本当の独りは、「一人」にもなれない
さて、本日のテーマは、
本当の独りは、「一人」にもなれない、です。
結構を先に言うなら、
「ひとりじゃない」という言葉の本当の意味は、
きっと、貴方は誰かがいたからこそ存在してるし、貴方がいるからこそ、誰かも存在してる、
ってことなんだと思う。
ということで、
これに関連した、
「励まし」の言葉が、実は、苦しかった…
そんな頃のお話です。
「ひとりじゃない」、
よくキャッチコピーとかで聞いたりもしますが、この意味って、なんかわかるようでわからないな…、なんて思ってたことがあるんですよ。
だって、「一人」じゃないですか、私達は。
「助けて」を言えないなら、伝わらないなら、
救いなんて、ないじゃないですか。
寂しさ悲しさは誰も分からないから、
虚しいじゃないですか。
だから、…ほら、「一人」で戦っているでしょ?
なのに何故「ひとりじゃない」なんて言えるのだ、
と…ね、考えたりしていたのです。
悩んでいるときに周囲の大人に「助けて」と言えるほど、
100%、安心して身を委ねられる人が、
どれほどいるでしょう…
本当に、助けてあげなきゃならない状態にいる人ほど、本当は、「助けて」なんて、言えてない、伝わってないんだと思うですよね…
「ひとりじゃない」って言葉は、
そんな状態の人には、
残念ながら届かない、と思うんです。
…それでも、「ひとりでも大丈夫」とは、言えません。
それは何故かって、
人は、社会の中に生きている以上、本当の意味で、「ひとり」には、なることができないから、だと思います。
…これを実感したのは、仕事もできない、会いたい人にもまったく会えない、社会に対して、何も貢献することが出来ていない!ということに本気で悩みに悩んで、「死」のことを考えてばかりだった時のこと。
それこそ、
(なんのために、生きているんだ!?)
って問いに、数年ぶりにぶつかった時です。
ふと、自分の生活を振り返ったら、
ただ生きるだけで、お金も、食べ物も、インフラも…必要なことに気づいて…
そして、それを産み出してるのは、「人」ということにも改めて気づいたんです。
某CMの「この世界は、誰かの仕事で出来ている」
…例え、面識がなくとも、
「誰かに」この生活は支えられているんですよ…
そこで、ハッとしましたね。
「ひとりじゃない」って、そういうことなんだ…って。
…誰かに支えられて生きているから、
「ひとりじゃない」って言葉になるんだな…って。
「孤独」の「独り」とは、この場合、意味が違って、
「独り」は「一人」になることができない、と私は思ったりします。
「一人」になれるのは、人との繋がりから、自分で距離を調整できるから、「一人」になるのかなって。
だから、「一人」になることを、怖がらないようになっていけたなら、そのとき、「ひとりじゃない」が本当の意味で、励ましになる、なんて感じるのです。
「ひとりじゃない」が励ましに思えなかった私。
そんな人が、他にもいるんじゃないか…
そんなことを思ったので、今回の記事を書いてみました。
昨日の記事も、似たようなこと書いてますが、さらに、「一人」についてを、当事者目線で書くならば、みたいなことに挑戦してみた、という感じです。
うまく、伝わったでしょうか…?
✽
本当に「独り」なら、
人から離れて「一人」になることもできない。
だから、あなたは、ひとりじゃない。
よく目をこらして、自分の心に耳を傾けて
貴方に優しさをくれる人、くれた人を
思い出してください。
もっと大きなところだと、あなたの生活のあれこれが「人」によって成り立っていることを知ってください。
…そしたら、「ひとりじゃない」って言葉が
本来持っている意味に、気づけるかもしれないですね。(とはいえ、これは、私なりの解釈ですけどね)
…どうか、
貴方のことを大切に思う、誰かや、
そんな貴方の頑張りを分かろうとして
貴方を待つ誰かのことを
あなたの手で見つけてあげてください。
それに気づいて、
…だから、生きていていいんだ!!って
思える人がいてくれたらいいなって、
そう思います。
このnoteでは、私の経験を通して、なんとなく掴んできた、自分の心をラクにする『好きを大切にする』生き方を、話しています。
ゆるゆると発信を続けていくので、読んでみようかな、と言う方は、よければ、フォローしてもらえたら嬉しいです。
そんなわけで、本日はここまでです。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。