【ゆっくりノーマン】(2025年4月から本格開始予定)[✖️認知心理学]『より良い世界のためのデザイン』第1章の感想〜地球は存在するが、そもそも世界なんざ存在しない。
さてと、先週で
でもまとめたとおり、
スマホアプリ開発の基本も
1年ちょっとかけて記事にまとめ終わった
ので、スマホアプリには欠かせない
デザイン
で、デザインの中でも特に重要な
認知心理学の大家:ドナルド・A・ノーマン
👉AppleのHIG(ヒューマン・インターフェース・ガイドライン)を作った人
の本を読んだ感想をゆっくり書いてく🕺
記事を書こうと思ったきっかけ
2019年10月に世界的なバイブル『誰のためのデザイン?』を読んでいた
2024年3月に『より良い世界のためのデザイン』を皮切りに、ノーマン祭りが再燃し、ひと通り購入して6月までに読み終わっていた
上記の結果、この5年間の世界の動向を見ても、ますますノーマンが提唱するHCDなどが重要であることを再認識
そして何より、
4〜5月くらいだっけか?10年来髪を切ってもらっている美容師さんから、SwiftUIの記事が落ち着いたら、記事を書いてほしいと依頼があった🤣
ので、
週に1記事、1章ずつくらい
で、
読んだ感想をnote記事にしてみよう
これまでに読んでいるノーマンの本としては、7冊
「どの本から感想文書いたらいい?」
と聞いたところ、世界的なバイブルである『誰のためのデザイン?』からではなく、
「最新刊の『より良い世界のためのデザイン』からがいい。」
とご用命もあったので、
まあ、別にどれから書いても、通底するノーマンの言葉や考え(=ノーマン節)は変わらない
最新刊の方が、より最新のノーマンが考えてることが分かる
ので、
『より良い世界のためのデザイン』
から書くことに決定🕺
記事を書くペースとしては、
普段仕事もやってるし、他にやりたいこともあるので、
来年の4月から、
本格的に週に1章ずつ読み返して、
思った感想を1記事ずつ
書いてく予定🕺2〜3ヶ月くらいで、通勤途中に駆け足で読んできた本も多いので、
個人的な読み返しにもちょうど良いきっかけ
👉そこで学んだことが、スマホアプリのデザインにも直結するし、一石数鳥になるな🧐と💦
全体のキーワードとしては、
これまで色んな記事やつぶやきで話してきたことと変わらない
人間性中心主義=倫理ある資本主義、倫理ある経済
漸進的なモジュラーデザイン
民主化
✖️(クロス)
別にノーマンの影響に受けてゆーてる訳ではなく、「誰のためのデザイン?」しか読んでいなかった、去年でも一昨年でも記事では同じようなことをゆーておる。一例として、
てな感じでね。
(仮に、最新刊の『より良い世界のためのデザイン』の初版が2023年の10月なのに、1ヶ月以上前にオイラはどーやって、この記事に書いたエシカル・エコノミクスなんて言葉を載せれるんだろうね🧐❓「誰のためのデザイン?」には出てきてないが😛)つまり、ここに挙げたキーワードは
ノーマンを読む読まないに関わらず、
これからの世界的な潮流として変わらない。
特にコロナ禍が発生してからの世界を考えながら生きている人であれば、言わなくてもわかってることだろうけど👀💦
てな感じで、前置きが長くなったけど、最新刊、
『より良い世界のためのデザイン』
を通じて、
ゆっくり、
これからの世界のデザイン
の話をしよう
まずは、
第1部 人工的ー見るものほとんどすべては人工的である
から順に(2025年の4月から)読んでく🕺(予定笑🤣)
今回は予告編も兼ねて、
最初の章を記事にしてみた笑😛
読んですぐにパッと思い浮かんだのは、
数年前に読んだ文藝春秋の「数字の科学」で、
よく文学作品とか、何かの映像特集で、稲穂とか田んぼ、トンボが止まる光景、そこに流れる水路、よく回る水車なんかを写したり、描写したりして、自然とかノスタルジー(郷愁)を誘おうとしてるのを見て、「いやいや、あなたが自然てゆーてるのって結構数十年とか数百年とか掛けて、人工的にやってきたものばかりですぜ👀💦」て数学者だからか思ってしまうって記事😆
それって厳密に言えば、明らかに人工物だし、あなた方がゆーてる自然って野生とは似て非なるもの=完全に無機質なモノに比べると自然に近いもの
👉自然らしきもの=人工物
に過ぎないし、ただそれって、
人工物を、自然って認知してるだけの話じゃん笑🤣
まさにって感じ😛
なんでこんな話を前置きにって思うかもしれないけど、これこそがまさに、この本に通底する大事な観点なので〜〜〜〜
見出しとしては、
・人工的なものはほとんどすべてデザインされている
・人工的な世界がとても自然に見えるのはなぜか?
