序章 第3話 乗り越えなければならない壁は内にも外にも。
みなさんこんにちは。
暖かくなってきましたね。
やっと暖房なしで寝られます。
さて、今回は乗り越えなければならない壁と
それを突破するための下準備についてお話しします。
普通の会社や法人ならほぼ必要ない工程になります。
うちの法人ではとある問題を抱えています。
それは、高齢化です。。。
最高決定権を持つ理事長が80歳超えで、
所長も60代で、所長補佐も60代。
理事も平均年齢70代を超えています。
それが壁として現れたのが職員を増やす際の
採用ターゲット・ペルソナ設定です。
彼らの新しい職員に対する理想像はこちらです。
①女性
②30〜40代
③最初の2〜3年は非常勤で勤務。
④2〜3年後は常勤職員になれる人。
⑤未婚で結婚予定がない人が望ましい。
最初に断っておきますが、
これは僕が言ったことではありません!笑
もう少し詳しくはこちら↓
まず性別についてですが、
女性の方が調理とかできるし、性格が優しくて細やか。
次に年齢についてですが、
若いと社会経験が浅いし、40代も後半になると
あらため君の部下にしては歳が行き過ぎ。
で、、、最初は非常勤で後から常勤という点ですが、
新しい施設ができるまでは非常勤で
そのあとで安定してきたら常勤になれる人が良い。
最後に未婚で結婚予定がない人についてですが、
結婚・出産をすると家庭に入るから。
と、いうことらしいです。
ギャグではありません。本気です。
はい。女性軽視ですね。
いや、蔑視ですね。
これが高齢化という問題です。
根本にあるのは新しい価値観や常識に
アップデートできていないことです。
しかし、価値観とはなんとまあ困ったもんです。
彼らからすれば、何が問題なのか全くわからないと思います。
今までは普通に常識で、当たり前だったのに
いきなり非常識だ!女性軽視だ!と、攻撃され否定されるわけです。
もちろん、より良い社会は目指すべきですが
それについて来れない人たちもいるというのが
これまた現実。
その人たちはある日突然、世界のルールが変わっていて
そのことに気づいた時は差別的だ!と後ろ指刺されています。
結局のところ、僕たちは誰かが決めた
常識やルールに従うしかないんだと思います。
なぜならジェンダーを語るフェミニストや
差別を無くそう!という人たちは、
いつでも決まって正しさや
常識という暴力を振りかざしますよね。
そうやってねじ伏せてきて、
自分たちの正しさや常識・価値観などへ
疑いを持たなくなった頃、
新しい常識や価値観によって打ちのめされるのだ。
それが今の高齢者の女性軽視・蔑視と、
そういった人たちを攻撃する
現代のフェミニストや常識人の構図なんだと思います。
きっと彼らは高齢者で
ゲームチェンジに気づいていない・対応できていない人たちが
自分たちの将来の成れの果てだと気付かないのだろう。
ちょっと話が逸れましたね。。
気を取り直して!!
ここからが僕の仕事。
まずは普通に非常勤で働いてくれる人を探します。
次に常勤になってもらう話はうやむやにします。
最後に常勤で働いてくれる人を探します。
この頃には、理事長も任期満了で引退。
僕も来年度から理事になるので理事会の票を集め、
人事には口を出させない。
場所・仕事内容・利用者集め・申請など
超えなければならない壁はいくつもあるんだから
身内ぐらいは味方になって欲しいものです。
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