくて、困り果てていたけれど、やっとこれから先の希望が見えてきた。

Xにその検査結果の画像を載せていたら、その方が、親切に読み解いてくれた。
自分の感覚としても、単なる老眼にしてはおかしい。老眼鏡をかけた事で、これまで隠れていた遠視が出てきたのでは?と感じる。この方の経験談を読んだ事で、やっと希望が見えてきた。

この方の場合、
目の調節力をなくした状態での遠視の有無を調べて(←散瞳剤)、それまでよりほんの少しきつめ強めの度の遠視のメガネを作った。
・遠くが見えるようになるまで1週間かかると言われた。
・まる1週間で遠くがなんとか見えるようになったが、はっきり見えるようになるまで数カ月かかった。
とのことだった。

■【過渡期①】近くを+0.25~+0.5のメガネで見始めて、1、2か月目

・裸眼の時にもピントが合わなくなってきた
・例えば2m先のスクリーンの映像を見るのも、裸眼では痛くて、+0.25をかけたらましになったが、裸眼でも+0.25でも眼痛。

その後、眼科2軒で相談するも、全く相談にならず、3軒目でやっと相談できた。(後述)

■【1軒目の眼科】調節機能解析装置で測った結果

1軒目は、この装置があるとHPに書いてある眼科で、測定してもらった。
当然、結果も渡されると思ったら、渡されなかった。「結果の紙をいただきたい」と後で言ったら、あろうことかモノクロのを渡された(°_°) これだと色の判別ができないのですが…と言ったらカラーになった。患者の事を考えていない病院だなと思った。

なお、医師からは、解析結果の見方の説明はなく、「老眼はあるが年相応。目の調節に負担がかかっているのが、オレンジの部分」という簡単な説明しかなかった。後でよく見たら「調節緊張」と両目に書かれていたのだが、それについては説明はなかった。

目の痛みの対策は、予想していた通り、老眼鏡を作り直す、おそらく今より強い度になるとのこと。
+0.25でも+0.5でも眼痛が起きていることも相談したが、「メガネが難しければコンタクトにするとか」という的外れなことを言われて、相談にならなかった。ここの眼科ではだめだ…。老眼鏡を強めたら、遠くのぼやけはどうしたらいいんだ…。と思うと、老眼鏡を作る気にはとてもなれなかった。

■【過渡期②】+0.25のメガネを常にかけて生活し始めてから

遠くを見るにも目が痛いので、思い切って+0.25を1日中かけてみたら、圧倒的に楽になった。ただ、合う度数が日によって違うし、近くを見る時にどんどん目がぼやけるようになっていった。

その後、後述するように、老眼鏡と遠視用のメガネを作った。

なお、24歳の時、遠視用眼鏡をかけっぱなしにしていた数日後に、調節力を測ったら、その時だけ「30代後半の調節力」だったという記録がある。
もしかしたらヒントになる?眼鏡が必要だけれど、眼鏡をつかうと調節力が弱まる体質…?

■【2軒目の眼科】


大病院に行ってみよう、とお茶の水の大きな眼科クリニックに行ってみたけれど、ハズレの医師に当たってしまい、色々ひどかった。

遠視のメガネをかけ始めてからの目の痛みとぼやけの事を話したら、ドライアイと老眼だと言われた。

メガネとの関連の事を話し、過去にも、軽い遠視のメガネで、裸眼では目がぼやける状況になってきた事を話したら、「それで、今一番気になってる症状はなんですか?よくわかんなくなっちゃった」と言われ、聞いてもらえなかった。

老眼鏡の作りの直しを勧められたが、「でもそれをかけると遠くがぼやけるのですが」という質問は、黙殺された。

散瞳剤(ミドリン)を使って検査した後、こちらが質問するタイミングもまま、「じゃあ目薬出しておきますのでー」と切り上げられたので、「遠視の度数はどうでしたか?」と聞いたら、+1.0とのこと。

しかも散瞳剤を使った検査をしたという事は、調節力をなくして遠視の本来の度数を測ったのだと思っていたら、後で電話で問い合わせたら「ミドリンを入れた後は、遠視の度数は測らなかった」と言われてショックだった。

+1.0というのは、つまり、普段の状態での遠視の度数。これほどの度数の遠視が出ているのに、なぜ教えてくれないのか。なぜ、眼痛を訴えているのに、遠視を疑わないのか。大病院に行った意味が全くなかった。平日に休みを取って行ったが、時間とお金の無駄になった。

■【3軒目の眼科①】弱い遠視について、初めて相談できた

「弱い遠視にもメガネが必要」とHPに書いている眼科を探して行ってきた。

弱い遠視のメガネをかけ始めてから、目がぼやけるようになった事を中心に相談。
医師は下記の事を言ってくれた。
・老眼で調節力が落ちてきた所に、メガネがぼやけのきっかけになった可能性はある。
・本来の遠視の状態の楽な見え方に、目の筋肉が慣れてきたのだろう。
・目のぼやけが進んでいるのは、老眼の初期には度が安定しない事の影響もあるだろう。
・「弱い遠視のメガネで、裸眼だとぼやけるようになる患者さんは他にもいますか?」
→「うーん、あんまりいないかな。でもあってもおかしくない。体の筋肉が人それぞれ違うように、目の筋肉も人それぞれ違うから」

22年前から、眼科で相談しても、「このメガネでそういう事は普通起きないのですが」という言葉しか聞けなくて、こういう考えを聞けたのは初めてだった。
たぶんそうなのではないかと自分でも推測してはいたけれど、不安を初めて解消できた。

元々自分の状況から推測していたのと、対処法は同じで、まずは近く用と遠く用のメガネを作る事にした。処方箋もここで出してもらった。メガネ屋さんとどちらで度を測るか迷ったが、結果的に、弱い遠視への知見のある医師と視能訓練士さんの元で測ってもらって、大正解だった。

■【3軒目の眼科②】サイプレジンで調節力をなくして調べたら、強い遠視が見つかった。


老眼鏡も遠視のメガネもきつく、どの度をかけても眼痛が収まらず、もういちど受診。

強い遠視が隠れている可能性があるので測るという案が出たので、お願いした。 サイプレジンで調節力をなくして、遠視の度を検査をしたら、+2.0もの遠視が見つかった。

これだけの強い遠視が調節力でカバーされていたとわかって、23歳の頃からのなぞの症状に、ほぼすべて説明が付いた。
・小さな文字を一時的には読めるけれど、読み続けられないこと。
・行間のつまった文章が読めないこと。
・明朝体が読みづらく、特にちくま新書の変形した明朝体が読み続けられないこと。

過去ずっと眼痛、眼精疲労を訴えながら、眼科で遠視を見落とされ続けてきたということ…。
正視で、目の痛みを訴える人には、サイプレジンでの検査をしてほしい。
24歳の時にミドリンMで検査をして、「ほぼ正視」と言われたので、遠視はないものだと思っていた。あの時にサイプレジンで検査してさえいれば、私の人生は大きく違った。

なんでこんなに医学の発達した国で、こんな事が見落とされるの?もうこんなことは繰り返されたくない。

それに、高校生の時からのドライアイが、遠視のメガネをかけ始めてから、あきらかに減ってきた。

★眼科の方へのお願い

別の記事にまとめました。


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