【まったり経営学18】『世界標準の経営理論』16 進化するルーティン〜マニュアルは改善点を見える化するために存在する
さてと、今回も2年前の感想から
見出しとしては、
組織の継続的な変化・進化を説明する理論
進化理論:コロンビア大学リチャード・ネルソン、シドニー・ウィンター
ルーティン
1.繰り返される行動パターン
暗黙知の共有
デュポンの社員は、駅の階段の隅を歩く
ルーティンが組織にもたらす効果:南デンマーク大マーカス・ベッカー
ルーティンは阻害要因?
良品計画の「進化するルーティン」
トヨタの現場:「標準化・仕組み化・マニュアル化」
ルーティンの進化は、漸進的になる
ルーティンが進化を止める危険性
ルーティンが進化させ続ける要件
変化対応で怖いのは、リソースではなくルーティン
ルーティンを作り直せ
今回の感想
前回のSECIモデル(今の日本企業だと、SLECIモデル)までは理解できたと思うんだけど、
結構、毎回長くなりそうだし、ぐだぐだ語るよりも、重要なポイントを図として抜粋した方が早いかなと、、、。
要は、
マニュアルは日々繰り返される作業(=ルーティン)の改善点を炙り出す=見える化するために存在する。
マニュアルを作って、そのマニュアルをどんどん作り変えること自体をルーティンとして組み込め
ってことで💦
10社以上いろんな組織や現場を見て回ったけども、
日々のルーティンについて、マニュアルがない企業がまずほとんどだし、
松井社長が言ってるとおりの、マニュアルに対して
ネガティブなイメージ
マニュアルがあると変化に対応できなくなる
マニュアルどおりの作業しかしなくなる
マニュアルなんか作っても、仕事のやり方が変わるから必要ない
マニュアル化できる仕事ではない
な企業ばかりだけど、今後、出てくるローカルノームなんかも絡んで、本音としては、
ただマニュアルを作る作業時間がもったいない
マニュアル作りは面倒くさい
うちにはそんな余裕はないと思い込んでる
だけが殆ど。一番最悪なのは、
マニュアルを作っていないから、マニュアルがあれば、読みながら作業をすれば、新規参入者でも数回同じ作業を繰り返せば身に付く作業を、マニュアルがないばかりに、説明するのに年単位で時間がかかる。
+
作業自体が実は数年前とか十数年前から、同じことを繰り返す本当にただのルーティンワークになっていて、マニュアルを作ってなくても、今の業務の変化にも対応できていない。すぐにマニュアル化できるのにやっていないだけ
↓
マニュアル化しておけば、今の作業の問題点を組織内で表出化できるのに、マニュアルがないばかりに表出化できておらず、結果、同じミスを繰り返し、ミスをする人を責めるだけで終わっている。
↓
マニュアルを作らないことの弊害を理解してないばかりに
日々の業務の改善点が炙り出せない
組織として改善に取り組めない
で終わってるし、日本の組織風土では、そういう組織が殆ど。
オイラはただ単に、
マニュアルを礼賛してるわけではない
し、マニュアルはあくまでも、
⭕️ 必要最低限の業務をこなせるようにするために存在する=必要条件
であって、
❌ そのマニュアルどおりに仕事をこなしておけば、充分=十分条件
なんてことを言いたいわけではない。前回の記事でもゆーたけど、
業務は生き物
(顧客のニーズや社会環境が変化していくから、
それに応じて日々の業務も変わらざるを得ない)
ので、日々の業務が刻々と変わっていく以上、
マニュアルもどんどん変わらざると得ないし、
一度作って、一回も差し替えないマニュアルほど意味のないものはない
一回、全ての作業をマニュアル化しておけば、
変更点なんて、日々の業務単位で言えばそんなに多くないし、
全体を全て差し替えないといけないレベルの差し替えは、
もはや全然、別の部署を立ち上げるってことと変わらない
ので、そんな改変がマニュアルにかかるってことは、
もはや、組織としてのガバナンスが成り立っていない
👉組織の体を成す管理を、その管理者ができていないことを露呈してるだけ。=そんな会社はやめておけ!
