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同級生交歓|埼玉県立本庄高等学校 昭和54年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

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東京都中央区 資生堂パーラー 銀座本店レストランにて(撮影・松本輝一)

(右から)
資生堂パーラー前代表取締役社長
鈴木真
早稲田大学教授
中林美恵子

今年のお正月には、還暦の大きな同窓会が予定されていたのに、コロナ禍で延期になってしまった。

ミニ同窓会も自粛中だが、いつもは銀座の資生堂パーラー「バー エス」に10人余が集まる。社長で便宜を図ってくれた鈴木くんや連絡役の同級生たちのお陰で、この年齢になってから同窓会が楽しいものだと初めて気付かされた。長年にわたり音信不通でも、会えばいきなり会話が弾んでしまうのだから、まったく不思議だ。

来年創立100周年を迎える本高(通称)には当時、標準服のセーラー服や学生服はあっても、制服はなかった。まるで大学のような雰囲気で、個性・自主性・大人の扱いが基本とされた。そこに田舎らしい生真面目さが混在した。良くも悪くも同級生が多種多彩、自由で元気なのは、そんな校風が影響したのかもしれない。(中林)

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