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ソウサクよ私は還ってきた(中編)〜創作原点
前回の続きです。
脈絡があるワケでもないんで、こちらを先にご覧になっても大丈夫です。
宜しければ前編も読んでみてください。
…濃いです(笑) 今回も然りです。
さて、前編が割とゲーム寄りの作品だったので、後編は「創作小説」に触れていきます。
とか思ったんですけどね、
…中編です(やりおった(笑))
書いてる内に過去が蘇る事多くて「そう言えば、そんな感じだったわ」と、文章活動再開ついでに、一周回って改めて見つめ直す事でもしようかと思ってます。
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これでも面白い人生歩んでると思ってるので、それっぽく言うなら「解体真書」でも「アルティマニアオメガ」でも「なんとかpedia」でも最早なんでも構わない。
身近に生きている人間のshow man人生として、是非楽しんで頂けたら幸いです。
自分の話するヒトはよく嫌われるっての分かってますが…、知ってもらわない事には始まりませんしね(笑)
一昨年に、ここで知り合った友人のひとり「おおらぎさん」が訊いてくださり、お話しした内容があります。
宜しければコチラも。
「僕の創作の原点や足跡」「過去にどんな作風のモノを作ったのか」を紹介する傍らで、読んだ皆さんに何かズシンなりグッなりと響くコトを…烏滸がましいですがお伝え出来たらいいな、なぁーんて冒頭にフラグを立てておきます(笑)
要らねぇよって方は飛ばしてください😢←
はじまりは"海外ドラマ"
シャーロック・ホームズ。
この名前を知らない人は恐らく居ない。
世界的に有名な名探偵です。
そのホームズが活躍する「シャーロック・ホームズの冒険」と言うドラマがNHKで放映されていて…初めて観たのが12〜14才…あたりかな、忘れちゃいましたけど(笑)
一発で惚れ込んでしまいました。
探偵と言えば名探偵コナンですが、まだ漫画すら始まってない時の話です。
すぐさま小説を読み…、そこからです。読書が好きになったのは。
シャーロック・ホームズは「推理小説ではなく"探偵小説"」なので、その辺も水があったのかもしれません。
そこから波状効果的にオーギュスト・デュパン、エルキュール・ポワロ、フィリップ・マーロウ、エラリー・クイーン、ジュール・メグレと海外小説ばっかりを四六時中読んでおり、逆に日本人作家は17.8才くらいまで興味すら無かった極端さでした(笑)
開幕早々に脱線(ぉぃ)
ホームズ作品は色々あります、色々な方が演じられてます…が、このグラナダTVのジェレミー・ブレット版ホームズは「伝説」と称される程の名作であります。
本を読んでなくても感じた、ワクワクする展開、個性的なキャラクター、魅力的な舞台(19世紀のロンドン)
小説を読んで知った後も「本から飛び出してきたような」と言う形容が正しく当てはまる怪演に、益々取り憑かれます。
僕は日本語吹き替えで視聴したのですが、ホームズの声を当てられた"露口茂"さんの声は、神経質そうな穏やかでオトナな声なのに子どものような無邪気さや癇癪などの感情が出たり引っ込んだりして…最高に素晴らしいです。
ワトスンの初期はドラマ「相棒」の閣下役で知られる長門裕之さんで、これもまた…あまりにニュートラルで視聴者との親和性が凄くてですね。…最高です(2回目)
どうやら定期的に再放送しているようですしYouTubeにも一部あるかもしれません。
騙されたと思って是非是非ご覧頂きたい。
(観たエピソードによっては意味不明過ぎてホントに騙される可能性あります(笑))
先に紹介したページに予備知識的な動画もあったので、その部分もリンクしておきます。
僕は子どもの時ずっと
「読解力がない」「文章に感情がない」と散々言われ続けていました。
だから国語も英語もカラッきし、読書感想文なんてのは酷いものでした(笑)
得意なのは歴史、理科と…超バカ野郎で。
それが何療法なのか、海外小説からホームズに至っては原文を読み、原文と言う意味で不思議の国のアリスにハマり…。
気付けば国語と英語の学力が飛躍的に上がった…なんてエピソードがあります。
好きこそモノの…ってヤツですね(笑)
読者から作者へ
初めて創作文章を書いたのはいつかと言うと、たぶん1995年では無いかと思われます。
14才の時です。
ジブリ作品「耳をすませば」を映画館で観た時に同時上映されていた「On Your Mark」と言う5.6分の作品に"子どもながら"感銘を受けたんですね。
セリフがない音楽映画なのですが。
これね「実際の映像をノーヒントで観るコト」を強くオススメします。
それは様々な解釈が出来るようになってるからです。
先に解説動画なんて見るとサムネだけでも影響してしまいます。
だから「興味があるなら純粋な視点で観て欲しい」んですよね、これだけは。
当時の僕は外国語をサラッと読めるワケじゃないから、観て考えて、自分なりに汲み取って、スゲェと思いました。
そしてメインの「耳をすませば」
アレはもう最高でした、バイブルです。
作中、主人公の月島雫が様々な"ステキな出会い"を経て、物語を書き始めるんです。
このキッカケになったバロン、と言う猫がおります。
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ここでシャーロックホームズと不思議な縁が生まれました。これは運命的でした。
こう言う風に繋がると「僕の人生の正規ルートはコッチだ」と思わされます。
こんなシーンがあります。
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俺くらいの奴たくさんいるよ。
あいつが言ったの。
あいつは自分の才能を確かめに行くの。
だったら私も試してみる。
決めた! わたし、物語を書く
書きたいものがあるの。
あいつがやるなら、わたしもやってみる。
百舌鳥少年「じゃあオレも書くわ」
キッカケなんてそんなモノです。
キャプテン翼やシュートを見てサッカー選手に憧れたり、あしたのジョーやはじめの一歩を読んでボクサーになった人、スラムダンクでバスケを始めた人が居るじゃ無いですか。
僕は耳をすませばを見て「モノ書き」を夢見た。モノを書く事とゲームを作りたい事がリンクしたのが、この頃くらいじゃないでしょうか。
なにを書こう、そうだ、探偵小説だ!
