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俳句 / 抜井諒一【全文公開】

光の起伏

轍(わだち)伸ぶ通行止の雪の先

闇きしみつつ結氷の進む湖

いちめんの光の起伏結氷湖

自分より重さうな橇(そり)曳いてゆく

一晩で穴釣の穴みな消えし

青空へ氷柱消え入るほど細る

寒林の裏に風音ありにけり



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