・デザインが我々を今日の混乱に巻き込んだとすれば、デザインは我々を脱出させてくれるのか?
てな感じかな🧐
感想詳細
そそ。本当に、現代人なら現代の、古代人なら古代の、
生まれついた時点で、すでにそーなっているもの
を、
それが本来的な意味での自然な物か?
それをやり続けることが正しいことなのか?
を疑いもせずに、
それをやること、そーなっているのが、普通、自然、当たり前
と思い込んでしまう。これは【まったり経営学】の記事
でも書き、結構、いろんな記事やつぶやきでオイラが出してるキーワード
レジティマシー
って言葉に集約されるんだけど、これって結構、現代社会で様々な問題を引き起こしてる大きな弊害で、
◾️ルールに従う側:
空気と顔色ばかりを読んで、それを継続することが当たり前=真っ当だと信じ込まされ、環境破壊や経済破壊を繰り返し続ける自分たちの行為を信じて疑わない。
↓
富の偏在や途上国の不当な賃金での労働、温暖化の煽りを喰うなどの行為を「そうすることが真っ当」ってだけで正当化してしまう。
↓
倫理性や人間性の欠如した行為を当たり前と正当化
まあ、その方(誰かに決められたルールに従っている方)が、考えなくていいし、勇気もいらないし=楽だからね
◾️ルールを作る側:
EU首脳なんかが集まって行われるブリュッセル会議で決まったことが=世界秩序として世界中の環境政策なんかで世界の基準と見做されてしまう=ブリュッセル効果に代表されるように、自分たちの行動が世界の基準と勝手に言い切ってしまった方が、目先では自分たちに都合のいいようにルール自体を変更したり、新しく作って、従順な人々をそれに従わせておけば、目先ではお金も儲かるし、後の未来のことなんて知ったこっちゃないし、好き勝手に出来る=楽だからね。
今ここで出したキーワードは
楽
(楽しいではない)
そ、結局、国籍問わず大半の人間は、
自然がどうとか、デザインがどうとかご大層な大義名分を並べ立てても
それぞれの思惑で目先の、
楽(=面倒臭いを避けて)と空気
で行動してるだけ。
👉自分たちが目先で繰り返す、真っ当と思われる行動が、
本来の意味で正しいかどうかを疑いもせず。。。
だからこそ、実際に、
・地球環境保護で言えば、
脱炭素って大義名分があれば、それのみをお題目に、脱炭素だから〜〜で山肌を削り、発電力が安定しないメガソーラーパネルを作りまくる自治体や電力会社
👉おいおい、脱炭素の根本は、地球環境保護だから、山肌削ったら、脱炭素の達成には近づけても、地球環境は破壊してるね👀意味なくないどことかむしろ、有害じゃないか🧐❓
・古典的な歴史認識における経済活動で言えば、
グローバル(この言葉自体がオイラは好きではないが)主義で、世界が今ほど繋がっていなかった時代には、
地球にはまだ自分たちが把握しきれていない資源や土地が眠っている(=地球の資源は無限だ)から、資源の有限性などを考慮せずに、どんどんより激しく経済競争を行い、現地の人も物も含めた全ての資源を搾取し、自国の富さえ上げればよかった
👉その古典的な歴史観で突っ走ってきた結果、グローバリゼーションが進み、世界がひとつになればなるほど、
実は地球の資源は有限であることが分かった。
にも関わらず、人間は、生まれついてからそれが普通、自然、当たり前=真っ当と認知したやり方、考え方=レジティマシーをすぐに変えることはできない
👉人は自分の行動の結果で、生み出される全ての副作用をすぐに認知することができない(今まで通りにしてる方が楽だし、それを変えるには勇気がいる)から、地球の資源が有限と分かった後でも、地球の資源が無限だった時代の凝り固まったやり方を変えることが出来ず、ならばその資源を自分たちが独占できるように、変化の少ない方向にシフトするだけ。
で動こうとしてた👀💦
ところがどっこい、根本問題は放置され続けたままで、
自分たちの国や一部の大企業に独占されるためだけの秩序が、
何かを犠牲の上に成り立っていたもの
だったので、新型コロナによる世界的なパンデミックを皮切りに、
世界的な労働搾取をされていた側の国や地域の発言権の増大
環境破壊による地球沸騰と未知のウィルスによる経済の破壊的停滞
世界秩序を決めてきていた機関の権威の失墜と国際紛争の激化
覇権国の資源を享受しても、発言を軽視していた国際秩序の崩壊
などが世界的にも表れ始め、
VUCA(不安要素が大きく、先が見通せず、変動性が高く、答えが今までほど単純で明快ではない曖昧)な世界が進み始めた
(👉てか、本来ならこっちが正常で、今までの方が異常ではあったのだが)
結局、今世界に求められているものは何か?
