見出し画像

散歩日記:京都 烏丸御池〜三条

始まりはいつも突然に。
SNSで見かけた安彦良和展の告知。
サイトを見てみると、閲覧当時は関東圏での開催は予定されていない感じだった。

開催地は兵庫、その次は島根。
どうしようかなぁ…。

「悩む理由がお金だけだったら、行った方が良い」
何度も何度もそれで後悔を重ねてきた。
腹は決まった。

「兵庫県立美術館へ行こう!」

どうせ行くなら行きたいところを巡りたい。
そんな欲が出てしまって、セルフビルドのツアーをつくってみた。

 前回、一泊で大分疲れてしまった反省を踏まえて2泊3日に。
兵庫行くなら京都も行けるんじゃね?
京都だったらトラベラーズファクトリー京都があるじゃない!TAGもある!

行くぞ〜!!


西へ!!

まだまだ一人旅初心者なので、心配すぎて早めに東京駅へ。

駅ダンジョンで一苦労したけれど、ちょっとは経験値上がったかな。
ホームに上って早々、冷たい誘惑。

旅の楽しみ。

あれ?前回の旅から種類増えた?
メロン、いちご、いやいや西へ行くのだから抹茶かな…?
悩みに悩んで基本に立ち返る。

安定のバニラ

乗車するまで大分待ってたから、程よい軟こさまで溶けてた。これ以上待ってたら多分デロンデロンのギリギリで乗車開始。

今回は何事もなく目的地へ。
前回は発車すぐ停車しちゃったから、通常運行してくれてよかった。

おいでませ京都


旅の相棒と記念撮影

無事京都につくと修学旅行に大勢の観光客。
…んんん?なんか…多い…?

ふとお土産屋さんに目をやると
「祇園祭限定餅」
あ、祇園祭!!

そっか〜…7月だったねぇ…。
全然覚えてなかったや…。

今回は祇園祭を見たいわけではなかったので、地下鉄に乗り換え目的地へ。

TRAVELER'S FACTORY 京都

地下鉄 烏丸線 烏丸御池駅を降りてすぐ、目的地の新風館へ。

事前情報何も仕込まずに行ったものだから「きれいな中庭だな〜」とかうっすらぼんやりの感想。

とてもいい日差し

この記録を描いている最中に調べてみたら、

建物は大正15年(1926)に建てられた旧京都中央電話局で、京都市指定・登録文化財第一号。新生「新風館」は、電話局の一部を残した「保存棟」と、建築家・隈研吾(くま けんご)さん監修による「新築棟」で構成

「そうだ、京都行こう」スタッフブログ

そりゃそうだよきれいだよ!!!!

あ〜…もういっかいいきてぇええええええええ…保存棟ちゃんとみておけばよかったぁああああああああああああああ。
見事なまでの後悔先に立たず。

店舗前にて。すごく開放感のある店舗。

センスの良いショップが明るい中庭を取り囲むように並んでいて、その一角にトラベラーズの店舗が。
残念ながら、体重が刻印される例の販売機は稼働していなかった。
やってみたかったんだけどな〜いや〜、残念残念。
(……よかった、測れなくて……)

さっそく京都店限定のリフィルやブラスタグ、巾着をゲット。
レギュラーサイズのカバーは…ちょっと見送り。
結果、ここで見送っていてよかったことが後日起こったんだけど。
それはまた別の話。

ワンフロアの面積で言えば、京都が一番広いかな?
レジ横エリアが小上がりになって、ちょっとしたスペースになっていた。レジ側の壁には旅やコーヒーを題材にした書籍が並べられた本棚、カウンター席と奥にレザーソファーがあって書き物にいい感じ。どうも、ワークショップが行われることもあるみたい。
スタンプスタンドもあって、京都店舗オリジナルのスタンプを記録帳にペタペタ。

ちょっと休憩がてらレザーソファーでスケッチしていると、なんだか視線を感じる…。

いるね。

幼稚園児くらいの子供かな?
手元のスケッチの様子を覗き見されているのめっちゃ分かるよ〜。
しばらく見ていて満足したのか、走り去った気配。
またしばらくすると駆け寄る足音。

さっきの子供がトラベラーズパスポートサイズと色鉛筆を持ってきて、横でラクガキをはじめているようだった。
横目でちらっと覗くと、楽しげに海の風景を描いている。
いいね〜…その自由な感じのラクガキ。

おいちゃん大好きだよ、そういうの。

出来上がったので、今度は店舗前の風景をスケッチしようと移動。

スケッチしていると、また先程の子供が。
今度はお母さん連れだ!!

