【実践報告】〜ワークブックを活用した“しつもんメンタルトレーニング”(LHR学級活動にて)〜
朝〜1限・朝礼
昨年のGW明けの初日でした。
高野連の役員業務(春季大会)を終え、クラスの生徒たちと会うのは1週間以上ぶりでした。
朝はみな、GW明けで死んだような顔をしていました。笑
その日の6限はLHR。
「担任裁量」とのことでしたが、正直やることがありませんでした。
生徒らに聞いても、GWの課題もなければ、やらなければいけない授業の課題もないとのことなので、どうしようかと思ってました。
そんな中、ディスタンスをとり校庭で行われた、1限の朝礼。
校長先生の講話の内容が「言霊」についてでした。
なぜかその話を聞いて、何かが降りてきたように、あっ!と閃きました。
と。
しつもんメンタルトレーニングのインストラクターの資格を、コロナ拡大での臨時休業中にわざわざ岩手までドライブして講座を受けに行って取得しましたが、なかなか実際に取り組むタイミングがなく、1年以上が過ぎていました。
そして、この日ついに、思い出したかのように、そのタイミングがきました。
6限・LHR
授業のない空きの時間や昼休みを使い、急いでワークブックを印刷し、綴じ込み、6限のLHRで「なりたい自分になるしつもんメンタルトレーニング」を実施しました。
やる前は「バカにしちゃうかな?」とも思いましたが、結果的には生徒らは楽しそうに一生懸命取り組んでくれました。
以下は、ワークの最後の「どんな学びがありましたか?」という質問の、生徒らの記述(一部抜粋)です。
私は、やり方の説明と【しつもん】しかしていませんが、この1時間で子どもらは多くの学びを得てくれたようです。
でも、上記の記述は一部生徒の抜粋です。
ここに載せていない記述の中には、もともとの生徒の自己肯定感の低さや、現実的で悲観的な考えの記述も、残念ですが、もちろんありました。
しかし、勉強は苦手でも、今を精一杯頑張り、そろそろ将来のことを考えなければいけないという、ウチの学校(クラス)の生徒らにとって、
ということを、楽しくかつ本気で考え、これから進路実現に向けて、大学受験や就職試験を頑張っていこう!と各個人の中で前向きな思考に少しはなってくれたのではないか、と思っています。
と。
結果的には、ほとんどの生徒が自分の将来の目標、目指す進路先を明確にして努力し、一発目の試験で合格・内定をもぎ取り、進路先を確定させてくれました。
また、(大学の一般受験に挑戦する者が1人もいなかったのもありましたが) 12月上旬にはクラス全員が進路先を確定させました。
やったのはたった1回ですが、効果はあったのかなぁ。
とりあえず、やってみてよかったなと感じています。
そして、これからもっとたくさんやっていこうと思います。
(そんなクラスも明日が卒業式です)