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渋谷ヒカリエ改札、ある女性との出会いで思ったこと。

私事ながら、昨日看護大学を卒業した。
辛い辛いといいつつも、私は環境というかタイミングというか、そこまで看護学生時代は正直辛くなかった。
だから、「卒業」という言葉にそこまで感慨深いものを感じることはなかったが、

今回は卒業とは全く別の場面にて、感慨深い体験をしたため書いていきたいと思う。

私、普段なかなか外に出ないんです。
だいたい家にいるので、久しぶりに渋谷の改札で待ち合わせをして通りすぎる人を見ながら時間をつぶしていた私…

「世の中、綺麗な人多くない…か、、?」  

あの人も綺麗、うわ、あの人もスタイルいい、オシャレだなー、
とにかく、渋谷のお姉様方の洗練された姿に圧倒された。
そして、次第に『自分変じゃないかな症候群』に襲われる私であった。

そんなとき、一人の女性が声をかけてくれた。

「素敵な晴れ姿ですね」

急な出来事に、とっさに礼を言うことしか出来なかった。
そう、その時私は袴姿で友達を待っていたのだ。 

「成人式の振り袖なんて高いし…いいよ!やらなくて」

本当は着てみたかった。だが、母には言えずその思いを秘めていた私にとって卒業式の袴を着られる今日は特別な日であることは確かであった。
しかし、会場付近の袴姿の学生をみるとどうしても比べてしまう自分がいた。

そんな私にとって、見ず知らずの私にお祝いのの言葉をかけてくれた女性の澄んだ心遣い、
わざわざ口にだして伝えてくれた優しさ

そう、誰と比べることもなく、ただ
いいと思った。だから伝えたということ。

世の中、可愛い人や綺麗な人、憧れるような外見をもつ人は山程いる。
しかし、一人の人間として優しさや心遣いを見ず知らずの人にも分け与えられるような人はどのくらいいるであろうか。
余韻が残るような接し方が素直にできる人はほんの僅かではなかろうか。

そんなことを思った。

4月からは助産学生として新たな環境に移る。そこで出会う友人や先生、病院の指導者さんや産婦さん…
せめてその人達には素直な気持ちで向き合いたいと思った。
「こう思われたい」といった人に対する自身の印象をコントロールするような小賢しさは出来るだけ隅に置き、その瞬間を十分に楽しめる、感謝できる真っ直ぐさを持っていたい。

長くなってしまったが、
あの女性との出会いで、また一つ自分にとっての大切な軸のピースを見つけることが出来た。

ショートケーキ関係ないですね、笑
でも美味しかったので笑



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