|MAUVE ABSINTHE BOOK CLUB|モーヴ・アブサン・ブック・クラブ

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|モーヴ街3番地|モーヴ街の図書館。文学・書物・プライベートプレスを起点に「MAUVE/菫色的」「ABSINTHE/アブサン的」世界観を求めて、周辺文化へエレガントに飛翔する場所。

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    野村直子|倫敦 クリスマスのシンデレラ

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(100サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * 《モーヴ街のクリスマス》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 漱石はイギリス留学時にクリスマスシーズンの観劇としてシンデレラを観たと言います。 華やかな虚構の物語世界を楽しんだのでしょうか。 きっと演劇的悦楽を味わうだけにはとどまらなかったのではないでしょうか。 普遍的な何かを見いだしたかもしれませんし、或いは冷静に色々な思索にふけったかもしれません。 …..野村直子 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ Text|江口理恵 真夜中の鐘がなり、慌てて舞台の淵に靴の脱げた片足をかけて一歩を踏み出すシンデレラは寂し気だが凛としたプリンセスの佇まい。星月夜へと続く階段とグレイッシュ・ブルーとモーヴの色彩が私たちを虚構の世界へと誘う。同時にシンデレラの枠から出た一歩で現実に引き戻される感覚にもなる。 1900年からのロンドン留学中に度々劇場を訪れた夏目漱石。本作から立ち昇るのは、劇場を媒介とした、漱石の感激と共に異国の地で養われた知的な冷静さというアンビヴァレントな感性だ。この稀有な刹那の情景を写し出せるのが、舞台美術や衣装デザインなどで演劇に携わる美術家・野村直子の真骨頂だろう。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ ★作品情報 アクリルガッシュ・イラストボード 
作品サイズ|19.3cm×24.5cm
 額込サイズ|30.7cm×39.8cm 制作年|2022年(新作) ★複数点購入の場合で、合計金額が30万円を超える場合は【ゆうパック・セキュリティサービス】での発送となり、通常送料に【380円】が加算されます(補償額:50万円)。 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。配送業者さんの保管期間を過ぎた場合、お荷物は当方に戻り、再発送の際は、所定の手数料がかかりますこと、ご了承願います。 【発送業者さんへの手数料(着払い送料と同額)】と【再発送にかかる送料】を1週間以内に指定口座にお振込頂いた後、3営業日以内に商品を再発送致します。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    44,000円
    KIRI to RIBBON
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    山本じん|Je suis le spectre d’une rose(私はバラの精)

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(100サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * 霧とリボン企画・モーヴ街開通3周年記念イベント《菫色の実験室vol.8〜菫色 × 舞踏会》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ ある日 ノールさんからテーマが送られてきた。 ダンス・バラで絵を描いて欲しいと。 ヴァーツラフ・ニジンスキーを想った・・・ そうして僕は絵描きのニジンスキーになった。 「足からだ。」薔薇の蕾が天にジャンプして花開く様に踊ろうと。 そして二度と降りて来なかった。 これが僕の計画だった。  ……山本じん 2/2 夜 2023 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ Text|高柳カヨ子 銀筆画をご存知だろうか。硬い金属の尖筆を支持体に擦り付ける描画法は、鉛筆が登場する前の15〜16世紀の素描に多く用いられた。その中でも銀の尖筆を用いた銀筆画は、繊細で精緻な描線を以って数々の優れた作品を現在に残している。 レオナルド・ダ・ヴィンチも多くの傑作を残したこの技法を、現代に甦らせた第一人者である山本じん。1995年に自ら研究・再現した銀筆によるドローイングを発表してから、日本に於ける銀筆画の第一人者として活躍している作家である。 細い細い細い線の連なりが、空間を埋める。いや、その線は空間から形を削り出しているのだ。形は最初から支持体に埋め込まれている。山本じんの銀筆は、隠された形を探り、濃淡の光と闇のさなかに炙り出す。  描き直すことも消すこともできない。幻想的と言うにはあまりにも確信に満ちたその線は、理性と感性のはざまを切り裂いていく。  ペン先の銀は支持体に削られ付着する。そして時間経過と共に酸化することでやがて褐色を帯び、過ごしてきた時をその色に内包するのだ。 ベル・エポックのパリを席巻したバレエ・リュス。その舞台でテオフィル・ゴーティエの詩を元にした『薔薇の精』は初演された。  ニジンスキーが着用したレオン・バクストの衣装は紫の薔薇の花片で覆われていたが、山本じんが描く薔薇の精はトウシューズの代わりにほころびかけた蕾を纏う。こぼれ落ちるのは朝露か。 稀代のダンサーを一躍時代の寵児に踊り出させた、牧神の蹄をも連想させるその足先。足首を覆う萼は炎のように揺らめく。両手に食い込んだ薔薇の棘は踊り手を絡め取り、薄紅に染まった血肉を宿す。  最後の飛翔は翼となり、鮮やかな旋風を残して虚空に消えた。 トウシューズのつま先に跳躍と回転が集約されるバレエと同じく、銀筆の硬く尖ったその先の一点で、山本じんは広大な世界を支えている。  肉体と精神の動的な躍動が静止したその一瞬に、創作の真髄が出現し結実する。 ★作品情報 銀筆(足先にややピンクの彩色)/板にややピンクを混ぜたジェッソ下地/フランスアンティーク額 作品サイズ|17.8cm×12.8cm 額込みサイズ|38cm×30cm 制作年|2018年 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    280,000円
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    野村直子|倫敦 クリスマスのシンデレラ

