【ベアラビ04】確証バイアスのトラップ!あなたの意見は何故通らない?
ラビちゃん:ねぇ、ベア博士。なんでみんな会議でいつも同じ人の意見に賛成しちゃうんだろう?私の意見、全然通らないんだよね。
ベア博士:ふむ、それは「確証バイアス」のせいかもしれないね。
ラビちゃん:確証バイアス?それって、なんか硬い響きだけど、どんな意味なの?
ベア博士:確証バイアスは、人が自分の信じていることを確かめたくて、それに合った情報ばかりを集めちゃう傾向のことなんだ。つまり、リーダーや初めに発言した人の意見が、議論全体に影響を与えやすくなるんだよ。
ラビちゃん:ってことは、誰かが「これがベストだ」って言ったら、みんなそれに賛成しちゃうってこと?
ベア博士:そうなんだ。特に、リーダーや影響力のある人が言うと、その意見に他の人も引っ張られて、結果的に他のアイデアが無視されちゃうことが多いんだ。
ラビちゃん:それって、私のアイデアがいつも埋もれちゃう理由だよね。困るなぁ。
ベア博士:だからこそ、リーダーは意識して「他に意見はないかな?」とか「別の視点は?」と尋ねることで、確証バイアスを避けることができるんだ。みんなが偏らずに、もっと多様な意見が出てくるんだよ。
ラビちゃん:なるほどね。次の会議では、みんなが博士に賛成し始めたら、わざと猛烈に反対意見を言ってみようかな?
ベア博士:いやいや、ラビちゃん、それは無理しなくていいから…。でも、異なる視点を出すのは確かに重要だね。
ラビちゃん:ふふ、博士の意見に逆らうのも面白そうだけどね。でも、いろんな意見を出せたら、もっと良い結果が出そうだよね。
ベア博士:そうだね。議論は多様な視点があるからこそ、より良い解決策にたどり着けるんだよ。
まとめ
確証(コンフォメーション)バイアスは、自分の信じていることに沿った情報を選びがちになる心理現象です。チームの議論では、リーダーや影響力のあるメンバーの意見が強く反映されることが多く、結果的に偏った結論に達しやすくなります。このバイアスを防ぐためには、異なる視点を意識的に取り入れ、全員が自分のバイアスに気づくことが重要です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?