経済活動にしろ、歴史認識にしろ、環境保護にしろ全ての分野に今求められているのは、
世界の再構築
こー書くと、同じ人間だろうに、さっき書いた、
「自分は、人より頭がよく、自分はルールを作る側の人間」
みたいな考え方しかできない人ほど、
新しい世界秩序とか新しい世界のルール
と、即断即決で頭オープンリーチに思い込みそう(👉答え=ルールがないと自分が動けない人間ほど、余計なルールを作りたがり、ルールを作った自分は人を動かすとか勘違いするのアンチテーゼ)なんだけど、そういった
決まりごとの話ではなく、
むしろ、そーいった
今までの決まりごとを抜きにして、世界を一旦、再認識して、自分たちの世界(との接し方)を見つめ直そう。👉認知
その上で、世界(における人間)のあり方を作り直そう=再構築👉デザイン
てゆーてるだけ。
ま、こんな風に大上段で感想を書くと、
世界とか、デザインとか、認知とか、
「そんな大きすぎる話は自分には関係ない」
「そんな抽象的で宗教みたいな話は自分には関係ない」
って即断即決で、次回から記事を読まなくなる人もいるだろうなあ🧐
と思うんだけど、それこそが、
この記事での狙い:認知とは何か?
オイラは今、ここまでで、
世界、世界
って連呼してきてるけど、
物理的に、地球てゆー惑星が存在してる
だけであって、そもそも
世界なんて、それをはっきり認知しようとする人間にしか存在しない。
世界にたしかに存在するものも、それを認識しようとする人間が誰一人いないなら、そこに存在しないのと変わらない。
そもそも、ここでゆーてる認知とは、
はっきり認識しようとする行為
👉その存在を積極的に、はっきりと認めて理解しようとする行動
(婚姻外で出来た子供を自分の子供と認める方でないぞ😛)
現代人は情報に反応する力には長けているが、同時に、
自分に関係ない、興味がないと思ってしまえば認知しようとしない
いちいち、瑣末で目先に関係ないことに構っていられるほど、時間にも生活にも余裕がない(て思い込んでるからね🧐ま、思い込みもひとつの認知なのだが😆)
世界で今噴出し、世界が歴史的に抱えてきた問題も、
それを認知した最初の人たちが、「そーするのが(今までの)当たり前」で臭いモノに蓋をせずに、きちんとその時々に、産業モデルなんかの再構築に取り組んでおけば、
今みたいな構造的に複雑な問題
にはなっていなかっただろうねえ🧐
例えば、
で書いた
構造的労働搾取
に政府が、早く取り組まなかった=社会に実際に存在する問題と政府が数十年間、認知すらしようとすらしなかった結果、今や
で書いた通り、国連から
21世紀の奴隷制度
とまで看做される大問題に発展してるんだが笑🤣
目指せ!エスタブリッシュで、
自分たちの目先の欲求を満たす、便利に暮らす、人より多くの富を得るために行ってきた全ての結果で、いくら自分たちの過ごす夏が酷暑日ばかりになっても、食料が減っても、水が飲めなくなっても、自分の子供が労働で搾取されようとも、自分には関係ないと思えば、そんな問題すら彼らの中では、
地球上に存在しないのと同じ
だろうね🧐どれだけそれが科学的に立証されても、どんなにデータを集めても、
自分たちが今までそれが常識とか当たり前と思うレジティマシーに沿わない
👉素直に問題だと納得し、認めようしない
で書いた
プロスペクト理論:〇〇とは限らないの心理
が働いて、彼らの中では、
不都合な事実しか存在しない世界すら存在しないのと変わらないんだから
「なぜ、それが世界で叫ばれているのか、
何が問題なのか」
ってゆー根本的な趣旨を考えずに、その問題自体を見ようとすらしない。上司や国がゆーからってだけでやったところで、
それは社会に定着もしないし、
定着しないのであれば普及もしない。
👉デザイン(=設計ややり方など)が悪いからね🧐
そもそも、認知に必要な概念モデルができてない
実際、まったり経営学で紹介した、
ハイパー・ノームやメガ・トレンド
