マガジンのカバー画像

LIBRARIAN|高田怜央の小部屋

11
モーヴ・アブサン・ブック・クラブの司書、高田怜央の小部屋。詩人・翻訳家。「詩のある生活」を通して、ともに「言葉とはなにか?」という謎を探りませんか。
運営しているクリエイター

#詩

LEO|ご挨拶ー他者としての自己ー

 こんにちは。詩人・翻訳家の高田怜央です。このたびミストレス・ノールにお誘いいただき、モーヴ街3番地「MAUVE ABSINTHE BOOK CLUB」の司書になりました。これより皆さまに「詩のある生活」をご紹介しながら、ともに「言葉とはなにか?」という謎に迫っていけることを楽しみにしております。 *  私は、詩を書きながら翻訳をする日々を送っています。子どもの頃に夢みていたのは画家でしたが、いつの間にかこうなっていました。自らの「国語」を構築する段階でイギリスに暮らして

LEO & MEGUMI|詩と短篇小説のZine『黎明通信』

 こんにちは。歌人・小説家の川野芽生です。  詩人・翻訳者の高田怜央さんと一緒にZineを作成しました。  造本・デザインは霧とリボンさんにお願いした、トリプルコラボ本です。  内容は詩と短篇小説(怜央さんとわたし、おのおの詩5篇、小説1篇)。  怜央さんが小説を発表するのははじめて。  わたしが詩をまとまったかたちで発表するのははじめてです。 発端 発端はおそらく約一年前、怜央さんの詩集『SAPERE ROMANTIKA』の刊行記念の高田怜央×永井玲衣トークイベント(代