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1年の締めくくり:8回目の「1日1食断食@龍雲寺」(その①)
1.「半年ぶり」は意外や意外・・・・
昨夏に初めて体験して以来「2ヶ月に1回来て、身体と心を調えよう」と思っていたのですが、今年はGW以降バタついていて半年も空いてしまいました。
それでも、何とか1年の締めくくりとして来ることができました。
紅葉の境内はとても美しく厳かでもあります。
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ただ、半年も空いたことで、これまでルーティーンのようになっていたことが、いとも簡単に崩れるのだなと実感しています。
2.足がしびれ、立ち上がり損ねてヨロヨロ・・・
入門初日の夜の坐禅。真っ暗な境内に響く滝の音だけを聞きながら20分間坐ります。あれっ、いつもより時間が長く感じる、なんだか足が痛い。これが間隔が空くということなのだなと思いながら立ち上がろうとした時に、思わずよろけて転びそうになりました。柱につかまってひっくり返ることだけは避けられましたが、周りの人からも「大丈夫ですか?」と声をかけられて、気恥ずかしいの極地です。
自分はここには何回も来ていて、坐禅も慣れているから・・・などと少々気取っていた面もあるかもしれません。
まさに、身体も心も調っていない状況が明らかになりました(苦笑)
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3.お腹は空くし、食事はまだ?・・・
今年はGW以降、かなり不規則な生活になっていて、その影響がもろに出ました。
過去のnoteを読んでいただくと分かりますが、「1日1食断食」は思いのほか空腹感に苦しみません。もちろん多少お腹空いたな、という感覚はありますが、それ以上に「人間1日1食で十分だな」という感覚の方が強くなります。その結果、通常生活に戻っても暴飲暴食をしないようになりますし、腹八分目の生活に変化していくことが容易になります。
それが、やはりこの半年間のブランクは大きいようです。
足のしびれは少し経てば直りますが、空腹感はずっと続きます。
今日の夕食までまだしばらくあります・・・・・滞在期間中に空腹感から脱出できるのでしょうか?(笑)
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4.今日の法話「いい加減に生きる」とは
今日のご住職のお話の主題は、「やり過ぎない、やらなさ過ぎない、ちょうどいい加減を見つけましょう。」でした。
人間はついつい調子乗ると無理をしてしまいがちです。その結果、途中で息切れして長続きしなくなってしまうことがよくあります。やらなさ過ぎ、怠け過ぎはダメですが、頑張り過ぎも決して褒められたことではありません。ですから、「ちょうどいい加減を見つける」ことがよりよく生きるための大切です。
そして、自分にとっての「ちょうどいい加減」が見つかったら、今度はそれに固執するのを止めましょう。自分にとっての「ちょうどいい加減」は必ずしも他人にとってのそれではありません。みんなが「自分のちょうどいい加減」に固執し始めたら、世界はどうなるでしょうか?争いが絶えなくなると思いませんか?
みんなにとっての「ちょうどいい加減」をみんなで探すしていきましょう。
そうすることで、誰もが穏やかに、安らかに暮らせるのではないでしょうか。
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