残り1、2週かな?
命が尽きるまで1、2週という意味ではなく、次の治療ができない場合に自分らしくいられる期限が今までの経過からすると、今週と来週の前半くらいまでかな?
今週の受診がどうにかなるのであれば、翌月の治療がどうにかなる可能性もゼロではない。でも、祝日もあるし、学会もあるので遅れてしまうであろうことはほぼ確実。
遅れても大きく体調が崩れない方法は多分相当希薄。けど、ひとつだけ手持ちの手札でどうにかなりそうなことがある。それを使えば、もう1、2週間持たせられるかな? そうであって欲しいけど。
ということで、家族とは意見が割れている。私はもう、正直全て投げ出して思い出作りに走りたい。治療を追いかけるのも、治療につながるのであればいいかもしれない。でも、そのために生きることを保留し続け、正直医師らからは受診の度に制度の愚痴か治療や検査を拒まれて、説得しようとすると怪訝される。
もう疲れたよ。
誰も別に医者と対峙したくて説得なんてしてないって。
別に、誰も病院に行きたくて行ってるわけでもないし、正直人として心的外傷でおかしくならないためには、距離を置きたい。
制度、国の医療費削減政策、国の予算、そんなもののせいで可逆的な状態でまだまだ若いのに、死んでしまうのはもったいない。とはいえ、現実的に手詰まりならば、生活困窮や事故と変わらない寿命ってことでも良いと思う。
残された自分らしくいられる時間があと1、2週間なら、どっかに旅行にでも行き、自然に囲まれた民家的な宿で過ごしたい。
家族や友人とその時間を過ごせればありがたいが、そうでなくとも良いから自然の中に戻りたい。
元々山の中で伸び伸び育った私にとって、都会はちょっと自然が少ない。いつもある自然に近づき、心のどこかでもっと田舎で自然に囲まれていたいと思ってる。
じゃぁ、今まさにそうすれば良いんじゃない?
貯金を全額下ろして、キャッシュと服をリュックに詰め込み、旅に出れば良くない?
あわよくば「なんとかの奇跡」みたいに病気が良くなってくれたりして。
そうでなくとも、もう何年もずっと海に行きたい、山に行きたいと願い続けている夢が叶う。
最期の自分らしくいられる限られた時間を自分らしく生きても良いんじゃない?
で、病気のことを忘れて楽しんで、制度に決められてしまった寿命を全うする。
いや、楽しいことも沢山あったよ。
ここ数年は随分と我慢というか、色々戸惑う時期だったけど……
親の国籍で色々決まることもある。
若年でとんでもない病気になって、それから10年以上生き延びた。(それが良かったか、発病時に逝った方が幸せだったかはさておき…)
まぁ、回復してからも色々楽しいこともあった。
もう、闘ってまで生きる道を開拓することから解放されて、闘わずに穏やかに暮らしても良いんじゃない?
思い出作りは何がしたいかな?
正直、まだ手段は残ってるけど、そうまでしてまた怒鳴られる日々を増やす意味すら良く分かんないや。
最期くらい楽しく? わりと毎日何かで笑ってるけど、けど、楽しむことに集中していいと思う。
癌で治療できませんって言われた時とかは、泣いても許されるのかな?
なんか、もう疲れたから帰りたい。
そういえば、1、2週間はおそらく自分らしくいられる方法のアレ……普通に救急を受診したら簡単に投薬可能かも。
あと3週間?
楽しく生きたいな。
そうこうしてるうちに、どこからともなく解決策が出てくるかもしれないし。
なるようになる。ケセラセラ。
なんか、採血データ診てから免疫抑制剤上げるのも馬鹿らしくなってきた。ただでさえ、今は血球数危険域だから、フォローしてヤバくない範囲内で上げるように注意しようと思ってたけど、終活するんなら、そんなのどうでもいいか。
まぁ、この辺は焦らず、それこそ数日で何も変わらないんだから、慎重に決めよう。
ま、楽しく生きましょう。