「パートナー」としてのあり方-有名人夫妻を例にして-
ショッキングなこともあり、嬉しいこともあった。
ショッキングな話
ジャンポケ斉藤氏の書類送検
まず、ショッキングな話から。
ジャングルポケット斉藤氏の書類送検。
よく間違える人が多いが、斎藤ではなく斉藤である。
このサイトウ系は本当に面倒くさい。
ジャングルポケットは斉藤さん。
トレンディエンジェルは斎藤さん。
元乃木坂のあの人は齋藤さん。
元日向坂のラーメン大好きな人は齊藤さん。
名前の漢字を間違えるのはたとえアカン事した人であれ失礼にあたるので、留意して頂きたく申し上げる。
まあ実際 斎=齋、斉=齊なので、わからなければ略字で書けば済む話だが。
という余談はさておき。
休養の報告から日も経たずしての書類送検→契約解除。
キンコメ高橋氏、トップリード新妻氏などでも感じたことだが、ある程度の知名度のある人間の急な逮捕劇よりショックなものはない。
今回は書類送検であるが、やっていることは犯罪級である。
ロケバスで女を無理やり犯した。
ロケバスで起こったことへの憤りばかりが報道されているが、場所はどこであれ、女を無理やり犯したことが一番の犯罪ではないか。
報道を受けての奥さんである瀬戸サオリさんのコメントを引用する。
引用元は以下の通り。
この度の報道に関しまして。関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。この件で性的暴行と報道されておりますが一部事実と違う報道がされております。不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしておりました。
事実関係としましては、相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり連絡先を交換していたことは事実でこちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした。
私が弁護士の方から聞いている内容はこれが全てです。
家族がいるにも関わらずこのような事が起きたことは擁護する余地もございませんが私にも守るべき子供がいますのでお伝えさせていただきました。重ねて大変お騒がせをしご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます。
私は瀬戸サオリさんのコメントは限られた時間と情報の中で最大限の配慮をした上で、主張すべきことがあってしたことだと考えている。
まず、この中で言及しておきたいのは、あくまでも瀬戸さんが知っている情報はこの時点で「弁護士から聞いた内容」のみであることだ。
これに対してセカンドレ●プではないか?と叩くのは理不尽極まりない話である。
また、子どもを守るためのコメントでもあることに留意していただきたい。
子どもが大きくなった際に、将来的に親の悪い情報がつきまとい、生きづらくなるリスクもある。
親がどんなに悪いことをしようが、その子どもには罪は何一つない。
不倫のときに寛大に対応したのもウチには子どもがいるから、極力傷口を浅くしようという子どもへの配慮からのものだと思う。
今回も、瀬戸さんは子どもを守るために早めに手を打っただけであろう。
ただ、込み入ったコメントを出すのは早すぎた印象はある。
一旦は謝罪程度に留めておいて、後日改めて細かい話を書けばもっとよかったのではないか。
(1度目のコメント)
この度の報道に関しまして、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。この件で性的暴行・不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしております。
家族がいるにも関わらずこのような事が起きたことは擁護する余地もございません。
ただいま弁護士を通じて事実関係を確認している最中であり、細かいお話は控えさせていただきます。
重ねて大変お騒がせをしご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます。
(2度目のコメント)
改めまして、先日の報道に関しまして、関係者の皆様には多大なる御迷惑をお掛け致しまして、大変申し訳ございませんでした。
また、お相手の方には不愉快な思いをさせてしまったことを夫に代わりまして心よりお詫び申し上げます。
夫は当初お相手の方との合意の上だと認識しており、書類送検という形になってしまったことに憔悴しきっております。
