合図は自分で鳴らしたい
おにぎりって握っただけなのに食べやすい。
チャリに乗る日はエネルギー源として、早朝からお米を食べる。ただあんまりたくさんは食べられないので、ふりかけを混ぜて俵形のおにぎりにしてから食べている。
幼稚園の頃のお弁当には、俵形のおにぎりが入っていたことを思い出す。フタで潰れてしまうからぺちゃんこなんだけれども、いつでも俵形に握られていた。母に聞いたら「食べやすいようにしてたんちゃうかなあ」と不思議そうに首を傾げていた。
タオル、汗拭きシート、水分。目的地の距離にもよるけど、大体この3つを用意してチャリに乗る。乗り始めてから約1ヶ月、手の甲と脛がこんがり焼けた。どれだけ日焼け止め塗っても、長袖をきても焼けるものは焼けるので、外に出れている証にすることにした。
夏のチャリの大敵は暑さである。日が昇る前に出て昼前には帰って来るのが理想だが、そもそも起きれなかったり、道中ハイになって寄り道したりして家に着く頃には、毛穴という毛穴から汗が吹き出した状態になっている。一目散にシャワーを浴びて、冷房の効いた部屋で昼寝をする贅沢さよ。
しんどいのにチャリに乗るとなぜ夢中になってこぐのかと調べた時、ある一定以上走ると脳内にエンドルフィンが分泌されてランナーズハイになるかららしい。
確かに直線の道を思いっきり走っていると風景がどんどん後ろに流れていくのは爽快だし、クセになる気持ちよさがある。うだうだ考えずに、ひたすら目的地に向かってペダルを漕ぐのはシンプルで楽しい。
時には悩んで考えを巡らすのも大切だけど、とりあえずチャリに乗れば大抵のことは前向きにどうでもよくなる。自分の思考で自家中毒起こす前に、チャリに乗れる習慣を身につけたい。
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