戦争を知らない自分が今戸惑っていること
こんにちは今日は3月1日、各地で卒業式が行われています。卒業生の皆さんは、ご卒業おめでとうございます。
私も3年前に皆さんと同じように高校を卒業し、春から始まる新生活に思いを馳せていました。
まさか世界中に蔓延するウイルスや侵攻のために他国で行われている悲惨な現状をこのたった3年の間に経験するとは思ってもいませんでした。
私は自分を、特別戦争に対してアンテナを張っている人間だと思ったことはありません。多分そこらへんにいる大学生と同じように、どこかの紛争地域のことを頭では理解しつつも、舌に合わなかったご飯を残し、恵まれた家庭のもと育ったことに感謝をしながらも、友人と夜遊びをしていたどこにでもいる大学生です。
大学の授業や高校時代の広島訪問で戦争のことを知っていて、学んでる最中では心がズキズキと痛んでいても、少し時間が経てばそのような記憶よりも楽しい思い出が頭の中を塗り替えてしまうものです。
しかしここ最近のウクライナのニュースを見ていて、あの時塗り替えられた先人たちの話を思い出します。私は自分が生きている間にこんなことが起こるなんてとても想像していなかったものですから、今自分が何をするべきなのかなど全く分かりません。
私たち大学3年生は就職活動が始まり自分のことで精一杯な時期になっています。SNSでウクライナのことを案じている同級生は私のTLにはいません。そもそも、日本のテレビでは国連会議の内容や各国からの声明といった形式的な「上の人達」の動向はニュースになるものの、その下で戦っている当事者達のことをあまり大々的に報道していないように感じました。自分からネットで探さなければ現実を知ることが出来ない分、私たちはどうしてもウクライナの情勢に疎くなってしまうのかもしれません。
ロシア人の方々が心を痛めながら戦争反対の声を上げていたり、ウクライナ大使館がリアルタイムで国の様子を発信していたり、自分は知ることしか出来ず、それについて発信することを躊躇してしまう。
私たち世代は戦争について発信すると、どこか一線を引かれたような気持ちになります。
「だから何?」「自分関係ないじゃん。」「意識高いのね。」「私は興味無いな。」
侵攻前後も変わらない様子のSNSに、その話題を投じるとこのように思われるのではないか。
私は度々noteでアイドルオタクを自称していますが、当然趣味について話す場でもこのような話題はあまり出ません。自分が楽しく音楽番組を見ている時にふと、自分の幸福さに気づいてしまいます。今までだってそうだったのに、今回のウクライナ侵攻で自分たちの置かれている状況に気づいてしまったんですね。
芸能人、ましてやアイドルなんて政治的な話題に触れることはありません。こんなにも外は毎日変化しているというのに、私の周りだけ何事もなく動いているような感覚に変な違和感を覚えるのです。
それでも、面と向かって話す機会があると全員ウクライナの報道を知っており、何かしら感じている部分がありました。SNSではハードルが高い意見交換も、顔を合わせれば自然にすることが出来ます。
「こんな時に芸能人のゴシップとかに興味わかないよね」「飯テロって言葉不謹慎だったんだなって最近気づいた」「推しアイドルが暗に平和を願っているメッセージ載せてて嬉しかった」「朝ドラみたいなことが今起きてるんだよね」
何が言いたいのかと言うと、日本は戦争に対してどこか他人事で、SNSといった便利で簡単に自分の意見を共有できる場で身近な人にそれを行うことを躊躇してしまう。でも、実はみんな同じようなもどかしさや不安を抱えているということです。
思っているよりも若人(自分で若人言うな)は戦争に関心があるし、このままじゃいけないかもと思っています!でも、それが可視化されにくいからもどかしいね!っていう話でした!特に専門的な知識もなく、ただ思ったことを話しただけなのでまとまってなくてすいません!
卒業生のみんなも今後は自分で学ぶものを選択出来るようになるから、色んなことを吸収してください!私も手遅れと思わず努めます!