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(100サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * 《モーヴ街のクリスマス》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 漱石はイギリス留学時にクリスマスシーズンの観劇としてシンデレラを観たと言います。 華やかな虚構の物語世界を楽しんだのでしょうか。 きっと演劇的悦楽を味わうだけにはとどまらなかったのではないでしょうか。 普遍的な何かを見いだしたかもしれませんし、或いは冷静に色々な思索にふけったかもしれません。 …..野村直子 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ Text|江口理恵 真夜中の鐘がなり、慌てて舞台の淵に靴の脱げた片足をかけて一歩を踏み出すシンデレラは寂し気だが凛としたプリンセスの佇まい。星月夜へと続く階段とグレイッシュ・ブルーとモーヴの色彩が私たちを虚構の世界へと誘う。同時にシンデレラの枠から出た一歩で現実に引き戻される感覚にもなる。 1900年からのロンドン留学中に度々劇場を訪れた夏目漱石。本作から立ち昇るのは、劇場を媒介とした、漱石の感激と共に異国の地で養われた知的な冷静さというアンビヴァレントな感性だ。この稀有な刹那の情景を写し出せるのが、舞台美術や衣装デザインなどで演劇に携わる美術家・野村直子の真骨頂だろう。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ ★作品情報 アクリルガッシュ・イラストボード 
作品サイズ|19.3cm×24.5cm
 額込サイズ|30.7cm×39.8cm 制作年|2022年(新作) ★複数点購入の場合で、合計金額が30万円を超える場合は【ゆうパック・セキュリティサービス】での発送となり、通常送料に【380円】が加算されます(補償額:50万円)。 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。配送業者さんの保管期間を過ぎた場合、お荷物は当方に戻り、再発送の際は、所定の手数料がかかりますこと、ご了承願います。 【発送業者さんへの手数料(着払い送料と同額)】と【再発送にかかる送料】を1週間以内に指定口座にお振込頂いた後、3営業日以内に商品を再発送致します。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    44,000円
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    山本じん|Je suis le spectre d’une rose(私はバラの精)