報道が出た当初も弁護士を通して、ドライブレコーダーやカメラの解析を求めていたところであり、細かいコメントは控えさせていただきました。
今後につきましても、弁護士を通してお相手の方と双方が納得行くまでお話し合いを続けていく次第です。
昨年も申し上げてきましたとおり、夫の遊びは覚悟の上で結婚しましたので小さなことは見逃してきましたが、今回のことに関しましては私には擁護する余地もございません。
重ねて大変お騒がせをし、ご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます。
この作文を作るにおいて瀬戸さんの内容と改変したところは以下の通りである。
①1度目は謝罪のみ
まずは情報が少ない中、家族の方がどうこう言える話では無いので、瀬戸さんの主張はこの時点では全カット。
とりあえず「細かいところは弁護士に任せています」というスタンスを出しておく。初動はこれで良し。
②お相手の方への謝罪を追加
瀬戸さんが叩かれた一番の理由は「お相手の方への配慮」が不足していたからではないかと考えた。
当初は家族にも詳細な情報のない中、「私も有名人だから」と、とりあえずコメントを出すことばかり考えていて、そこまでは気が回らなかったのかもしれない。
だからひとまず先に謝罪だけして、ある程度頭が冷めてから改めて正式にコメントを出すという二重の文章を作ることで、瀬戸さんの良いところであった夫の問題に向き合う真摯さがより前面に出るように改変。
③報道を否定するではなく、「当初はそう思っていた」というコメントのしかたをする
コメントを出す際に「性犯罪でした」という報道を真っ向から否定するというのは「どうか私を叩いてください、お願いします」と言っているのと同じである。
ただ、炎上を最低限に抑えるためには「夫はこう思っていて、でも結果として相手の方を嫌な気持ちにさせてしまった」という夫の落ち度を出しつつ、こちらの言いたいことも弁護士に話しているという形にすればよかったのではないか。
その後に「今後もお相手の方と双方が納得行くまで話し合う」と夫とお相手の方、どちらへの配慮も忘れないコメントを作っておく。
瀬戸さんはどこまで計算されているかわからないが、あえて自分に火の粉を降らせることで、ダメージを軽減させようと考えたのであれば、マスコミに攻撃的なコメントもうなずけるが、今後のイメージ戦略からして、「とりあえずコメントを」と慌てるのはそろそろやめたほうが良いのではないか。
③あえて「子どもがいるからやめてくれ」というのを出さない
瀬戸さんの気持ちはわからなくもない。
ただ、言葉は悪いが、お相手の方からしたら「知ったこっちゃない」話である。
よく子どもを盾にする親はいるが、そんなこと周りからしたら「知らねえよ」という話だし、かえってそういうコメントを出すことは自己中心的と思われて逆効果に繋がりかねない。
だからあえて出さないほうが賢明である。
瀬戸さんの「迅速かつ、真摯な対応」は今後も絶対に必要になってくると思う。
個人的に斉藤氏の過去の不倫騒動がその後(良い意味でも悪い意味でも)なあなあになっていたのも瀬戸さんの器の大きさもあったが、一番はマスコミへの真摯な対応だったと思う。
一方で、今回旦那が書類送検されたという動揺と、早くにコメントを出したいという気持ちの先走りがで少々感情的なコメントになってしまったのは非常に勿体無い。
あえて時間を置くことでもっとより良い対応ができたのではないかと感じた。
にしても、瀬戸サオリさんの振る舞いや器の大きさというのは「ヤバい芸人さんを旦那に持つ嫁」としては非常に良いモデルケースとなると思う。
嬉しい話
東海オンエアにしばゆー氏復帰
先日、東海オンエアの主砲、しばゆー氏が復帰した。
ことのきっかけはあやなん氏のインスタの投稿。
当初しばゆー氏は「そんなことやめろよ」というスタンスだったが、あまりの暴走にしばゆー氏が崩壊。
Xでトンデモナイ発言を繰り返して大暴走する事態となった。
一時は東海オンエアの解散やしばゆー氏脱退ルートもあったであろう。
これで発生した東海オンエアの損失は非常に大きなものである。
・10周年記念イベント関連全面中止
・約半年間の動画投稿の休止
・としみつ氏の結婚発表
・しばゆー氏の1年間の休業
これらの損失は素人目にも億単位は絶対にあると考える。
個人的にこのへんで被った損害をあやなん氏に請求してもいいレベルである。
てかむしろ請求されないだけありがたく思えと言いたくなるくらいの暴走っぷりだった。
