「文学」評価A 通信制大学のレポート・大学のレポート

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まるパクリで大学に提出することの無いように。

①「花の色は うつりにけりな いたづら
に わが身世にふる ながめせし間に」。これ
は小野小町の短歌である。「ふる」「なが
め」は掛詞で、「ふる」は「経る」と「降
る」、「ながめ」は「眺め」と「長雨」との掛
詞である。掛詞を使わなければ、桜を見なが
ら自分の老いを憂いている小野小町の姿しか
思い浮かべられない。しかしこの部分を掛詞
とすることによって、読む者の脳裏には、嘆
いている小野小町の背景に、降り続ける長雨
が浮かぶだろう。色あせていく桜だけでなく
それを憂う小町の涙のように降り続く長雨…
この情景によって、読むものにはよりはっき
りと、小野小町の憂いが伝わってくる。

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