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20240923-1003 忙しない日々と心の栄養補給【数行日記】
勢いでシステム手帳をネットでポチった。三つ子の片割れ二人からの「買っちゃえよ」に乗せられたというか乗せられたふりをしてノリノリで自ら買った。「どうしようかな」からのポチりのスピードに二人は「えっ」と文面で動揺していた。
憧れのDavinciのロロマクラシックのポケットサイズ。色は悩んだけど背筋を伸ばしたくて私の武装カラーであるレッドを選んだ。届くのは出張前日。こりゃ、東京の一人時間はシステム手帳カスタムのためのアクセサリー購入に時間を費やしそうだ。
先月だったか今月だったか、勢いでお茶に誘って、この日はドット道東のメンバー3名とスープカレーを食べに行った。ドット道東とはお仕事をご一緒にしているのだけど、メンバーは私にとっては天竜人のごとく手には届かない存在に感じていたので、こんな軽率に誘ってよかったんだろうか。こんな軽率に一緒にご飯なんてバチが当たらないだろうかと内心ドキドキしながらも、一緒に時間を過ごせるのが嬉しくて情緒不安定だった。情緒不安定というか、感情ジェットコースターというか、もはや感情の瞬間移動というか、感情聖徳太子というか。
一緒に入れて嬉しい。私なんかが一緒にいていいのだろうか。スープカレー美味しい。共通の話題嬉しい。話し掛けてくれた嬉しい。お仕事のお話なんておこがましいかしら。食べるの遅いから早く食べなきゃ。
こんな感じで頭の中はぐちゃぐちゃだった。少し面倒くさい女が出てる。
所属している会社が運営しているお店に泊まったことがあるということで、鹿児島懐かしトークが道東で繰り広げられたのは不思議な感覚だった。
天の上の人が目の前にいて、しかも一緒に食事を食べて、あれは夢だったのだろうかと家に帰ってからも一時自分の記憶を疑った。
スープカレーは美味しかったけど、納豆ひき肉カレーはボリューミーで、こっそりベルトを外して帰ったのはここだけの話にしてください。
前よりも自炊が下手くそになっている気がするのは気のせいか。頼むから気のせいだと言ってくれ。
白菜をまるまる一つ買い、四等分して冷凍ストックしている。他の具材といえば、大量のピーマンと鶏むね肉とキノコたち。
ピーマンだと青椒肉絲。白菜だと鍋。おおむねこの2種類を味付けを変えて誤魔化しながら作っていたら、ついに「また鍋?!」と言われてしまった。「ごめんね」と思いながらも、料理を一任しているのはあちらなので「お黙り」と言って鍋を作る。でも、やはり少し申し訳ないので、今まで作ってなかったガツンと系鍋「ニンニクごま油鍋」にしたが、ほとんどニンニクが香らず「ごま油鍋」になった。ごめんなさい。
誰か、白菜のおすすめレシピ教えてください。
夜な夜などうしてもお腹が空いたので、こっそりベッドを抜け出した。狙うは一袋だけ余っていた辛ラーメン。バレたくないので、静かに寝室のドアを閉めた。でも、ただ辛ラーメンを食べるだけは飽きてしまった。さてどうしたものか。
考えた結果、ほんだしも入れて煮込み、トッピングには山猫瓶詰研究所の新作「山猫辣油」を入れて実食。これが頗る美味しい。豆乳で煮込むのも好きだけど、出汁好きの私にはこれが美味い。
久しぶりにアレンジが上手くいって気分がぶち上がる。溜まっていたYouTubeを見て夜の一人時間を過ごした。
健康上あまりよろしくない過ごし方だろうけど、私にとってはこれも心の栄養になるので、たまにはよしとする。
出張前日、勢いでポチッたシステム手帳が届いた。Davinciのロロマクラシックのポケットサイズ。色はレッド。いやあ、可愛い。思った以上にコンパクトでこれは使いやすいかもと、いろんな角度からふむふむ眺めた。移行するのは2025年からと思いつつも、出張最終日の自由時間は、システム手帳のリフィル集めに決定。銀座・伊東屋に行くことまで決めた。
これは今年中に使い始める可能性も出てきそうだ。
土曜日。出張前入り。最寄りの空港までのちょうどいい時間のバスが見つからず、4時間前に到着。カフェもなく、ゆっくりするにもコンパクトな空港でどうしようかと頭を抱える。結局、セブンイレブンでおにぎりを2つとホットの黒豆ほうじ茶を買って早めの昼食をとる。ホットから取ったはずなのに、ほうじ茶は冷え冷えでしゅんとしながらおにぎりを貪った。本もノートもパソコンも持っていたのに、一番時間を費やしたのは、スマホでSNSをだらだらと眺める行為。なんて非生産的な時間なんだ!
これは、待ちスキルを培いたい。切実に。
催事の3日間。久しぶりに配属先の山猫瓶詰研究所について、お店や商品をお客様に直接お話しできることにウハウハとしながら過ごした。毎日、夜には喉の痛みを感じていて、その痛みすらも愛おしく思えた。直接、お客様の反応をリアルタイムで見ながら伝えられるのは、やはり楽しい。
魅力的なブースも多く、北見に来てから食事以外に対してあまり消費活動をしていなかった反動かまた複数買ってしまった。帰ってからは、財布の紐を締めて仕事を頑張ろうと誓った。
出張最終日。この日は帰るだけなのだが、なかなか来ることもないので夕方の便に帰ることにして日中は東京を満喫しようと目論んでいた。
しかし、実際その日が来ると、普段週に一度しか外に出ない私は張りつめていた気が緩んだのか終始眠く、重くなったキャリーケースを転がしながら東京を闊歩することが億劫になっていた。
あそこもここもとなんとなく思っていたところは「また今度」と端に置いて、ホテルを出て真っ直ぐ銀座・伊東屋へ。12階建てほぼすべてのフロアが文具という最高すぎる空間。いつもなら1階からゆっくり物色していくところだが、真っ直ぐ手帳フロアへ。必要なものをスパパパパッと選び、会計。滞在時間は初来店なのに可愛げのない30分。でも、心はほくほくして重くなった荷物に反して足取りは軽やかになっていた。目的を午前中に終わらせてしまい、残り4‐5時間を羽田空港で仕事をしつつ過ごし、飛行機に乗った瞬間、離陸前にはすでに爆睡した。
鹿児島で数回しか会ったことのない学生さんが北海道一人旅をするということで、北見に来てくれたので一緒に焼肉を食べた。名刺交換をしただけでしっかり話したこともないのに、我ながらよく声を掛けたなあと思うけど、どんな出会いも最初はそんなものなので、あまり深く考えないことにした。
なんでも器用にこなす青年で、それでもこれからの未来に悩みも多くて、何をどれだけ持っていようと持っていなかろうと悩みは平等に押し寄せてくるんだなあとしみじみ思いながら、牛サガリと一緒に飲み込んだ。
彼女ができまして……と言うので、惚気話をたくさんおねだりすると、たくさん話してくれて私の心はきゅんきゅんで満たされた。「好き!」に正直でオープンな女の子って何歳になっても可愛い。
交際してから一度も「好き」をパートナーに真っ直ぐには伝えたことがないので、勇気を振り絞って言ってみるかあと思ったり、逆に「好き」が返ってきたら泣いちゃうのかなと思ったり。もう8年目なのに随分初々しい思考である。
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![屈橋毬花 | 【紙に月】](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103109830/profile_af854e1babfe371e1934ff3beae9fb83.png?width=600&crop=1:1,smart)