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はつメモ♯1:SDガンダム/BB戦士

過去の持ち物や写真から1980〜90年代当時の事を振り返って書いた「発掘されたメモリー」という記事。

全4回の載せたところ、思ったよりも多くの方に読んで頂けていて本当にありがとうございます。

今後は「はつメモ」とカテゴリー化して、
懐かしさや当時の思い出を展開、連載していこうと思います。

※この連載はいつもの3倍の熱量で話しています(笑)
 とっっても長い内容となってしまうのですが…、
 是非ともお付き合いくださいませ。

宜しければ以下はバックナンバーです。

メモリー1:MOディスク
メモリー2:ワンダースワン
メモリー3:シングルCD
          (爆れつハンター、リヴァイアス、∀ガンダム)
メモリー4:シングルCDその2
          (ウテナ、0083、アウトロースター)

さて、はつメモ記念すべき第1回目は!

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写真の右側。

「SDガンダム / BB戦士」です!

少年期、僕の中でガンダムといえばコッチでした。
アニメはちょっと見たくらいでほとんど知らずだったので"プラモデルから始まった"訳なのです。

自分にとってSDガンダムやBB戦士は最高のオモチャであり青春で"バカみたいにのめり込んだモノ"と書いても決して大袈裟ではない。

ですのでこの本を見つけた時はもう縁を超えて、宿命。
「僕に買えと主張している」→ためらいなく即買い。

隣のシャアは演説を覚えたくて一緒に買いました(笑)

SDガンダムのSDは「スーパーディフォルメ」の略で、上の写真のように大体2〜3頭身くらいになったガンダムたちの事を指し、BBというのは当時"BB弾"を使ったギミックがあった事に由来します。
(Wikipediaより)

リアルなガンダムに比べてサイズも"ずんぐりむっくり"
頭と胴体が大きく手足が小さいというカタチ。
また特筆すべき大きな違いはひとつひとつのパーツが大きく、組み立てやすく、未塗装でもシールを貼れば十分に完成度が高いという所でしょうか。

1/100などのスケールのものはコドモにはややハードルが高いものに感じられました。
比較的高価でパーツが小さく折れやすく、未塗装なものも多い(個人の感想です)
更にデカール…言わば"めちゃめちゃデリケートなシール"を貼るなんて到底難しい(笑)
(親友は小学2,3年生でνガンダム作ってたけども)

そんな所から当時の小学生たちに大人気になったのだと僕は思っています。
価格は当初300円(+税)ミニ四駆より安い。
そこから物によって500円だったり800円1000円と、モノの大きさやスペシャルな要素等によって価格帯は広がっていきました。

恐らく爆発的なヒットを飛ばしたのは以下の2つのシリーズでしょう。

武者頑太無シリーズと騎士ガンダムシリーズです。

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ガンダムの機体をそれぞれの世界観でコンバートさせたこのシリーズはブームの立役者ではないでしょうか。

僕は特にコレが大好きで、主要なマシンは
ほぼ全部集めたかもしれない(笑)

コレクター魂があったのではなく、説明書と一緒に書いてある"マンガ見たさ"でした。
一時はプラモデル屋さんでマンガだけ見てたり出来たんですが何せコドモです。

隠れて読んでるつもりがオトナからすれば"あからさま"
…ついに箱をテープで止められてしまいました(笑)

マンガは武者ガンダムシリーズがとても面白かったですね。
戦国の設定なので味方の一番は"大将軍"でした。
それらと敵役の"闇皇帝"というシスの方みたいな風体の組織との闘いがストーリーです。
その中で武者ガンダムが2期になり先代から受け継いで大将軍になる時は胸アツ。その名も"三代目大将軍"

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気持ち的にナルトが火影になるみたいなアツさに近い。
「えっ!2代目じゃないの!?」から2期主人公が謎のタイムスリップで過去へ飛び、初代が誕生する前の頃のストーリーが展開するという……。

ビックリマンの天使が神帝になったのと同じなんですけど見事なストーリーテリングだったと思います。

この頃から「他のプラモデルの中にストーリー上キーになるアイテムが入ってる」事が良くありました。
例えば、大将軍のメイン武器が敵役(元々味方だが洗脳せれて敵になった)キャラに入っていたり。

買うしかない訳です。

今思えば何ともあざといやり口ですが…、まんまと乗っかったチビッコがどれだけ居た事か。
…ハマったではなく"のめり込んだ"と書いた理由がコレです。

そしてマンガと共にシリーズの人気のひとつだったのが、
「カードダス」です。
1回20円。ドアノブのようなハンドルを回すと1枚出てきます。これはコレクター魂に火が付いたと思います。

特に騎士ガンダムシリーズの「ラクロアの勇者」「伝説の巨人」「アルガス騎士団」は今でも大体の話しの流れが思い出せるくらい。
(僕は法術士ニューが好きでした)

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騎士ガンダムは武者ガンダムとはやり口が違い、ゲームが人気を博していました。
こちらはと言うと騎士ガンダムサーガが終わった後に、全く別世界でアーサー王を題材にした「円卓の騎士」のゲームがなかなか骨太でした。

武者ガンダム同様やはり既存キャラがパワーアップしてスゴくカッコ良くなる…というのに負けて、やっぱり揃えたりしちゃうんですよね(笑)

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これが…

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こうなるんです(HPも倍(笑))
円卓の騎士はキャラが多すぎて全部はプラモデルにならなかったと思います。

細かく語ればキリが無いSDガンダム。
まだまだ話せるのですが、お時間がいっぱい(笑)

さて、そんなSDガンダムは今でもある(?)ようで。
リメイクされておりました。

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シュッとしてる!(笑)

またSDガンダム由来のものを逆輸入でリアルモデル化というのもあって、コッチは今普通に欲しいです。

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武者ガンダムのリアルタイプを出さなかったのは、
ベースとなったものが恐らくリアルからだったと思っているからです。

この頃に、こんなにものめり込んでいたのは、他にも理由がありました。

キットをただ買って組み立てるのではなく、
それぞれのパーツを組み合わせるのが面白かったから。

そのキッカケになったのが、
「プラモ狂四郎」であり「超戦士ガンダム野郎」の存在でした。

自分の作った機体をシミュレーターに掛けると、
自分で操作(操縦)出来、闘える。

今は似たような事が出来るそうですが、
あのマンガのようではない気がします。

2つのマンガについてはまた今度。

ここまで長い文章をお読み頂きありがとうございます。

コンセプトとなっている
「かつてオトナだったコドモたちへ」で最も書きたかったもので、やっと公開出来ました。

次も是非宜しくお願い致します。

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百舌鳥(もず)
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