「(英語)」
すまん、リスニングは多少できるが完璧にはできないよ早いよちょっと待って。そんな状態で聞いていたのだけれど、断片をつなぐと
「この子から、あなたのスケッチが素敵だと聞いたの。見せてもらってもいい?」
と。

どーぞどーぞ、ラクガキですけれど。

その後、少し話してからお別れ…って思ったら三度目。
子供をジェスドロしてた部分が気に入ってくれた様子で、子供が描いたものと一緒に撮っていいか?と。
結局、子供が恥ずかしがっちゃってそれはなかったんだけれど。
や、なんかいい時間だったな。

まだ神戸への移動に余裕があったので、ちょっとだけ散歩することに。
新風館近くには中京郵便局と京都府文化博物館。

中京郵便局
風景印の依頼が可能。
京都文化博物館
このときは特別展「日本の巨大ロボット群像」を開催

お、三条へ向かえばTAGがある!
よっし!!行くk「ぎゅるごぉごぉおおおお…」
腹の虫の盛大な抗議が入ったので、大人しく昼食場所を探す。

このあたりで京都って言ったらなんだろう…イノダコーヒー本店?

この日の待ち時間は30分

時間が惜しいなぁ…。
さっき蕎麦屋があったなぁ…京都でそばかぁ……ん?

あ。きつね丼食べたい。

「からすのいとし京都飯」で、きつね丼があるとかなんとか…。
店舗は違えどこれも聖地巡礼。
意気揚々と京都府文化博物館近くの蕎麦屋「大鶴」へ。

そば処 大鶴

店内は昔懐かし小上がりもあるレトロな蕎麦屋さん。
お昼ご飯の時間からは外れていたから、混雑もなく奥座敷のテーブルへ。
中庭が眺められるの素敵やん。

案内されて速攻で「きつね丼お願いします」

待つこと数分…くらい?多分。
座敷の雰囲気いいなぁ〜お店の感じいいなぁ〜って、ほんわかしてたらいつの間にか配膳されたと言う感覚。

ネギつややか揚げふっくらだししみしみのご飯。

割と濃いめの味付け!!
京都だからあっさりかなぁ…って思ってたけど、関東圏でもありそうな感じ。青ネギは仕上げにさっといれる感じなのか、シャキシャキだった。

知ってる人は知ってるんだけど…僕、長ネギ苦手というかできることなら食べたくない人なんよね。
それがすっかり平らげられてしまった。
多分、苦手な人ならばわかるであろうあの青臭さが少なかったからだと思う。あとは純粋に空腹だったのとお残ししたくなかったからかな…。

今度は「衣笠丼」食べたいな。

三条への道行きで、懐かしい石黒香舗を発見。

修学旅行のとき来たわ〜…懐かしい〜…

三条へ歩いていくと、目を引かれる暖簾が。
和洋紙 卸・小売の「都産紙

創業は昭和23年。
軒先で端紙販売が。
自分へのお土産にメモと和紙便箋を購入。

思わず良い紙を手に入れられた。
紙を買うたびに何を描くか悩むんだけど、さすがにそろそろ白い山が怖いので控えなくちゃなぁ…。

さらに三条へ歩を進めると、見えてきたのは大きな提灯。

見切れてるけれど左端のすき焼きが気になった…

このちょうちんに背を向けて、反対側の商店街を少し歩いたところで目的地に到着。

文具店tag 寺町三条店

知る人ぞ知る TAG STATIONERY運営会社、武田事務機の実店舗。

夏の日差しと木陰がいい感じ。

半地下、M2階にも文具がズラリ。
入ってすぐのレジ前にはTAG stationeryのインクや色墨などが並んでいた。

どれもいいなぁ…。いい色なんだよなぁ…。
TAGのインク名とか大好きなんだよ…。
「これだけインク置いているのはうちの店舗くらいですよ〜」
え、マジ?本店のほうが置いてるんちゃうん?

文具店TAGのオリジナル文具やオエステ会の文具。

 オリジナルインクや、ガラス硯、色墨のTAG STATIONERYはこちら。

後で知ったけれど、どうやら浅草にもTAGの店舗が……。
関東進出していたのね…。
今度は浅草スケッチかなぁ。

更に西へ

もう少し京都を楽しみたかったけれども、移動時間を考えるとチェックイン時間が迫っていたのでここで京都から離脱。

カマキリかわいい。

祇園祭を堪能したわけではないけれど、その端っこの端っこ。
ほんの少しだけでも空気を感じられたのは良かったな。
また別の機会をみつくろって散歩にこよう。

阪急は改札内にスタンプ設置。ありがてぇ。

またね京都。
向かうは更に西、大阪を経由して神戸三宮へ。

続く。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?