男女のバディモノで、それも殺人事件ばかりじゃなくて、モノ探しやヒト探し、時にキケンな出来事に巻き込まれたりする話にしよう。
そこからはもう
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自分、今でも影響受けやすい人間なんですけど、きっとこの辺からです。
毎日のように帰ったらすぐワープロを開き、夜中までひたすら書いてました。
そのせいかパソコンが普及し始めてもタイピングに困る事が一切無く、またオンラインチャットのお陰もあり「ワープロ検定1級」を取得するに至ったホドです。
これは自慢ですが、僕タイピング早いですよ(笑)←今は分からない。
そしてそのまま高校大学と進み、ゲームと小説とアニメと…好きな事ばっかり考えて、
バカみたいに読んで、ゲームやアニメをたくさんやって、思い付いたらすぐ書いてを…まぁ4.5年くらいですか、飽きずに毎日のように繰り返してたら、
こうなりました( ´Д`)y━・~~(笑)
モノ書きとしての道がこの時点で確立された…なんて言うと大袈裟ですかね。
でもそう言う気持ちはありました。
大学進学がもう、指定校蹴ってマルチメディア(1990年代後半)学びに行ってますから(笑)
この時、やはり耳をすませばで、今でもずっと覚えていて金言にしている言葉があります。
自分の信じる通りやってごらん。
でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。
何が起きても誰のせいにも出来ないからね。
僕は「人と違う生き方」がしたかった。
得たいが為に、いろんな事をしました。
回顧すると、これは本当にシンドかった。
だから、同世代の皆さんに在るモノが僕にはない。全然無い。
だけど、同世代の皆さんが今更手に入らないモノを僕は持っている…はずだ。
そして後編へ〜
後編で紹介する過去の小説のお話しは、主にこの学生時代から25.6才くらいまでに書いたモノになると思います(原文が残ってないので記憶の限り)
今、またシナリオなり小説を書こうとしておりますが、僕自身の持っている軸が「今持っている能力だけでやる」事に主眼を置いてます。
勉強しない、努力しない、
あの頃の感覚を思い出しながら、書く。
どこかで話したかもう忘れちゃいましたけど(最近モノ忘れヤバい💦)僕のクリエイター人生は2周目です。
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noteから始めHEARでの活動、作った作品も全部そうです。
新しい挑戦をしたり、周りの皆さんの作品から学ばせて頂いたり、リスペクトさせて頂いているのはもちろんいっぱいあります。
ただ、元々所持していたセンス、スキル、パフォーマンスをコンバートしてここまでやってきています。それはホントです。
だから勉強されている方、学び努力されている方には到底敵いません。
…が、それでも勝負したいんですね何故か(笑)
1周目のアノ時に成し遂げられず、自分を信じ切れず志半ばで諦めた自分自身への弔い合戦なのか、はたまた復讐なのか。
いずれにしても、1つ1つのコンテンツに、並々ならぬ情念が情熱となっているのは確かです。
これを以て、分かりやすくカタチになっている作品があります。
これもHEAR限定のフリーシナリオとしてあった内容で、自分なりのテイストでやらせて頂きました。
ここまで前編と中編を書いた後だと、これが、
「己の作風への、もはや妄執と狂信のような、執念に近いレベル」の作品だったな、と振り返ります。
初めて聞いて頂く方はそのまま、再び聞かれる方はその辺も加味して知ってもらえたら嬉しいものです。
では、中編はこの辺で。
宜しければイイネ、コメント、お願いします。
書く気力が漲ります✊(笑)
次も頑張ります〜。
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