【アニメ『映像研には手を出すな!』】魂を込めた創造と蟠りの結石、積み重ねた先の鮮やかなる「最強の世界」
2020年に放送が開始されたアニメ『映像研には手を出すな!』(監督:湯浅政明)は、第24回文化庁メディア芸術祭においてアニメーション部門大賞を受賞した。佐藤竜雄は贈賞理由としてこの作品を以下のように評している。
アニメという性質上、嘘のつき放題な世界で、『映像研には手を出すな!』というアニメはまさにその嘘が嘘であることを隠さず全面に押し出している点で評価されている。この点に注目してアニメ全12話を通して視聴すると、嘘は意図的に差別化され、さまざまな性質と役割を担っている