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(100サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * 霧とリボン企画・モーヴ街開通3周年記念イベント《菫色の実験室vol.8〜菫色 × 舞踏会》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ ある日 ノールさんからテーマが送られてきた。 ダンス・バラで絵を描いて欲しいと。 ヴァーツラフ・ニジンスキーを想った・・・ そうして僕は絵描きのニジンスキーになった。 「足からだ。」薔薇の蕾が天にジャンプして花開く様に踊ろうと。 そして二度と降りて来なかった。 これが僕の計画だった。  ……山本じん 2/2 夜 2023 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ Text|高柳カヨ子 銀筆画をご存知だろうか。硬い金属の尖筆を支持体に擦り付ける描画法は、鉛筆が登場する前の15〜16世紀の素描に多く用いられた。その中でも銀の尖筆を用いた銀筆画は、繊細で精緻な描線を以って数々の優れた作品を現在に残している。 レオナルド・ダ・ヴィンチも多くの傑作を残したこの技法を、現代に甦らせた第一人者である山本じん。1995年に自ら研究・再現した銀筆によるドローイングを発表してから、日本に於ける銀筆画の第一人者として活躍している作家である。 細い細い細い線の連なりが、空間を埋める。いや、その線は空間から形を削り出しているのだ。形は最初から支持体に埋め込まれている。山本じんの銀筆は、隠された形を探り、濃淡の光と闇のさなかに炙り出す。  描き直すことも消すこともできない。幻想的と言うにはあまりにも確信に満ちたその線は、理性と感性のはざまを切り裂いていく。  ペン先の銀は支持体に削られ付着する。そして時間経過と共に酸化することでやがて褐色を帯び、過ごしてきた時をその色に内包するのだ。 ベル・エポックのパリを席巻したバレエ・リュス。その舞台でテオフィル・ゴーティエの詩を元にした『薔薇の精』は初演された。  ニジンスキーが着用したレオン・バクストの衣装は紫の薔薇の花片で覆われていたが、山本じんが描く薔薇の精はトウシューズの代わりにほころびかけた蕾を纏う。こぼれ落ちるのは朝露か。 稀代のダンサーを一躍時代の寵児に踊り出させた、牧神の蹄をも連想させるその足先。足首を覆う萼は炎のように揺らめく。両手に食い込んだ薔薇の棘は踊り手を絡め取り、薄紅に染まった血肉を宿す。  最後の飛翔は翼となり、鮮やかな旋風を残して虚空に消えた。 トウシューズのつま先に跳躍と回転が集約されるバレエと同じく、銀筆の硬く尖ったその先の一点で、山本じんは広大な世界を支えている。  肉体と精神の動的な躍動が静止したその一瞬に、創作の真髄が出現し結実する。 ★作品情報 銀筆(足先にややピンクの彩色)/板にややピンクを混ぜたジェッソ下地/フランスアンティーク額 作品サイズ|17.8cm×12.8cm 額込みサイズ|38cm×30cm 制作年|2018年 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    280,000円
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    横井まい子|泡沫のお茶会

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(80サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * モーヴ街4周年記念イベント《菫色の実験室vol.9〜菫色×デザート》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 菫色と緑色で描き始めるとあぶくのような髪の少女がぷかぷかと現れました。 少女は貝殻があると拾って眺めたくなってしまう。 マドレーヌは見るのも食べるのも大好物。 好きなものを並べてお茶の時間。 泳いでやってきたお客様たち。 ニガヨモギの葉が海藻のように見えてきた。 甘くて綺麗なお菓子は大抵小さくて食いしん坊には泡沫のよう。 けれど、その儚さが素敵でもあります。 ……横井まい子 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 文|森 大那 「泡沫のお茶会」へ席を移しても、きっと事情は大きく変わりません。 
地上の喧騒など聞こえない、水底色の場所では、貝の形のお菓子にふさわしいお茶で。
カップの中は、彼女の服と同じ色でしょうか。
 魚たちは、次はいつ会えるか分からない透き通るような女の子に、好かれようと気にかけています。 もし今夜、夢の中で貝殻を拾ったら、朝の世界へ持ち出せるでしょうか?
 彼女の面影やお茶の味を忘れてしまっても、貝殻の触り心地だけは、泡のようには消えないでほしいものです。 ★作品情報 油彩・綿キャンバス 作品サイズ|22cm×16cm(オーバル) 額込みサイズ|約33.8×26.9cm 制作年|2024年(新作) ★プロフィール 横井まい子|画家 少年や少女の姿を通して自然や物語を絵に表したいと思い描いています。 個展 2018年マリアの心臓(銀座)、アサヒギャラリー(甲府)他、グループ展などで作品の発表をしています。 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。配送業者さんの保管期間を過ぎた場合、お荷物は当方に戻り、再発送の際は、所定の手数料がかかりますこと、ご了承願います。 【発送業者さんへの手数料(着払い送料と同額)】と【再発送にかかる送料】を1週間以内に指定口座にお振込頂いた後、3営業日以内に商品を再発送致します。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
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LEO & MEGUMI|詩と短篇小説のZine『黎明通信』

