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20240920-22 気まぐれな夕飯、早すぎるストーブデビュー

華金。今日も気まぐれに飲み屋街を歩く。一週間のお疲れさまをどこで交わそうか。
何の気なしに入ったのは、居酒屋以上割烹未満を謳う「サワーとお料理 れもん」。金や銀色に輝く熊の木彫りがたくさん飾ってあって、遊び心を感じつつも大人の雰囲気を感じるお店だ。
あまりお店の情報を知らずに入ると、「お料理はコースのみでご案内」とのこと。少し緊張したけど、せっかくだからコースを楽しむことにした。
お酒を待つ間に「好きな箸置きをお選びください」とたくさんの箸置きが並んだお盆が運ばれてきて、きゃっきゃとどれにしようか悩みながら決めていると、あっという間にお酒が来た。これは一種のエンターテインメントすぎる……。楽しすぎる……!
お気に入りの箸置きにお箸を置いてもらって、鼻息荒めにおすすめの「北見れもんサワー」と「北見れもんハイボール」で乾杯。突き刺すような酸味はなくて、レモンのいいところだけを抽出したような爽やかな酸味が柔らかく広がる。
料理は小皿で一皿ずつ楽しんでいく。最初の料理はブラッターチーズのトマトジャム添え。フレッシュなトマトとは違う酸味と甘みにチーズが最高に合う。ちょうどいいタイミングで出されていく小皿たちは全部美味しくて、しかも、全部れもんサワーに合う。大満足のコースだった。
お値段的には特別な日枠ではあるのだけど、これは特別な日に行きたいお気に入りのお店になった。
初めてお店に入るのは緊張するけど、やはり楽しいし、お気に入りを見つける一番のきっかけだ。どんどん初めての出会いをしていきたい。


三連休一日目は、午前中に急遽入った打合せ。社会人一年目、会社でも個人のお仕事でもお世話になった先輩からお仕事の相談だった。
社会人一年目の頃は「どんなお仕事でも駆け出しですが頑張ります!」と保険を掛けつつ奔走するといった勢いはあるけど強度に欠ける一年目。社会人も個人で趣味ではなくちゃんと責任を持ってお仕事を請け負うのも四年目の今、「このように仕事を受けています。このくらいの金額でご依頼いただいています」と堂々と言えるようになった。無駄に安売りもしないし、自分の価値をちゃんと自分が定めた上で人に伝えられるようになった。ある意味、仕事に対して誠実になったというのだろうか。
本当にほんの少しのことなのだけれど、嗚呼、成長したなあと思った。
もっともっと自分の「書く」に価値を感じて、責任を持たせてくれる方々が「貴女に頼んで本当に良かった」と心の底から思ってもらえるようにこれからも自分もスキルも磨いていきたいな。


早くもストーブとヒートテックデビューをした。こんなに早く頼るなんて聞いてない。地元はまだ最高気温30℃を優に超えるというのに、こちらの三連休は最高気温16℃、最低気温8℃。カレンダー上はまだ秋になりたてのように感じるのに、もう冬じゃないか。こんな9月知らないぞ。さすが、北海道。試されるのは大地だけではない。
もう少し耐えようと思っていたけど、ついでにお布団も引っ張り出した。夜の安心感が全然違う。しかし、ダブルベッドにシングルサイズの毛布と布団はやや頼りなく、この際にとダブルサイズの掛け布団を買いに行った。最寄りのホームセンターに駆け込み、唯一あったダブルの掛け布団をむんずと掴んでミッションクリア。
きっとこれからは知らぬ間に毛布も布団も隣で眠るパートナーから引っぺがして独占していることはないだろう。今までごめんよ。


気まぐれに夕飯はトリトン(美味しい回転寿司屋さん)にしようと30分ほど家から歩いて向かうのだが待ち時間は2時間28組待ち。待ち時間グッズを何も持ってきていなかったので、ちょっと不貞腐れながら諦めた。顔にちゃんと出ていたらしく「目が物凄く怒っている」と指摘された。こういうときに「せっかくだし、待とうよ。何して時間潰そうか♡」くらい言える女になれるように頑張りたい。
近くのカフェ&レストランに入ってジューシーハンバーグナポリタンを頼むのだが、絶対乾麺150gはありそうなパスタに大きなハンバーグが大皿に乗って目の前に現れて食後のデザートは諦めた。お腹はぽんぽことはち切れんばかりに膨らんだが久しぶりのナポリタンは美味しかった。

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屈橋毬花 | 【紙に月】
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