ちなみに、こういう騒動は今回が初めてではない。
前にも一度、しばゆー氏が脱退寸前まで行き、6人が泣きそうな顔で正座をして謝罪ををしていた動画があった。
そのときの引き金もあやなん氏の「もっとしばなんを優先して!」という話だった。
そして今回の最大の被害者は新婚ムードに水を差されたとしみつ氏と、なんの罪もないみぃちゃん(峯岸みなみ氏)だろう。
あやなん氏はみぃちゃんまで叩いていたが、自分がてつや氏の立場なら殴りかかっているかもしれない。
それを冷静に「関わらないでください」とだけでやんわり終わらせたてつや氏は優しすぎるくらいである。
あやなん氏の不満にみぃちゃんはなんの関係ないのに、自分の大好きな妻まで悪く言われるてつや氏の気持ちは心底お察しする。
そして巻き込まれたみぃちゃんはあやなん氏よりも何枚も上手で、この騒動を見事に誰も傷つけない笑いに変えてみせた。
さすが全盛期のAKBを支え、一時は坊主になって、「最後の1期生」として後輩を見守ってきただけある。
個人的に東海オンエアのファンがあやなん氏を受け入れられない理由は「自己中心的」であるからだと考える。
他のメンバーの奥さん(みぃちゃん、まこちゃん、なっちゃん、看護師さん)は旦那が地元密着型のyoutuberであることをよく理解して、そこにそれぞれの家庭のカラーを入れて、協力的になるようにしている。
それは彼らの友人関係や仕事関係にも言える。
特に仲のいい岸田タツヤ氏は、積極的に岡崎に来ることで、東海オンエアやその周囲の友人と交流を行っているし、バディのタカオカさんはUUUMに岡崎支店を作ることで彼らの活動を支えている。
奥さん方の家庭のカラーも四者四様で、
まこちゃんは「別にそんなにべったりしなくてもいいや」的なスタンスを確保しているし、
なっちゃんや看護師さんはもともと岡崎の人だし、
みぃちゃんは当初は別居していたが、出産を期に岡崎に移住した。
4人の共通点は「旦那はあくまでも岡崎にいる」という前提を一切崩さなかったことだ。
あやなん氏が東京で旦那が地元密着型なら
・まこちゃんみたいに単身赴任を許容する
・みぃちゃんみたいに岡崎に移住する
この二択しかなかったと思う。
この二択のどちらをも受け入れないから、しばゆー氏は板挟みになって壊れたし、てつや氏や東海オンエアのファンから反感を買っていた。
おそらくあやなん氏がどちらも受け入れなかった理由は「岡崎に頼れる人がいない」からだろう。
女性は地元志向が強いことは私の住む九州ではよくあることなのでわからなくもないが、その土地でしかできない特殊な仕事ならともかく、動画配信なら世界のどこでもできる。
あやなん氏が人望があれば、スタッフが岡崎に行って子育てなどを手伝うこともできたであろう。
もしくは義理の父母でも頼ればよかったのではないか。
東海オンエアは動画配信をしているが、その中で「地元密着」を売りにして、「岡崎観光伝道師」というブランドもある。
だから岡崎にいることが前提での活動になる。
そこに関してあやなん氏は理解している素振りを見せず、自分本位の言動を繰り返していた。
他のメンバーが結婚していくにつれて、他の嫁は周りに受け入れられているのに自分が受け入れられていないという環境に苦しんでいたかもしれない。
その環境を苦しいと思う気持ちもわからなくもないが、もとを辿れば全ては自分本位の言動が引き起こしたことである。
自身の比較対象である「他の嫁」は旦那の活動を理解して、協力的な振る舞いをしていた。なんなら嫁どころか、元彼女ですら動画活動には協力的であった。
てつや氏の元彼女(劉備玄徳さん)が「プライベートだろうが私のことはいいから視聴者にファンサービスしてきなさい」と言った話は有名だし、ゆめまる氏の元彼女(ごわみさん)やなっちゃんが動画制作中に夜食を持ってくるシーンも多々見られる。
特にごわみさんは彼女の立場でありながら、ラジオ出演まで果たしている。ゆめまる氏がなっちゃんと結婚したときに「ごわみさんが良かった」という声も一部で出たほどだから相当な知名度と好感度である。
もちろんなっちゃんが嫁さんになったときもコメント欄はお祝いの言葉であふれかえってたし、ファンの大半がゆめまるさんが幸せならOKですという雰囲気に包まれていたけれども。
一方で、果たしてあやなん氏は自身の旦那や東海オンエアに対して協力的な態度を取っていただろうか。
「神休み」だって、しばゆー氏の第二子誕生に時期を合わせていたし、東海オンエア側もちゃんと配慮はしていたはすだ。
にもかかわらず、あやなん氏はてつや氏やその周囲の悪口を言い続け、なんの関係も無いみぃちゃんまで巻き込んだ。