 こんにちは。歌人・小説家の川野芽生です。  詩人・翻訳者の高田怜央さんと一緒にZineを作成しました。  造本・デザインは霧とリボンさんにお願いした、トリプルコラボ本です。  内容は詩と短篇小説(怜央さんとわたし、おのおの詩5篇、小説1篇)。  怜央さんが小説を発表するのははじめて。  わたしが詩をまとまったかたちで発表するのははじめてです。 発端 発端はおそらく約一年前、怜央さんの詩集『SAPERE ROMANTIKA』の刊行記念の高田怜央×永井玲衣トークイベント(代

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          鳩山郁子|『羽ばたき Ein Marchen』—生への飛翔、あるいは落下—

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          鳩山郁子|『羽ばたき Ein Marchen』—生への飛翔、あるいは落下—

          SEIJI|軽井沢滞在記《2》―堀辰雄のかげを求めて―

           浅間山の雄大な姿を臨む塩沢湖畔、軽井沢高原文庫内に、一件の山荘がひっそりと佇んでいました。1985年に旧軽井沢から移築された、堀辰雄の1412別荘です。  杉皮で覆われた素朴な造りの山荘は、ともすれば瞬く間に再び自然に飲み込まれてしまいそうな佇まいでした。一歩足を踏み入れると、テラスの板張りはまるで、生きた湿潤な木が横たわっているかのようです。このような建築は、「幸福の谷」で今も現役で使われている同志社大シーモアハウスにも見られたのですが、当時の別荘建築として主流だったの

          SEIJI|軽井沢滞在記《2》―堀辰雄のかげを求めて―

          SEIJI|軽井沢滞在記《1》―堀辰雄のかげを求めて―

           切れかけの蛍光灯のような、鈍く発光した空の下、わたしは苔むした石畳をじりじりと歩んでいました。降ったり止んだりの絶え間ない繰り返しで湿った石は、非常に滑りやすいのです。道の両脇には生い茂った木々が、わたしを覗き込むようにじっと並んでいます。 (軽井沢とはこんなにも陰鬱なところだっただろうか?) わたしは汗ばんだマスクをむしり取るように外しながら――自分以外に音を立てるものといえば時折耳元でうなる虫だけです――、坂道を上ってゆきました。そういえば、もう随分と青空の反映を見

          SEIJI|軽井沢滞在記《1》―堀辰雄のかげを求めて―

          マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール|サアディの薔薇

          TestSeiji Shimada マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール| Marceline Valmore(1786-1859)  ヴァルモールはジョルジュ・サンドの誕生からさかのぼること18年前、フランス北部の町ドゥエで生まれた。彼女は女優であり、同時に19世紀ロマン主義文学を代表する女性詩人だった。同時代のヴィクトル・ユゴーや批評家サント=ブーヴに高く評価されていたが、ロマン主義の流行が去るとともにその名は忘れ去られることとなってしまう。  彼女の父親は紋章絵師

          マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール|サアディの薔薇

          エミリー・ディキンソン|気高きは、小さきもの、[55]

          TextKaede Itsuki Emily Dickinson エミリー・ディキンソン|詩 維月 楓|訳 By Chivalries as tiny, A Blossom, or a Book, The seeds of smiles are planted--- Which blossom in the dark. 気高きは、小さきもの、 一本の花、一冊の本も、 ほほえみの種は宿され――― 暗闇において花開く。 エミリー・ディキンソン| Emily Elizab

          エミリー・ディキンソン|気高きは、小さきもの、[55]