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はつメモ#4:レーサーミニ四駆

昭和後期生まれの男子として、この流行りモノを紹介しないワケにはいきません。

お久しぶりの「はつメモ」(略:発掘されたメモリー)で今回思いを馳せるのは1980年代90年代を象徴するオモチャのひとつを。

写真はいつぞやにアクアシティお台場で撮りました。

今も発売されているモノなので名前すら知らない方は居ないと信じたい(笑)

さ、熱く語っていきましょう!

ミニ四駆の歴史は古く1982年頃からなのだそうですが僕の知ったのは1986年のレーサーミニ四駆から。

ミニ四駆と云うのは乾電池でモーターを回して走る、ラジコンのミニチュア版…と云ったモノです。
そう、出始め当初はミニ四駆よりも前に登場したラジコンの方が盛り上がっていました。
これもまた大きな賑わいでRCカーと呼ばれるラジコンでレースをするテレビ番組があった程です。

近所にもラジコン用のサーキットがあって、やってみたい、遊びたいと云う興味はあれど百舌鳥少年は手が出せなかった。

その理由として、コドモたちにとってラジコンは高価で組み立ても複雑、更にメンテナンスも必要とあってなかなか扱いには難しい代物でした。
中には組み立て不要なモノもたくさん出回っていて、買ってくれはしましたがやはり「RCカーグランプリで観たオフロードやオンロードのマシン」とは似ても似つかない。
買ってくれた親には申し訳ないけど、本当に流行だから触れてみた程度で終わりました。

理由ふたつめ、ラジコンはお兄さんと云う名の"おっきいコドモたちの巣窟"もしくは"牙城"で上の兄弟かお父さんがそう云うのを好きでない限り、コドモだけで入り込む事が困難だった(超怖かった)…と云うのもあります。

そんな折に誕生したのがミニ四駆でした。
操作は出来ないが安価で組み立て安く仕組みも分かりやすい、そして持ち運びも便利。

まずは既存のラジコン機種がミニ四駆化するカタチで展開し、そこからある漫画作品を皮切りに大ブームとなります。

「ダッシュ四駆郎」です。

ミニ四レースとして、様々な形状のコース、時にはレーンの無い公道もホッケーのようなステッキで巧みに操り、マシンを駆る。
この時からミニ四駆に取り付ける多様性に富んだパーツが数多く生まれ「チューンナップやカスタマイズして速く走らせる」事にハマるコドモたちが急増しました。

ここで云う"速く"と云うのは速度の事だけを指しているワケではなく"ラップタイムを短縮する"カーレース的な速さでを追い求め始めます。

タイヤの経を大きくまたは小さくする
ローラーの素材、位置、モーターやギア比。
そして車体のウエイトマネジメントや車幅の調整。

ラジコンとは違う、ミニ四駆が市民権を獲得したのはこのチューンナップパーツのお陰だと思っています。

僕の愛機で1番のお気に入りは「アバンテJr」でした。

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これでミニ四レーサーの祭典であるジャパンカップにも出場したくらいです(地区予選は通過して都大会1個前のブロック予選(?)までは行った記憶があります)

ダッシュ四駆郎シリーズもいくつかは持っていましたね。弟は主人公機で自分は「ダッシュ3号シューティングスター」でした。
コーナリング系のマシンで、スタビライザー代わりにマチ針をセンターローラーに取り付けるエピソードは今でも覚えています。

この、ミニ四駆の一大ムーブメントもいつしか衰えが見え始めます。
タミヤ製でない模倣品のようなミニ四駆も出てきました。

時を経て平成になり、ミニ四駆は再びブームとなりました。

「爆走兄弟Let's & Go」の登場です。

「フルカウルミニ四駆」の登場。
これまではタイヤがボディから出ている、言わばF1のような構造が多くありましたが、タイヤをボディで覆う(カウルが着いた)モノが現れます。

前に走れば風は自分に向かって吹きます。空気抵抗と云うものです。この抵抗を和らげる為にカウルが存在し、抵抗を巧く受け流す事で高速走行下でのグリップやコーナリング性能を獲得します。
フルカウルミニ四駆は抵抗を和らげると同時に空気の流れで車体を路面に押し付け、走行の安定性を図る「ダウンフォース」を獲得しました。

こんな小さな機体で如何程のダウンフォースを発生させ、どれ程の空力を得るのかと…オトナなら気付くでしょう(笑)

しかし僕らは、

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トライダガーXスゲェ!!(呆)

当時の僕は中学生くらいだったでしょうか。
この頃になるとアニメは観ても、もう他の事に興味が移ってしまっていて、この一機を買うだけに至りました。

ここまでが、僕の知るミニ四駆です。

自分はダッシュ四駆郎世代だったので、やはりその頃のマシンの方が思い入れもあり持っていたし改造もしていましたね。

図工室で電ノコを使ってシャーシな肉抜き(軽量化)を試みたら、誤って切断してしまったり。

色を付けようと思ったけど塗料が無くてマーカーで塗ったら日が経つとメチャメチャくすんでヒトに見せられない色になったり(特に金色)

路上で走らせてたらタイヤのシャフト部分に髪の毛が絡まりまくって萎えたり。
同じく"水上エリアだ!"と息巻いて走らせたら壊れて二度と走らなくなったり。

ホッケーを親父に作ってもらって弟と白熱してレースしてたら、誤って弟のマシンに強打させて粉砕し、ぶん殴られたり。

やらかしばっかりですね(笑)

マシンとしてもたくさん思いを馳せられます。
ミニ四駆は基本車体の後ろにモーターがあってその動力をギアを通じて4輪または2輪に伝えるのですが、モーターが前に着いたフロントモーター型のマシンは見た目的にもカッコ良く感じました。


世代的には先に挙げたダッシュ四駆郎だけでなく色々なミニ四駆マンガがあって、その中にある「ライジングバード」は当初応募する事で手に入るマシンだった気がします、もちろん持ってます(笑)何故かシャーシとスパイクタイヤが赤いと云う特別感が何とも言えないモノでした。
(この漫画で登場したのがアバンテでした)

ここで撮った写真をお見せしましょう。

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たくさんあったのですが、紹介したい機体が入るようなアングルにしてます。

僕のマイマシン遍歴は、

ファイヤードラゴン→エンペラー→アバンテとシューティングスター→バンキッシュ→グレードエンペラー→→トライダガーX…だったかな、うろ覚えです。

…珍しくかなりの長文で書かせて頂きました。

(結局これで1ヶ月くらい掛かってる)

僕がnoteでご紹介しているメインコンセプト、

"かつてコドモだったオトナたちへ"でやりたいのはこう云う事の集合体だと思ってください。

令和の、2020年になって今更ミニ四駆を熱く語るヤツも少ないと思いますからご覧頂いた皆さん、是非一緒に古き良き思い出に浸って頂ければ幸いです。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。





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百舌鳥(もず)
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