100万PVメディア編集者の爆速読書術
今朝、移動中にラジオアプリVoicyで、新R25の渡辺将基さんの放送を聞いていた。ちょっと古い回だが、大変参考になる。
ざっくり掻い摘むと、下記のような内容だ。
・優れたリーダーは自分の想いを分かりやすい言葉にするのが上手く、人がついていきやすい(本旨)
・ありきたりで安っぽい言葉が少ない
・言語化能力を高めるために、言葉を仕入れるのは読書ではないか
めちゃくちゃ納得である。言葉も概念も、質の良い表現を仕入れた量によると思う。
そこで今回は社会人の読書について、自分の身になる読むべき本を効率的に決めて、消化し、血肉とする方法を紹介したい。
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私は社会人になって3年経ったが、読書には相当苦しめられてきた。
ウェブの知識、マーケティングの知識、社会人ノウハウ、その他自己啓発……色々読んで迷走してきた。
血肉にする読書のポイントは【①本を買う前、②本を買った後】のふたつに分かれる。
結婚後は随分読書を放置してしまったが、私はこの方法を使って、一ヶ月に15-20冊ほど消化していた時期もあった(もうやりたくない)。
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■本を買う前
まず本を買う前のポイントは、自分の学びたいテーマに沿った本に集中する、ということだ。無闇に買ってはいけない!
そのために、大体向こう3ヶ月~半年で、どういう姿になりたくどんな知識が必要になるか棚卸が必要になる。
これは三ヶ月前に作った私自身の読書管理表である。大テーマと小テーマが決まってある。
今は少しズレてしまったものの、大テーマは「現場と理論に精通する両刀のBtoBマーケターになるため」、小テーマは「マーケ(全般)」や「マーケ(SNS、PR)」、「ビジネス基礎」……と、理想の姿からできるだけ逆算している。
表を作り、印を付けていくことで、インプットのバランスを保ち、最近の本に浮気せず消化するようになるのだ。
自分のテーマを上手く割り出したり、もっと抽象的で独自性の高いテーマにしたい場合、山口周さんの『知的戦闘力を高める 独学の技法』はおすすめである。
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■■本を買った後
■基本
次に買った後のポイントは、先に要約をノートにまとめてインプットしてしまう、ことだ。パラパラと一から全部読む必要などない。
(田端大学の学生だったころ、田端信太郎塾長に叱られたのは良い思い出である。)
私たちのゴールは本の内容を暗記することではない。読書によってビジネスや実生活で期待した便益を確実に得ることである。
まず、「●●(本のタイトル) 要約」もしくは「●● まとめ」とGoogleで検索し、トップ10を洗いざらい見まくるのだ。
次に「コアメッセージ」と「ポイント」、「読んでて学びたい箇所」をA4の紙でも何でも、書き出しまくろう。
以下は私が実際に書いたものである。字が汚くて申し訳ない、が、そこは本質ではない。
上段に要約記事を複数見て学んだことを書き、中段にポイントを図解、余白に青ペンで学びたいことを記載している。
「そんなの、本によって難しいんじゃないか??」という方も居るだろう。が、コツさえつかめば大丈夫。ほとんどの読書で活用可能だ。
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■応用
応用力やコツが必要なのは「●●の法則30選」みたいなタイプ。これは羅列になりかねないが、コアメッセージさえ分かればまとめようがある。
コアメッセージを要約した後に自分で解釈して、マインドマップやピラミッドにしてみると分かりやすい。
というか、これをやらないと本チャンで読書しても繋がりが分からず意味が分かってないはずだ。
たとえばマーケティングの名著『シュガーマンのマーケティング30の法則』は、人がモノを買う背景の無意識を刺激するためどう心理的トリガーを弾くか?がコアテーマである。
枝葉のポイントには「消費者の気持ちを転換させる法則」と「メッセージングの心得」、「リサーチの重要性」などが学べるらしく、気になったところに★マークを添えた。
これを書き終わったら、読書を始めて、紙に加筆する。最後はGoogleDocsなどで、共有可能かつ読み返し可能なフォルダに入れておくと良い。
この辺りは、情報を編集する力が求められるので船登 惟希さんの『サマる技術:』などを一通り読むと学習効率がグンとアップするだろう。
一冊の要約に30-45分、読書時間3-4時間、Docsの転記1時間で最短一周をとにかく早く回す。たまに要約を作り置き。これが私の爆速読書術。
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■ゆるく、ランチ・お茶できれば
■私が過去に書いたnote
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