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はつメモ#5:仮面ライダー

誰もが知る特撮ヒーローの代表格:仮面ライダー。

1971年から始まり今も尚コドモオトナ問わず多くのファンたちに愛される"イコン"のような彼らの存在は、どちらかと云えばオトナになってから知りました。

それは昭和ライダーは1980年放送のスーパー1でシリーズが終わっていて、奇しくもその時に生まれたからです。

自分が仮面ライダーを認知したのは
"仮面ライダーBLACK"でした。

1980年代生まれの感覚としては思い出トークで大きく分かれるポイントだと勝手に思っています。

・兄弟親族等の影響で昭和ライダーをガッツリ語れる人
・全くハマらなかった世代
そして、
・BLACKとRXだけやたら語れる世代(笑)

コドモの頃に印象深いのはウルトラマンシリーズと宇宙刑事等のメタルヒーローで、仮面ライダーはほとんど話題に出てこなかったんじゃないでしょうか。雑誌には載ってたかもしれませんが。
(メタルヒーローの話はまた今度お話しします)

そんなトコロで初出しのように現れた仮面ライダーの異形性や怪奇染みた演出は、コドモゴコロに強烈なものを与え鮮明に記憶に残っています。

シャドームーンという悪役ライダーがカッコ良かったですね。基本的に有機物体なシルエットな主人公に比べてメタル感がある無機物さが非常に良かった。
そして強過ぎる(笑)
更に主人公ライダーが3様にフォームチェンジする姿は、後述の平成ライダーで表現される多種多様な仮面ライダー像の基礎なのかもしれません。

RXが終わったらコドモには分からないライダーの展開こそあれ、また鳴りを潜め…そしていつの間にか平成ライダーが始まってました。

次に仮面ライダーと出逢ったのは、平成ライダーシリーズの2作目「仮面ライダーアギト」からでした。

たまたま近くの親水公園でロケをしている所に遭遇した、という天啓に近い邂逅でした。
…補足すると僕の住まいの近くは割とロケに使われる事が多くあって、特に"晴海客船ターミナル"と云う特撮モノの聖地のような場所はコドモの時に観に行ってました。

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画像は拝借させて頂いた"特捜エクシードラフト"。

恐らくその頃の記憶が蘇ったのでしょう。

それに合わせて当時の職場で、やはりたまたま仮面ライダー好きの7歳上の先輩と逢い、色々なお話しを聴いて自分の仮面ライダー熱が徐々に上がっていったワケです。

その時、教えて頂いた平成ライダーと共に昭和の仮面ライダーを一通り観ました。
BLACK世代の僕からすれば眼からウロコで、アクションもスタントもワイルドで、クリエイターの端くれから見ても、熱を帯びたドラマでした。

そこに拍車を掛けるように出逢ったのが「仮面ライダーSPRITS」と云うマンガ。

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昔の仮面ライダーは当然何10年前のモノなのでなかなか映像も古く見づらい部分あったので、これを読むと昭和ライダーを知らない僕でも"スゴい!" "カッコいい!"と思わせてくれます。

マンガの内容は各々ライダーのシナリオの後の事なんですが、実際のシリーズもエピソードとして触れるので初見でも楽しめます。

ハマってからのめり込むのは早く、当時リアルタイムで流れていた平成ライダーを観るようになりました。

その頃です。

「仮面ライダーを作った男たち」と云うマンガとの出逢いもまた運命染みたモノでした。

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言わば、仮面ライダー版プロジェクトXみたいなもので放映前の状態から、そして放映中のスタントの方たちの話と云う感動秘話。

胸が熱くなるコト必至です。

戦後のコドモ時代を駆けオトナになった男たちが追い掛ける"ガキ共の為の千年王国"への夢、そして立ちはだかる現実。

夢とは、エンターテイメントとは、ヒーローとは…。

これは"かつてコドモだったオトナたち"に是非読んで貰いたい1冊であります。

そして2020年の今、元号が変わり令和ライダーの時代が始まりました。

さすがにもうほとんど観る事も出来なくなった自分に再び仮面ライダー熱を呼び覚ましたのは、

息子の存在です。

次のライダーはセイバーと云う「剣と本の世界観」なのだそうで、これは見よう! と意気込んでいた矢先に近所の玩具コーナーで見てしまいました。

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や、安い!!

そうなんです。自分、玩具が好きです。
それが影響してか、オモチャドクターの資格を取得しています。
その話しも機会があれば…。

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即決(笑)
もちろん奥さんにかなりイヤな顔はされましたが僕の想いを伝えたら納得してくれました。

仮面ライダーを作った男たちを読んだ時はまだ独身で奥さんとも出逢っていない時でしたが、

「将来の夢は仮面ライダー!」

と本気で言ってくれるような子に育てたいという夢を持っています。

オトナになっても言ってしまうのは"イタイ子"だと思われるんじゃないか。そうじゃない。

その仮面ライダーとは…

「弱きを助け強気を挫き、心優しく、ヒトの痛み苦しみが分かって、正義に殉ずる逞しい人間」

ホントの仮面ライダーになるのではありません。
オトナになるに連れて表面的なモノではなく仮面ライダーとしてのココロが大切で、パパもパパの友だちもまた仮面ライダーなんだよと。

それでホントにホントの仮面ライダー…すなわち俳優さん、スーツアクターさん、または撮影スタッフさん…と云う方面に興味を持ってもいい。
(夫婦共通の知り合いにスーツアクターさんが居るので、夢は広がります)

令和の仮面ライダーがどうかは今後確かめるトコロではありますが、息子には自分の親がしてくれなかった事がしたいです。

単におカネとモノとしてじゃなく、

作品として、価値観として、

好き、楽しいと云う想いが大事。そしてオモチャの魅力を伝えて行きたいです。

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まだ息子はお喋り等は出来ていませんけど、いつの日かパパ…つまり僕が怪人となって闘う日が来るのでしょう。
今からとても楽しみです。

※編集後記:書いて編集してみて「仮面ライダー」一括りにするには惜しいボリュームだったので、別で新たに仮面ライダーネタを起こす予定です。

もし仮面ライダーのこの辺を! とご要望あればコメントください。
最優先で書きます(笑)



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百舌鳥(もず)
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