ディズニーアニメを語る 全3回/3
さて、三回目。いよいよ第一位の発表です。
私の好きなディズニーアニメ1位/フィニアスとファーブ
堂々たる第一位はフィニアスとファーブです。
これ、まあ映画化もされてるんだけど、どちらかというとディズニーチャンネルで毎週お子様が見てるイメージのアニメですね。
知ってる人は知っている、知らない人は知らないフィニアスとファーブってアニメを一言で言い表すなら、私の辞書の中にはこれしかない。
圧倒的に気が狂ってるアニメ(いい意味で)
ざっくりストーリーを説明すると、モノづくりと発明の天才フィニアスとファーブ兄弟が最高の夏休みを送るために毎日面白い発明品を作ってそれで遊んで、その裏ではペットのカモノハシが悪の博士と戦ってるっていう、一粒で二度おいしいアニメです。
はい。気が狂ってるポイントその一。「最高の夏休みを送るために毎日発明品を作って遊ぶ」
「じゃあ、夏休みが終わったら終わりなの?」そんなことはありません。何故なら彼らが住むダンヒルの町はずっと夏休み。これは兄弟の発明品のせいとかではありません。世界の理の様に彼らの夏休みは続いています。
劇中で「もう5年くらいずっと夏休みなような気がしてるよ」っていうメタ発現は通常会話です。
気が狂ってるポイントその二。「ペットのカモノハシが悪の博士と戦っている」
まず何でカモノハシがペット?それが悪の博士と戦ってるって何?
普通のアニメだったら、カモノハシが悪と戦う話で一話使う所を、彼らはいつも兄弟の発明遊びの時間と同時進行で戦っています。フィニアスの「あれ、ペリーどこだ?」っていうのが、ペットのペリーが秘密エージェントPに変身する合言葉です。
カモノハシが何故秘密エージェントをしているのか、それはよくわかりません。第一話目から視聴者が設定を良く分からない内に戦いが始まっています。一話目は少々詳しく語られていましたが私たち大人が期待する「詳細な説明」はそこにはありません。ひたすらノリで乗り切って、視聴者を乱暴についてこさせるアニメ、フィニアスとファーブ。でもそこが好き。
「卵が先か鶏が先か」兄弟の攻防
フィニアスとファーブの発明は普通じゃないものばかり。ロボットスーツやバトル独楽(搭乗型)、宇宙まで行くジェットコースターとか。
そんな大変な弟達の悪戯をママに言いつける事を生きがいにしているのが、姉のキャンディス。友達との電話中に不穏な兄弟の動向を見つけ次第、ママに言いつけるために奔走します。
そこで大体は、秘密エージェントPと悪のドゥーフェンシュマーツ博士の戦いが影響して証拠の発明品が消えてしまってママには、キャンディスがまた空想癖を出してるはいはい、とあしらわれて終わってしまいます。
そこでキャンディスがたどり着いた一つの真実は、「私が言いつける=弟たちの悪事の証拠が消える」ということです。
劇場版は普段と流れが劇的に違って、悪の博士の悪のロボット軍団から町を守るために今までの兄弟の発明品を結集して戦います。
次から次へと湧いてくるロボット軍団に、戦いの終わりが見えないと感じたキャンディスは、「ママにいいつければいいのよ!」と、戦いの最中にママを探しに行きます。
ママに言いつける前にいつも悪事の証拠は消えるんだから!と!!ママに言いつけないからこの戦いが終わらないのよ!と!!
天才か!
ここまでメタをやってる制作陣に、私は鳥肌が立ちました。キャンディスの予想通りママに言いつけた事で事態は無事収束。いつもの平和な町が戻ってきました。
こんなに人気なのに、グッズが少ない
ペットのカモノハシ・ペリーとエージェントPのグッズはたまに見かけるけど、フィニアスとかファーブとか、ドゥーフェンシュマーツ博士のグッズとかが全然無い。私はそれが欲しい。誰か見つけたら送ってくれ。
マーベルがディズニーに入った事でマーベルヒーローともコラボしたアニメもあるので、見た事無い人には是非見てもらいたい
神からの投げ銭受け付けてます。主に私の治療費や本を買うお金、あと納豆を買うお金に変わります。