になるので〜〜〜〜〜。IT業界なんて、バカバブルの直後に来たITバブル時期に社会人だったアホな企業ほど、
朝令暮改
を是としていて、未だにそれで通用するみたいな感覚の管理職以上も多いんだけどね。それは、
子供の時からPCばっかり触って、会社法とかアートなんかに触れていないPCヲタクなおっさんたちの末路 笑😆
まさに、知の深化だけやって知の探索を、リアル・オプション戦略でやらない組織
👉実際、朝令暮改スタイルでスピードばかりを求めてきて一時、社会的にも隆盛を極めた=成功体験を手にしたIT企業が今どうなっているか新聞読んでいたら分かるだろ。
さてと、ここで手前味噌だけど、マニュアルの重要性は理解できたと思うので、
マニュアルを作る時に意識して欲しいのは、
に書いてるし、マニュアルをいざ作ろうと思う時に作業を効率化するツールは、
で公開してる(有料で300円)し、そのツールの使い方まで習得したいなら、
でVBAの基本も学べる教材も公開してる(有料で500円)。
ま、これを公開したのは、この本を読んで、
日本の組織はマニュアル整備に重要性に気づく時が来るだろうし、
その時にこういうツールが必要になるだろうなあ🤔
っと思ったから。
ま、
3年くらい前にいた職場で、
自分でその会社のマニュアルを整備する必要があったから、
個人開発して、日々の業務もこなしながら、実際に効率よくマニュアルも作成して、
残業せずに帰れたツールなんだけどね💦
まあ、今なら、
なんかでも紹介した、Googleサイトを使って社内WEBって感じで公開する方法もありだと思うけど、
マニュアル自体に否定的なおっさん層は、大体WEBにも否定的で、マニュアルがいざ出来たら次に取る行動は、
なぜか紙に出したがるし、
「俺は紙に出して、読んで初めて頭に入るタイプ。そういう人間も配慮して作るべき」とか言い出すから、
紙ベースで印刷まで効率化できるVBAツールとWEB公開まで踏まえてGoogleサイトで起こす方法を視野に入れていた方がいいかもね〜〜〜🤔
まあ、そういう紙に出したがるおっさんほど、WEBページの印刷範囲の設定とかすら操作覚束ないんですけどね💦
やらない、生み出さない素人ほど、社内でもワガママだからね〜〜💦
お客さん目線に立ってとか言いながら、社内にもう一人お客さんがいる感じになってるだけだし😆
信念とか理念を演説するのはいいから仕事しろよ!おっさん。
一回エクセルでデジタル化、見える化しとくと、いざ、Googleサイトに移植するときも、コピペ作業だけで行けるから簡単だけどね。
まとめ
日々の業務を誰かが言葉で伝えて、作業内容を伝えられて他の人が作業に当たれてるのであれば、100%マニュアル化できない作業など存在しない。
マニュアルは日々の業務の課題=改善点を炙り出すために作る(業務の見える化)
一度作っただけで、以降差し替えを全くしないマニュアルならば、作らない方がマシ(業務は生き物)
マニュアルはどんどん差し替える!ただし、部分的に。
上記の視点をメンタルモデルに組み込んで、差し替え作業と差し替える点が日々の業務に存在しないかにアンテナを貼るマインド自体を組織のルーティンに組み込む(顧客に言われてからやっても不祥事になって遅いことが多い時代だから)。
既存のマニュアルをきちんと理解していないと、差し替え点など探せない。
なぜなら、日々の業務の課題が、イノベーションの芽だから!
SECIモデルに繋がるから!
今の時代にマニュアルを否定して、イノベーションだけ推進するなど、自分で、イノベーションの芽を摘んで、会社の寿命を早めてるようなもの。
誤った個人主義と合理主義て言葉は、
でも書いたけど、目先のタイパ、コスパなんかに反射するばかりで、
マニュアル自体を作らない
なんて、全体を見通せば、自分でコスパを悪くしてるようなもの。今時、マニュアルや手順書、ハンドブックなんてあって当たり前だし、
💃職人ほどそういう物の重要性を理解してるし、
ないならきちんと作るよ〜〜〜
基本を疎かにしないのが、職人だからね🕺
ま、自称プロとか社畜精神で目先の時間と金に踊らされるだけのブラック社員やブラック管理職、記憶力のない輩ほど、
「そんな物なくても覚えればいい」
でなぜか記憶力に頼って、
記憶力ゲーム
を繰り広げたがるんだけどね。仕事も分かっていないし、情報社会って意味もわかってないから、
情報社会だからとか、効率性、生産性とか人一倍言いつつ、
やってることは一番、
情報社会に乗り遅れ、効率性も生産性も悪い方法を選んでる
ってゆーね 藁🤣
ま、経営学みたいな教養もなく、視野も狭く、
自分から組織を改善する勇気もないから、仕方ないか
日々のルーティンがいかに大事かは、
でも、生活面の話だけど面白いから興味があったら読んでみてね〜〜〜
天才や偉人だからその習慣(ルーティン)をしたのではなく、
その習慣(ルーティン)が彼らを天才や偉人にした
てことがよく分かる本だから。
さてと次回は、
知の探索と知の深化あたりからここまで滔々と述べてきた考え方がなぜ、重要かを説明する、
について紹介してく〜〜〜〜🕺