これでは数年単位で板挟みになったしばゆー氏が壊れるのは必然だったし、離婚すべくして離婚したと思う。
ここからは個人的な願望ではあるが、願わくばあやなん氏には今後黙って一般人に戻って、しばゆー氏はもちろん、東海オンエア関係者とは一切距離をおいてほしい。
彼女の干渉は東海オンエアにとって唯一にして最大の邪魔である。非常にオブラートに包むと、動画配信活動において彼女は癌でしかないし、何よりしばゆー氏の精神衛生上良くないので。
最後にこれは誹謗中傷ではなく、あくまでも今後を見据えたらこうすべきではないかという個人の見解であることを付け加えておく。
対になるプラスマイナス岩橋氏
ちょうど対比的だったのは元プラスマイナス岩橋氏。
彼も多忙な中、強迫性障害という精神的な病気を抱えて、薬も使用していた。
ダウンタウン松本氏の報道以降、彼も暴走したが、結果こちらは契約解除。
プラスマイナスの解散はこの時点では和牛の解散の次にショックだった(個人の見解です)。
しばゆー氏と違うのは、誰もサポートや精神的ケアをする人が周りにいなかったのではないかと思うほど周りがだんまりしていたことだった。
しばゆー氏の暴走のときはリーダーのてつや氏が主にコメントを出し、唯一心を許していたとしみつ氏が中心的になって精神的ケアに回っていた。
しばゆー氏が動画に出れるほど快復したのは、東海オンエアのメンバーや友人など、彼に理解ある人間が日頃からしばゆー氏と密に連絡を取り合い、精神的ケアに努めていたからではないか。
一方で岩橋氏のときはそういう人が誰もいなかった。
奥さんには離婚されていた上に、相方も、周りの芸人も、岩橋氏が暴走していた時期に誰もが見てみぬふりをしていた。
吉本興業も岩橋氏の精神的ケアをするどころかそんなことはするなと注意するばかりだった。
あそこまで病みながら、相方もマネージャーも誰も「お前もう休め」とは言えなかったのか。
特に元相方に関しては不信感しかない。
契約解除された瞬間「俺は何も知らなかった」「俺は被害者だ」というスタンスを貫いているが、あんだけ毎日顔を合わせておいて岩橋氏が心を病む前兆などは何も見てなかったのか。いや、そんなはずはないだろう。
彼のモノマネは確かに評価が高いが、そういう人としての部分が欠如しているように思える。
ここはUUUMや東海オンエアの寛大さに軍配が上がる。
パートナーのあり方
私は「パートナーのあり方」として
・まずはパートナーの仕事に理解を示す
・その中で「私ができることはないか」を探す
これは異性でも同性でも、「相方」「パートナー」なら変わらない振る舞いだと思う。
瀬戸サオリさんはパートナーのあり方のモデルケースとしては素晴らしいが、爪が甘かったとは思う。
あやなん氏はパートナーのあり方としては批判すべき振る舞いが多く、目を逸らしたくなる。
私は仕事を何度か変えているが、1つだけ絶対に妥協したくない軸がある。
それは「将来子どもができたときに心から自慢できる」職であることだ。
ウチのお母さんはこんなことをやってるんだよ、すごいでしょ、と「子どもが自慢したくなる親」になることが理想である。
子どもは大人の思っている以上に観察力・洞察力に優れている。そして、純粋な心を持っている。
だから、大半の子どもは親を心から好きでいて、ママやパパの良いところ・すごいところをすぐに見つけるし、その良いところ・すごいところを誇りに思っている。
ただ、自慢したくなる内容が大人にとっても良いと思えるかは別問題である。
極端な話、●力団の子どもが「ウチの親父は●力団にいて、喧嘩も強いんだ」と言われてどう思うか。
私ならそんなアウトローな家庭とは関わりたくないし、関わらせたくないし、話を聞いた瞬間「●力団とか表で言っちゃダメ!」と口を塞ぎたくなるかもしれない。
どっかのス○夫みたいに「僕のパパはおフランスにいてこんなに金持ちで〜」と言い出したら私ならただの金持ち自慢に聞こえて不愉快に感じる(嫉妬です)。
それよりも、「ママは(例えば)スーパーの店員さんなんだけど、いつもおじいちゃんから親切って褒められるんだ」といった、「万人がほっこりする自慢」をさせてあげたい。
芸能人の子どもというのはそれだけでステータスだし、ブランドになる。
でも、それを汚さないようにパートナーが相手の仕事を理解し、そこに対してケアをする、そして好感度を上げておくことで、子どもにとっての「自慢のお母さん・お父さん」になると思う。
パートナーがいる人はぜひ私の個人的な意見を便所の落書きレベルで読み流してほしい。笑