【日記】雪と思い出をたぐる夜
天気予報は数日前から、雪の予報が出ていた。
朝起きたときは曇天くらいだったのだけれど、昼過ぎには雪が降り出した。今年初めての雪、何なら今シーズン初めての雪な気がする。
本当なら、傘が大嫌いな人間なので、こういう傘が必要になる日は全力で引きこもる。
ただ、今日はどうしても出なければならない用事があったので勇気を出して(何とたいそうな)、外に出てみた。
まあ、出たら出たで楽しいのよ、外界なんて。
傘に降り積もる雪の音を、無心で聴いたり、風が吹いて、手前と奥で雪の流れが違うのを眺めたり…。
途中、誰の足跡もついていない公園の横を通りがかったので、極悪な大人である私は、張り切って足跡をつけてきた。
はしゃぎすぎである。
ふと思い立って、教え子と連絡の取れるSNSを更新する。
更新は本当に気まぐれで、思うように使わせてもらっていて、お互いに、ゆるく生存確認をするようなツールと化している。
いつだったか、大雪が降った日のことを思い出して書いたら、あちらこちらから反応があって嬉しくなった。
その極々一部を少しだけ。
原則、学校生活に関係ないものは持ち込み禁止だったんですけどね?!
バレンタインとか、まあ、ちょっと見てみぬふりをするような場面もあるわけじゃないですか。
楽しいんだよねえ、そういう非現実的な瞬間。
本当によくわかるし、昨日のことのようによく覚えている。
ダメなものは、ダメですけどね?!しどろもどろ。
別途、突然動画を送ってくれて、近況報告をしてくれた人もいた。
元気そうで何よりだし、その動画がまたとても良い動画でものすごく癒された。
「思い出」を共有できる存在がいる嬉しさを、そしてありがたさを、ゆっくりチョコ溶かすように思いながら、雪を眺める。
そんな、冬の夜。
私に関わる全ての人が、あたたかくて優しい夢を見られますように。
ああ、今日も一日お疲れ様でした!