もだからこそ定着しない。
実際、日本の環境政策はことごとく尻すぼみで失敗してるでしょ。
官主導でやってるだけで、しかもGXとか民間が自発的にやるではなく、官が大々的にお題目をぶち上げて、その目標達成のために、取り組んだ企業にお金を払うだけが目的になってる
ただの環境を悪用した、GDP換算の消費促進策
👉環境ビジネス
だっていくら説明したところで、
お主上に従うだけが大半で、
根本や趣旨を理解しようとしない
👉納得してない
から、
自発的に動くわけないもん
すぐにお金になるような見返りがない限りは。
それは、
でも書いたとおり。
腹落ちしてないからね🧐
👉じゃないと山肌削らない🤣
そんな世界すら認知しようとしない人に世界の話なんてしても、頭がおかしいとか何かの宗教と思われて終わり。
世界はそれでも確実に、その人たちが認識してる数十年前の世界とは変わっちゃってるんだけど、、、。ま、認知しようとしないから、彼らからしたら今の世界なんて、
ないのと一緒
だし、関係ないか😛
その割には、自分たちの生活とか経済に直結して初めて認知して、いつも右往左往してるが👀💦
本当に関係ないなら、後からでも巻き込まれないはずだし、目先で片付けたってことは、その後何があっても、文句は言えないのでは🧐❓要は、
面倒なことは考えるのすら面倒臭い
自分たちが率先してやるべき地位とか権限を持ってるけど、自分たちがやらなくても誰かが何とかしてくれる
自分一人のせいじゃないからやらなくていい
他の人がいくら困っても、自分だけはそこでエアコンがある部屋でずっと危険なく美味しいご飯が未来永劫食べられるって安易に思い込んでる
👉他力本願で、幼稚な、自分だけは一生安泰って安易に思い込んでる
メリトクラシー
なだけ笑😆
ブリュッセル会議ねえ🧐
彼らが一体、地球の本当の自然環境とか、経済の何に貢献してきたのかしら❓🧐
後の歴史から振り返って、地球の歴史に汚点しか残していないと思われますが🧐
今回のまとめ:Think different
ま、多分ここまで真面目に読んだだけでも、すでに、今まで自分が認識してた
世界
って概念自体がグラついた人もいるのでは❓😆
『より良い世界のためのデザイン』って本の感想をこれからゆっくりまとめようって時に、
世界てゆーても、安易に即断即決で、自分の中のイメージで地球全体を思い浮かべる人もいれば、宇宙全体を思い浮かべる人も、民主主義陣営やG7みたいな先進国、文明国や観光地だけを世界って思い浮かべる人もいるくらい、世界って言葉だけでも、そもそも
認知してる対象がズレてる
のに、認知心理学がどうとか、デザインがどうとかって本の小手先の感想をいくらまとめたところで、
共通理解が得られるのかしら❓🧐
だったら、それこそまずは、
スティーブ・ジョブズがAppleに復帰した時に提唱した理念のひとつ
Think different(違いを考えろ)
で、
書き手のオイラが無意識的に捉えてる「世界」と読み手のあなたが無意識的に捉えてる「世界」とは何か?
そこに違いはないのか?
地球全体規模で、共通理解として考えられる世界とは?
世界は存在するのか?
なんかを考えといた方が
「遠回りなようで近道」
かなと🧐
「本当に大事なことほど、目には見えない」(サン=テグジュペリ『星の王子さま』)からこそ、まずは導入編で、大前提を考察しよう🕺
ま、いくら考えたところで、結局、結論としては、
地球は存在しても、万人共通で理解されてる世界なんざ存在しない
てことになるのは目に見えてるとは思うけどね。
てことで、次回からは【導入編】
でも書いた
の感想を書いてく🕺
💃10章もない本だし、導入編にちょうどいい🕺
さてと、今朝買った文藝春秋読んで、
夕方ジム行こうっと。
明日は、UiPathの記事でもやるかな笑😛
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