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前回、サービス提供者は相手にそれを購入する「理由」を与えてあげる必要があると書いた。これについてもう少し掘り下げてみたい。 今回私が提供したサービスは、「Slack で過去の投稿が見られる技術」だった。 このサービスというのは、消えてしまった過去のメッセージをどうしても必要としている人には刺さるが、そうでない人には全く価値がないもの、となる。 「見ようと思えばいつでも見られる」ことが分かっていれば、別に今すぐにそのサービスを利用する「理由」はないのである。 話は変わる
妊娠して会社に行かなくなってから、社会との接点を絶たれたような気がした。 働いてお金をとっていないことに罪悪感を感じた。 おそらく復帰しても、もとのようには働けないだろうという予感に絶望した。 私がチャレンジしていたはずの資格を取り、会社からお金を出してもらってセミナーに参加する後輩たちに、どんどん抜かれている気がして焦った。 妊娠中、お腹はどんどん大きくなり、毎日眠い。 体調が悪い。頭がぼんやりする。 今日もこれしかできなかった、という日々。 女は。という言い
前回に引き続き、有料サービスについて考察してみたいと思う。 以前、私が住んでいるマンションに某ダスキンの営業マンの訪問があった。 何でも、無料でモップを置いていくので使ってみてほしいという。 私は後ほど、無料ならいいかと思ったのが間違いだった、と後悔することになるのだが、このときは素直にこれを受け取ってしまった。 すると営業マンは浄水器もあるので試してほしいという。 我が家の水道には既にクリンスイの浄水器がついているのではっきり言って不要だったのだが、モップを受けっと
先日、生まれてはじめて有料セミナなるものをやってみた。 所属するコミュニティでこれまで何度かラジオみたいなことをやったことはあった。 無料開催はとても気楽だ。人が来なくても途中で退席されてもあまり気にならない。自分が差し出すものが少ないのだから仕方がないと思える。 しかし有料開催となれば自分の何かを差し出す対価にお金をいただくということになるので、人が集まらないということは自分のそれに価値がないという事実が突き付けられることになる。 今回扱った題材は、Slack の消