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私が本当の私に出会えた

前にも少し書いた内容と被ってくるのですが、それをちゃんと言語化して書いてみます。私は与えられるがまま、自分のことを深く考えることもなく大人になって、気づいたらいつも自分のことが嫌いで自信がなくて楽しいことの対極で生きていました。何十年もの間。そんな私が、自分でも知らなかった”本当の私”に出会えたのは、子どもたちのおかげでした。

■自己肯定感って一体どこ?

それくらい低かった。心の奥には「やりたいこと」あるんだけど、それを言っていいのか、言うことで誰かから何か言われるんじゃないかって思うと言えなくなって、でも、それじゃ私はなんのために生きてるんだろうって思うと悲しくなったりモヤモヤしたりして。周りの人たちは堂々とやりたいことをやっているのに、私はどうしてできないんだろう。それは、できる人とできない人って何かがあるのかな、、私はできない人なのかな、、そんなふうに思うことが多々ありました。

■SEL(Social Emotional Leaning)社会情緒的教育

アメリカではこのように使われることが多いようで、私はこちらの方が好きなのですが、日本で一般的に使われる用語は「非認知能力」です。認知能力の真逆を指すのですが、認知能力ってなに?というと、点数などの目で見える能力のこと。なので非認知能力は、自己肯定感・自身主体性・やり抜く力・柔軟性・共感性・社会性・協働力なんていう言葉がいっぱい出てきますね。つまりまとめると「生きるために必要な力」と言えます。これがあれば人生何があっても自分らしい幸せな人生切り開いていけるよね、と言われることが多いですね。子どもたちのSELを育みたい、そのことについて専門家の方が「子どもの生きる力を育むためには子供に何かをやらせるっていう今までの子育てとは真逆で親が生きている姿を見せることのほうが大事です」と表現していました。まさに、それを私、ここ数年やっているなって思うんです。

■私が変わったら子どもが変わった

勉強しなさい、片づけなさい。これを言わなくなりました。困るなら自分でやるんだろうなって思うことにしたんです。もちろん、今までの自分が育てられてきた記憶ってかなり濃いのでついうっかり出そうになる言葉なんです。でも、それをグッと我慢です。そのうち我慢することがなくなって気にならなくなりました。さらに、子供にも変化があって、必要なのかどうかを自分で選択するようになっていきました。自分にとって必要だから、を考えて行動するようになったんです。さらにもう一つ。私が心がけたのは、子どもがやりたいっていうことはたとえ親の意思とは違っても、全力で応援をすること、そこで一言だけ、「何かあったらいつでも言ってね」とだけ伝えておくことで、必要があれば声をかけてくるようになりました。こちらから聞かなくても。会話ってこうやって生まれるんですよね。私は親から質問攻めにされて、親が喜ぶ正解を探しながら答えるような子どもでした。親との会話は楽しかった記憶がほとんどありません。私は子供とそんなふうにはなりたくないと思って、今、子供は嬉しいことや困ったことがある時に私に、「聞いて」と話しかけてくれるこの状況は私が本来望んでいる親子の姿だなって思うんです。

■人生100年時代

40歳後半から50歳、子どもが巣立っていく人が多いタイミングだと思います。さあここから人生残り半分です。ここからの人生って、今までの人生と比べて変化が少なくなることは容易に想像できますよね。子育てで20年近く「子育て」に全ての力を注いでしまい自分の好きなことや趣味を忘れてしまっている。もちろん、子育ては大変です。それでも好きなことを忘れてしまうのが子育てをしていることとイコールにはなりません。なので、子育てをしながらも好きなことを忘れないことがすごく大事、1日少しでも好きなことに触れられてたら、子どもが巣立っていくタイミングは「よし!これからは自分の好きなことに時間使える!」って喜べるんです。でもこれを忘れちゃていたら「あぁぁ、どうしよう・・・」って涙に暮れてしまうのです。どちらの自分が未来の自分だといいですか?前者がいいなって思った人は、ぜひ1日に少しの時間でもいいので、好きなことや趣味に触れる時間を作ってみてください。毎日できなくても少しずつ、そういう時間を作ってみてください。”忙しい”を盾に好きを見つける時間に蓋をしないてくださいね。大丈夫、5分くらい、好きなことしてたって誰も責めないです。

■親の生きている姿を見せよう

私、今、長男(20)と次男(14)から、私の今の事業の今後の展開についての相談に乗ってもらっています。メッセンジャーグループを作って、思いついたときに情報をそこでシェアしながら、私は「こんなの作ってみた」とかシェアすることでそれぞれからの反応や、こうしたほうがいいなどのアドバイスをもらっています。そもそも私が「今後どうしたらいいかなぁ〜」を長男に持ちかけたことからスタートしたのですが、私は3年前に自分の事業を立ち上げてからずっと、いいことも悪いことも子どもたちにシェアしながらやってきていました。今もですが(笑)このイベント立ち上げたけどダメだったわぁ〜とか、この広告だと反応イマイチっぽいんだよ〜とか。もちろん、めっちゃ反応良かった!人集まった!とかも。これって、行動すれば必ず失敗するパターンもあってそれは失敗ではなく、問題解決の手段、目標達成のためのプロセスでは必要な1つの出来事、くらいに考えられるようになるなって私自身も思ったんです。この姿って、きっと子どもたちには、やってみることは怖くないっていうことを伝えられてるって思っています。だから今後もずっとこのスタイルでいきます。もちろん、子どもたちが逆に相談を持ってきてくれたらそれは真剣に向き合います!

■本当の私は楽しいこと好きだった

ちゃんとすることが正義、周りとの調和を考えることが大事。そんなふうに生きてきた。はしゃいだり、楽しんだりができなかった。でも、今、私は自分の好きなことを堂々と言えるし、好きなことに触れる時間を毎日作れている。少しずつ子どもが成長することを心から喜べるのは、彼らが自分で生きていく力を日々つけているのを実感するし、私自身の好きをもっと深めていけるそんな未来が近づいてくるのがわかるから。誰でも知っていたらできること。知らなければずっと変われない。知っていても一歩を踏み出せない、そんな人もいっぱいいると思う。一人では不安でも、誰かと一緒に分かち合いながら進むことはできるかもしれない。不安を共有しつつ、好きなことも共有できる、そんな場所がきっと探したら身近にあります。今ここまで読んでくれたあなたには「私」がいます。いつでもメッセージをくださいね。不安なことは話すことで消えることがほとんどです。抱えるとどんどん膨らんでしまいます。膨らませるのは楽しいことだけにしましょう💓

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